近年の高校入試についての一考察

偉そうなタイトルですが、簡単にいうと、、、

2023年・北海道高校入試のお話(令和5年度入学)

って話を書くだけですm(_ _)m
ただ、ここ数年に渡るお話をしつつ、、、今年から始まった「自己推薦」の話を入れつつ、、、と今年の話だけでないので、大仰なタイトルにしてみましたm(_ _)m

ランクの真ん中はGランクではなくなってます。

ここ数年「ランク」が上がっています。
道コンの資料を見ると(道コンのセミナーで配布されたもの・掲載していいかわからないので載せれませんm(_ _)m)、Aランク・Bランクの人数は30%を越え、Fランク以下で30%を越えます。
→A〜Eランクで60%以上居るので、、、おそらく「人数的な真ん中」はD〜Eランク辺りになる(?)と思われます。

私立高校が近年「Fランク以上」というボーダーラインを提示している(高校によってはEランク・Dランク)理由がなんとなくわかる数字です。

公立校・上位校が「ランクよりも当日の点数」が合否を大きく分ける理由とだろうと思います。また、中位校も必要なランクが上がっている高校あります。
下位校はランク関係なく合格できるところ(倍率1.0倍以下・定員割れ)も増えてきています。

楽な受験をしたい・という生徒が増えている

上の記事にも書いたのですが、、、


大学受験でも、高校受験でも、「ちょっと楽に入れる良さそうな(人気がある)ところ」に集中しています。

(それはもしかすると、「難関校へ入ること」「しっかり努力して勉強すること」を馬鹿にしているような風潮(参考:テレビはいつまで「勉強のできる優等生」をバカにし続けるのか)が関係しているのかもしれません)

「楽に入りたい」という傾向はココ数年、北海道高校入試で顕著になっています。「楽して入れる」ところを狙う生徒たちが増えているのですが、一方で「難関校・名門校」を受ける人数(倍率)は大きく変化していません。

大学・高校の全入時代は既に来ているけれど、絶対に「来ない」理由

5年くらい前に書いた記事なんですが、この傾向は変わらず「楽な受験をしたい」と考える層はさらに増えているように感じます。

「楽」というとマイナスな感じがしますが、、、
「自分の実力に合わせた受験校を探して・無理をしない」わけです。とても「自己判断に優れている」と思います。
そういう意味で「今の生徒はいい受験の仕方をしているなー」と思っています。

ただ「自己評価が低い」ようにも見えるわけで、、、もう少しやると十分合格できるとしても今入れないから挑戦せず、入れるところから選ぶという選び方をしているように感じるわけです。
よくない意味で「楽」をしているように見えるのはこーゆー「入れるところに行ければいいや」という考え方が見え隠れするから、、、なんでしょうね。

で、中位校の人気が高くなってる。

上位を受験できるかもしれないけれど、絶対に受かるわけじゃない、という受験生が「一個落として確実な受験をしよう」と中位校を受験するわけです。そして「ランク」は全体的に上がっていますので「ランクで行けば十分合格できる」と今まで下位を受験していた層が中位校を受験していて、、、。

結果、中位校の人気が高くなっているような気がしています。
札幌市内だと「藻岩・旭丘」「新川・国際情報」という辺りがここ数年人気が高い状態が続いているように思います。

国際情報高校がヤバい

ここ数年、国際情報高校の人気が高くなっています
特に理数工学科(工業系)・グローバルビジネス科(商業系)まで人気が出てきたのがこの2年ほどの傾向です。

入試倍率


学校名
2021年
最終
2022年
最終
2023年
最終
2023年
変更後
2023年
当初
札幌国際情報
普通
1.591.541.641.801.93
札幌国際情報
国際文化
1.301.832.001.761.64
札幌国際情報
理数工学
1.341.801.541.401.33
札幌国際情報
グローバルビジネス
0.991.432.021.581.59
2021年・2022年・2023年入試倍率より

倍率、どの学科も上昇しています(理数工学だけ2022年が最も高くなっていますが)。
2023年、推薦が「自己推薦」に変わった影響で国際情報高校は「全ての学科で推薦受験者が推薦枠を越える人数」でした。その結果、特にグローバルビジネス科が大きな影響を受けました(後述)。

→ 推薦募集人数(推薦枠)は、商業・工業など職業科は「定員全体の50%までOK」というルールがあります。その為、グローバルビジネス科は「120名定員・60名推薦・60名一般」となるため「当初倍率1.59倍→最終倍率2.02倍」というよくわからない倍率の上がり方をしています(同様なことが国際文化科でも起きていますし、他の高校数校でも起きています)。

元々、国際情報高校の人気は高く、その中で「理数工学」と「グローバルビジネス」は人気が無い(倍率が低い)状況が続いていました(〜2021年くらいまで)。理数工学とグローバルビジネスの倍率が「片方が1.2倍・もう一方が1.0倍」というのを交互に繰り返すような、、、そんな感じだったのですが、2022年・2023年と「どちらも1.4倍以上」になっていて、、、これが継続されそうな気がしています。

ボーダーライン表

学校名2021年(←300点満点)2022年2023年
札幌国際情報
普通
A205,B223,C226,D228
(A342,B370,C377)
A373,B388,C391,D395A351,B370,C373,D377
札幌国際情報
国際文化
A188,B208,C210,D212
(A313,B347,C350)
A355,B385,C390,D395A337,B369,C373,D376
札幌国際情報
理数工学
C155,D175,E205,F218
(C258,D292,E342)
C305,D337,E369,F373C275,D307,E355,F359
札幌国際情報
グローバルビジネス
B118,C138,D168,E198
(B197,C230,D280)
B287,C319,D322,E326B287,C319,D322,E326
ボーダーライン予想より 2021年カッコ内は500点満点へ換算してます。

倍率が上がっても、他の高校ですとそこまでボーダーラインに影響が出ないことが多いのですが、国際情報高校は「学科ごとの合格人数が少ない(最大でグローバルビジネスの120名)」ので、倍率がボーダーラインに直結しやすい+倍率の上がり方が非常に激しいことで、大きく影響を受けています

2021年〜2023年を比較すると、普通科は20点〜30点程度、国際文化は30点〜40点程度、理数工学は10点〜20点程度、グローバルビジネスは40点〜100点程度(!?)、必要点数が上がっているようです。

グローバルビジネス科は2021年の「定員割れ(=全員合格)」の状況からの変化ですので、ホントに100点も必要になったのか、、、というのは難しい判断ですが、、、2年前は「出せば受かるかもしれない」だった学科が「受験者の半分が落ちる」になっているのはかなりとんでもない事が起きているわけです。

個人的な意見としては、国際情報の受験はあまりオススメしないです。
理由は「推薦後の動向によって、倍率が大きく上がる可能性が高い」こと+「学校全体の人気(吹奏楽部・野球部・修学旅行がハワイ)が下がる気配は無い」こと+「進学を考えると職業科からは難しい」ことなどなど、、、。国際情報高校じゃなきゃ嫌だ!という受験生が多いので「じゃ、定期テストで400点を取れるように」とか「ランクはAかB、最悪でもCね」という話をするよーにしています。
現実的にそのくらいの実力が必要な状況になってるんですよね、、、理数工学やグローバルビジネスも。

推薦受験がヤバい

2023年(令和5年度)受験から推薦が自己推薦に変わりました。

今までは「学校推薦」=学校内でOKがでる(校長先生まで含め会議してOKでる)じゃないと受験できませんでしたが、「自己推薦」=自分が推薦で受験したいから出す、に変わった為、推薦の受験者が非常に増えました。

例えば、、、
国際情報普通科、推薦だけの倍率を出すと「3.58倍(推薦枠24名に86名出願)」
札幌旭丘普通科、推薦だけ倍率「2.94倍(推薦枠48名に141名出願)」
という3倍以上・3倍近い倍率から、札幌新川普通科「2.05倍」から札幌北陵「1.06倍」といったように、2倍・1倍以上が大半を占めました

結果、某塾の先生がブログで書いていたように出願変更後に「再出願する生徒が大量に増える」という現象(=第二の出願変更)が起きたわけです。

もしかすると、、、上位〜中位校を狙うなら「推薦がある高校は推薦で受験しないと不利」という考え方が出てくるかもしれません。
推薦で落ちたとしても一般受験の出願が決定した後に「出願変更」ができる
全ての動向を見極めての出願する方法としての「推薦でも受験しておく」という方法を取る人が出てくる、、、かもしれません(笑)。

まとまらない・まとめ

今回のお話、4月9日に開催予定の保護者向けお話会につかうデータを使って書いてます。
もう少し詳しい話をさせて貰う予定(+使ったデータはお渡しします)です。

推薦者の動向・出願変更の動向、推薦の合格率・充足率、、、推薦が倍率にどのくらい影響を出していたのか、、、色々数字を準備してお話する予定でいます。

が、根本的に大事なことは変わらないです。
「必要な成績を取る+当日必要な点数が取れる学力を身につける」=「学習点と学力点、両方上げる」だけです。
そこを忘れないでおきたいなー、、、とデータ整理しつつ、思っていますm(_ _)m

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この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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