道立高校二次募集のお話。

書かなきゃなー、と思いつつ、、もう3月が終わりますので、サクッと書いておきたいと思います。

二次募集のことについて書こうと思っていたら | ここにいるよ

↑のような記事を見て焦ったわけです(笑)。

たかとりーな先生がほぼ言いたいこと書いてくれているのですが、、、。

二次募集と倍率

単純に「最終倍率が1.0倍を切る」と二次募集になります。出願者が定員に満たないので「満杯になるまで募集」というのが公立高校の基本です(ので、三次募集もあるんです:経験アリ)。

ところが、今回、見た目上の1.0倍(ホントは0.96倍・四捨五入1.0倍)ではなく、ホントにピッタリ1.0倍だった「稲雲高校」で二次募集がありました。
稲雲高校、人気があまりない状態なのか、ここ数年は1.1〜1.2倍だったのが、2024年度入試では「当初倍率0.90倍・変更後0.98倍・最終1.00倍」と低く推移しました。
→ ピッタリ1.0倍ということは「受験した人は基本的に全員合格」というルール(道立高校は公立なんで、受験者数が定員数よりも少ないなら全員受け入れる、という方針)です。

他の二次募集がある高校は、「元々倍率が1.0倍以下」で、定員割れの高校です。
(だとしてもおかしいところも多いですが、今回ここではお話しないですm(_ _)m:お話会でお話予定)

ところが

ところが、今回、稲雲高校は22名の二次募集がありました。
これは(おそらく、ですが)「22名落ちた」のではなく、22名が「入学辞退をした」と考えられます。
ホントにそうなのかは、、、わからないです。もしかすると「よっぽどの理由」で何名か不合格になっている可能性は、、、無いとは言えないですが、、、ホントによっぽどじゃないと、定員割れでの不合格は難しいので、、。たぶん「入学辞退」だろうと思います。

何がどーなって、、、、というのが今回のお話のメインです。

何がどーなった?

1つ目の大きなことは

「北海道科学大学高校の移転」でしょう(たかとりーな先生が指摘してるので、書くのもおこがましいですが)。「特待生合格」していて「稲雲も合格した」ら、、、人によっては「科学大高校」に行きますよね。

もうちょっと、掘り下げると、、、
例えば西陵高校は、2022年度1.08倍・2023年度0.96倍・2024年度0.86倍、と倍率が1.1〜0.9倍へと下がっていて、、、。
私立高校を第一希望に、公立高校を滑り止めにしてる受験生が増えて来ています。西陵高校であれば「落ちないだろうから」受験するけど、私立のほうが「大学・専門に進学しやすい」という流れがあるようです。
北海道科学大学高校→北海道科学大学への進学は、通常の受験よりもかなり楽になる(内部進学だから)わけで。
そうすると「西陵高校から北海道科学大学」よりも「北海道科学大学高校から北海道科学大学」を選ぶのは必然かなー、と思うわけです。

結果、公立高校の「枠」が空いて、二次募集が起きる、、、わけです。

2つ目に

とはいえ、西陵高校 対 北海道科学大学高校、ならわかるんです。西陵高校はあまり大学進学をしない高校なので。
稲雲高校が、今年「22名の二次募集」になった理由にはならない気がするわけです。
(この22名が全員が、学力的に下の方だったとすれば、進学のお話だけだろうなー、と思います)

そうなると、、、「学校の状況」でしょうか?
ここ3年くらい、色々なご家庭から「稲雲はよくない」というお話を聞きました。
実際に通っているお家もあり、、、ある程度信憑性があるお話として受け止めていました。

個人的には稲雲って「進学の実績を作ってる高校」なんで、入って頑張れば「大学にいける可能性がある」と思うわけです。
昨年度は45名国公立大学合格(浪人2名含む)していて、定員280名ですので、上位15%に入れば国公立
道内私立大学には433名合格(のべ人数)していますので、おそらく上位50%に入れば道内私立大学には入れる、、、ような高校です。

それだけ実績あるし、入るのはそこまで難易度が高くない、、、ので「お買い得」だなー、と思っていたのですが、、、ご家庭から(地域から)「稲雲はねー」と言われていて。
、、、ホントによくわかんところではあるのですが、イマイチ「人気がない」のです。

ボヤっとしたお話ですが「稲雲行くなら、私立行く」という人達もいたんじゃないかな、と思う、、、というお話で。
(細かいお話・ここに書けないお話は、4/13の「高校入試のお話」のお話会で!!)

3つ目、、、?

「通いやすさ」は大きなポイントだと常々考えていますが、、、。
稲雲、あの坂を登るのがイヤ、、、という話はよく聞きますし、私は絶対イヤです(笑)。
で、あれば「学校の目の前にバスが着く高校」に行きたいかなー、と。
、、、大した理由じゃないかもしれませんが、人によっては(持病がある等)大きな理由になりえるわけで。
もっと言えば「この3つが少しずつブレンドされた理由」って可能性も高くて。

何にせよ、交通の便が良いところは「人気が高い」ように思います。

そんなわけで

稲雲高校のレベル(国公立現役43名合格)でも定員割れ・二次募集がある、という時代になりました。
昨年度のお話をすれば、当初倍率で手稲高校が0.95倍と定員割れしました。
ちょっとでも「面倒だな」となると、、、中堅校と呼ばれる高校でも定員割れする時代なんだな、と思います。

昨年手稲・今年稲雲、、、来年どこでしょうか?石狩南???いや、札幌市内でしょうかね。
何にせよ、今までとは違う動静が見られる気がしています。

少しだけ、、、気にしておきたいなー、と思っています。

まとまらず、終わり。

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この記事を書いた人
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