覚える≠学習=話せる、というお話。

ここのところ、色々書きたいネタが増えているのですが、書いている体力がない(暇はそれなりにある)状況でm(_ _)m。
今回は、学習の方法、、、「覚える」ことが勉強・学習になってません?というお話です。

覚えることは学習ではない

例えば、たし算。
たし算の方法を覚えることが大事ではなく、、、計算できる・計算することがこの先の主たる部分であって、「たし算の方法」はその為に必要な道具の一つでしかないわけです。

例えば、卑弥呼。
卑弥呼が何をしたのか・どうやって国をまとめていたのかが大事で、、、「卑弥呼」という文字を覚えることは、、、当たり前であって「卑弥呼を覚える(=漢字の名前を覚える)」ではないわけです。

どうやら、大半の生徒たちにとって「覚える」は「その言葉を知っている=内容は知らないけど、読み方は知ってる・漢字は書ける」という意味で使っているようで、、、。

で、覚える=学習、とは言えないわけです。
覚えることは「学習に必要なことを知っている」という「スタートライン」でしかないわけです。

学習=話せること

勉強する・学習する、の本質的な意味は「その内容を話せる・説明できる」ようになること、だと思っているわけです。それは近年の入試(大学入試・高校入試)の問題を見ても明らかなように、「説明させる問題」の出題があって、、、「何がどうなって、どうしたのか」を書く力・理解しておくこと、が必要です。(あ、もちろん、入試に必要だからというわけではなく、その力を入試判定に使うようになった、というお話をしてるだけです)

で、よく言う「誰かに教えると、理解が深まる」だとか「友達と話ししながらだと覚えやすい」だとかにつながるんだろうと思います。
ただ言葉を覚えるのではなく「意味」だとか「理由」だとか、、、その言葉を作り上げる「物語」のようなものを繋げて覚えておく必要がある、、、と思っています。

例:decreaseを覚える。


*de・crease /
━自[SV]〈大きさ・数などが〉〔…から/…に/…において/…だけ〕減る, 減少する, 低下する〔from/to/in/by〕 《◆fall や drop より堅い語》 (⇔increase)

ジーニアス英和辞典より

この単語、意味は「減る」です。で、覚えるとき「減る・decrease(dìːkríːs ディクリース)」と「意味・綴り・発音」を覚える、、、だけだと、ちょっとモッタイナイんですよね。

「de」は接頭辞(頭について意味があるもの、くらいで大丈夫だと思います)で、「否定」の意味(マイナスのイメージでもいい)がある、、、ということも覚えておくと、別の単語の意味のときに楽ですよね。demeritとかが分かり易いですね、meritの否定になってる、という対比的に覚えやすくなるわけですね。

decreaseの場合、反対語はincreaseでcreaseでは無い、、、くらいまで覚えておくと言葉としても面白いですよね。特に「de-」の形の言葉は「否定」になってるやつがいることを知ってるだけで、他の単語を覚えるきっかけになって、、、

、、、というようなことをしてほしいわけです(中学生にも、高校生にも)。

必要なもの、そろってます?

こーゆー学習のためには必要な道具(今回の場合には英和辞典は絶対に必要)があるわけです。
それを使いこなす練習も必要です。
その上で初めて「学習する」に到達できる、、、というと言い過ぎですね(笑)

「学習する」ことを勘違いしてるなー、と思うこと多いです。
それは「学習に必要な道具が無い」とか「道具はあるけど使わない(使えない)」とか、、、。
極端なことを言えば「鉛筆で字を書いたことが無いけど、漢字の学習をしている」みたいな状態だったりします。

突き詰めていくと「レディネス」のお話になるんですが、そのお話はまた次の機会にでもm(_ _)m。

まとまらないまとめ

覚える≠「学習」=話ができること・説明できること、だと思うのです。

ただ言葉を一問一答的に覚えるだけでも、点数は上がります。
でも、それは一時的なもので、、、大半を忘れてしまったりするわけです。

で、あれば一問一答をただ覚えるのではなく「時系列に並べて覚える(歴史)」とか「起きた事件の内容でまとめる」とか、、、自分の中に残りやすい方法を考えてみたりするのが「学習」かなーと。

そうやって「自分なりにまとめる」ことをしている人は入試問題の「〜を説明しなさい」が楽に解けるようになると思っていて、、、だから、そーゆーことできるよーなお話をしてますが、、、なかなか、、、難しいです。

覚えるだけ、から「意味を付けて」「説明できるように」覚えると、、、点数だけじゃなく色々変わっていく、、、と思ってます。

おわり。

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学習方法、生徒さんごとに少しずつ合わせていく必要あって、、、その細かい調整は「学校」の先生にお願いするといいと思いますが、、、なかなか難しいかもしれないです。
で、「塾・家庭教師」にお願いするのが早いのかなー、、、と思ったりしてます。

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この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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