毎年、配置計画でお話を書いております。
配置計画ではこの先3年くらいの「統合・廃校・学科転換」などの情報が出てますが、毎回次の受験に関する話を中心に取り上げています。
ということで、今回は、2022年度受験に関係しそうな事のお話です。
ネタ元 北海道公立高校配置計画(令和4年度〜):北海道教育委員会ホームページより
2022年度受験に関して・石狩地区
じわりと中学卒業者が多くなる時期に入るようで、、、。
月寒・北陵・手稲・丘珠高校が1クラスずつ増えます。
増えるんですが、もともと人気があるところが多いので「定員が増えた分だけ志望者が増えるだけ」で、倍率も難易度も変わらない気がしてます。
現時点では「昨年度定員割れの高校」が来年度の募集人数どうするか、決まっていないわけで、、、いくつかの高校が「募集定員減る可能性」もまだ残っています(例年減らす/戻すの両方あります)。
現時点で大きい影響がありそうなのは「旭丘高校で普通科が2クラス減・新規学科が2クラス増」する、という話かなー、と思っています。
募集人員的に変化は無いのですが、学科が別(で高校が一緒)だと「どちらかの学科を受験・不合格のときはもう一方の学科でも合否判定」ということができるので、人気が出やすいんですよね(例・啓成高校の理数科と普通科)。新規学科を受験(でも不合格)→普通科で合格範囲なら普通科で合格、という1つしか受験してないのに2校受験したようなお得感になるんですよね。
もともと人気が高い旭丘高校で「理数と情報に関する学科」ですのでおそらく普通科よりも難易度を上げた学科という位置づけでしょう。札幌南や札幌西ではなく旭丘高校に、という人も増えるような気がします(通いやすさでは絶対に南や西だと思いますが、、、(笑))。
その結果として、上位校の倍率が変わるのはありそうかなー、と思っています。
と、言いつつ難易度は大きく変わらないだろうとも思うのです。旭丘高校の理数系学科が東西南北レベルを要求したとしても、旭丘高校に入っていた「東西南北レベル」がそこに行くだけかなー、、、という気がしてます。人気の偏りとして旭丘高校が倍率が上がって、札幌西が下がる、というのはありそうですが、それで「札幌西が入りやすい点数になるか」というと、、、そこまでの大きな人数移動ではないだろうと思っています。
、、、ということで、大きな変化はないだろう、というのが今回の配置計画のお話でした。
関係ないような話・配置計画の数字から見えること
毎年配置計画で「最終的な欠員の人数」を見ています。欠員がマイナスの学校がいくつかあるんですよね。
例えば、札幌西高校は「欠員・−3人」と出ています。
→ 定員より3人多く合格している、ということです。つまり、最終的にボーダーライン上で争った数名がいて、4人以上が完全に同点で落とすことができなかった、、、ということがわかります。
欠員にマイナスの人数がついている高校はどちらかといえば上位校が多いです(札幌西、札幌北、札幌南、月寒、厚別、英藍、大麻、北広島、石狩南、旭丘、新川、清田、平岸、の各校が数名ずつマイナス)。やはり、倍率が高いと「同点での合格者」も多くて、、、ボーダーライン上での争いが多くなるんですよね。
ランクの点数が1点でも高ければ(もし資格をとってそれが点数化されているなら、もし生徒会役員をしていてそれが点数化されているなら、もし部長をしていたら)、ボーダーライン上での争いに勝てるわけで、、、「ランクの点数はできる限り取る」+「内申点稼げそうなことは中1からやっておく」と最後の最後に大きな意味を持つなー、、、と考えています。(受験の方法論としてそういう点数稼ぎが良いとか悪いとかについてはweb上で議論はしないです。「努力したことが評価される」という面を見るようにしておりますm(_ _)m)
まとめない。
配置計画では3年先の予定まで計画されています。ですので、現在中3だけでなく中1の生徒さんに関係する話も記載されています。時間があれば読んでもらうと良い、、、というような文書でも無いです。正直我々が読んでもあまり意味がある文書でもないのです。単純に「ここの高校がなくなる・クラスが減る・新しく統合される」が決められる過程が記されているだけです。
札幌周辺では今はあまり関係ないですが、今年度も廃校になりそうな高校について「留保する」という表現で廃校の検討が止められたりしています。そういった「統廃合」の話は徐々に札幌周辺に近づいて来ているように感じています(札幌市立がクラスを減らし始めた一昨年あたりから)。
札幌周辺に関して、、、次は「定時制課程の統廃合」が来て、その次に「職業科の統廃合」が来るだろうと思われます(状況によっては「工業高校と商業高校が統合」とか)。数年先、というよりも10年先の話だと思いますが、、、南と西が統合されても驚かない準備はできています、私は(笑)。
徐々に、そういう方向に進むだろうということが配置計画を読んでいると感じます。
、、、そんな話が書いてあるものですので、「受験に直接関係する、、、のか?」くらいで読んでみてもらえると「今の北海道の高校教育の方向性」が見えてくると思います(、、、と道外の私立高校への進学を考える人も増えるかなあ、、、)。
まとめず。m(_ _)m
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正直、数年分読んでも「ただの資料」で、北海道の教育の方向性が見えてくるか、、、というと難しいと思います。そこに「各高校がしていること」や「受験でどういった生徒が合格した/不合格だった」という情報を組み合わせていくと「北海道公立高校の方向性」が見えるような気がしています。
個々の高校の話だけではなく「この先北海道の高校教育はどうなっていくのか」という面も実は大事なんです(どういった教員が多く採用されるのか、その教員がどこに配置されるのか、等)。
元教員、、、そんなことを考えつつ北海道教育委員会の発表文書を読んでおりますm(_ _)m
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