インクルーシブ教育というお話というか、教育のお話。

今回もTweetスタートですm(_ _)m

障害児の教育、もーちょっと通常児と一緒にできるでしょ?インクルーシブ教育にしていかないと差別はなかなか解消できない、、、みたいなお話が国連から来まして。
それに対して、日本は、、、

「今のところ考えを変えない」という姿勢でして。

もう一つ。こんなTweetもあって。

「状況が整っていない」わけです。
今までのように「先生の頑張りに期待する」「先生が給食も食べず、朝8時前から17時までノンストップで仕事すればなんとかなる」ということにならないよーに、、、と思うと、なかなか難しいお話なんですよね、「今の日本」では。

教育はお金がかかる

義務教育は基本無料。もちろん税金で賄われていて、結構かかってるんですよねー。年間で生徒1人50〜70万くらい(35人学級だとして:すぎやま試算)

実際には義務教育だけじゃなく、高校・大学も補助金の形で税金投入されています(し、高校無償化なんで、高校は義務と同じかそれ以上の金額がかかってる)。

インクルーシブ教育をしていくには、「金が無い・時間がない」という話がでてくるわけです。

今の教育(特に義務教育)の方法、形は変えるべきだ、という議論は20年も30年もされていて、、、少しずつ変わってきてはいますが「根本的に変わっていない」のが実情です。

その前にさー、という風潮

「インクルーシブ教育の前に、、、」というお話が多々Tweetでも出ています。
曰く「その前に先生の待遇改善を」
曰く「その前にTAの配置を」
曰く「制服の自由化を」

「25人学級でも多い」とか「情緒級であっても脱走する生徒がいて、追いかけるのに2〜3人必要」とか、、、色々「その前にさー」というお話が出ていて。

インクルーシブ教育の整備を先にするべきなのかその前にやるべきことが多々あるのか、、、
それともガシッと一気に全て大きく変えていくのがよいのか、、、「全部一気に」は怖い気もするし、お金もないだろうなー(笑)。

イマイチどうするのが良いのか見えにくい話、、、だと思うのです。
いや、導入するのが良いと思うんですよ、間違いなく。でも、どーしたらいいの??と迷う話なんですよね。

教育という事柄の特性

教育ってやつが面倒なのは、今やったことの結果がいつ出てくるのか・どういった形で出てくるのか→何を持って結果(結論)とするのか、がとても判断しづらいところにあります。

今、20〜30代の人たちが受けた教育はいわゆる「ゆとり教育」だったり、その後の「若干詰め込みに戻ってみた」ものだったり、です。結果、どうだったんでしょうね?何がどうなって、、、今の日本の情勢に何か関係があるんでしょうか??

だいたい10年位で「学習指導要領」が変更になるので、、、その指導要領ごと「どういう結果が出たのか」という追跡がホントは必要なんだろうと思います。
、、、追跡、生徒全員である必要は無いですが、どこまで追うのが良いんでしょ?
30歳?50歳?死ぬまで??

「ある生徒1人に関しての結果」だと見たことがあったりしますけど、、、それって確かに「教育の結果」ではあるんですけど「学校教育全体の結果」という話にはなりえないわけですよ。

何を見たいのか(結果として何を知りたいのか)によって、追跡のしかた・年数も変わるんだろうなーと思ってます。

結果を見たことがないから、今、判断しきれない

教育って結果を明確に見れること難しいので、、、今「新しい方向に舵を切ります」と言われてもそれに対して賛成/反対、という判断ができない・しきれない、ってところがあります。
で、今回みたいな話の時に「そうするといい/悪い」という判断ができないので、「その前にこんなことした方がいいんじゃない?」という賛成意見でも無く反対意見でもない「少しずれた話」が出てきたりするわけです。

でも今ここで判断しないと、今の子どもたち(とこの先の子どもたち)に影響があるわけで、、、どうするべきか、という時に、、、「予算がない」「余裕がない」というのが今の日本の状況を表しているなー、とも思うわけです(苦笑)。

やる前に、出来ないことがわかってしまっている。

やる前に、どう考えても予算が足りないだろう、先生達に余裕がないだろう、というのがわかってしまっていて、、、それも「少しずれた話が出てくる」理由の一つなんだろうなー、と思ってますが、、、。
「できないだろう」「無理だろう」がわかってしまっていて、やりたいことを諦めているところ、ありますよね(笑)。

教育関係、最近「あー、どうせ『先生たち忙しいし無理』だろうね」とか「それするなら人増やさないと出来ないけど、ウチの県(都道府県)にそんな金無いよね」といった感じが多いなーと思います。

教育は「結果がわからない」ことにお金をかけなきゃダメで、、、「無駄だよな」と思ったりした瞬間に「ダメになる」ことが多いんですよね、、、。
まあ、前にも書きましたが教育は結局「貴族のもの(笑)」なんですよねお金を湯水の如く使わないと「結果は得られない」んです。お金を惜しんでいる昨今、、、教育が停滞してるなー、と思います。

(、、、だから、東大合格者の親と親の収入に相関があるとかそーゆー話は当然なことなんだろうなー、と思ってます(どーでもいい話ですm(_ _)m)。)

公的な教育で、お金がかけられない状況が続いています
そして、それを「先生たちの気合と根性と情熱」でカバーしきれない状況になって、もう10年近く経つんじゃないかなーと思ってます。
その結果として「諦めの空気」があって、、、「どーせできないよね」と、どこかで大人たちが思ってるのが、子どもらに伝わってる気がするんですよねー(これ、そのうちどこかで書くか、お話会します)。

インクルーシブをする/しないの前に

「その前に」の話をするのは本筋ではない、とか書いておいて、、、その前に、のお話です(笑)。

義務教育(小学校・中学校)だけじゃなく、保育園〜幼稚園〜小学校〜中学校〜高校〜大学、という流れであったり、単位制に移行するとか、飛び級・留年を導入するとか、塾の先生を授業に呼ぶとか、、大きく日本の教育の構造を変えないと、もーどうしようもないくらいに行き詰まってきていると思っています。まだ「どうしようか」と言えるくらいの状況で、、、「小手先の変化」で少しよくなると思います。、、、今大きく変えておかないと20年後に「日本の教育未だにそんな事してるの」と言われてしまう気がします。、、、既に日本は遅れてる(ICT分野では間違いなく)ので、これ以上遅れないために、さっさと教育改革(というか教育総見直し)して欲しいですが、、、まあ、そんな面倒な事する人(政党)は居ないだろうなーと思います。

、、、だから、社会教育な「塾・家庭教師」がどんどん発展していって、「探究学舎」のようなことを「義務教育よりも早く塾がやる」んですよねー。学校が一番得意な分野のはずなのになー、、、。
プログラミング教育・英語(英会話)・運動・理科実験から職業教育まで、塾がやってないこと、、、ほぼ無いんですよねー。もう、いくつかの塾が入ったビルを学校と呼べばいいんじゃないかと(笑)。

、、、だから、塾に「教育を委託する」という時代が遠からず来る気がしてます。それは「日本の教育の失敗」と「新しい教育の開始」になるんだろうなー、と、妄想してます(笑)。

まとめず。投げっぱなし

障害者教育については全く触れませんでした
触れると、札幌の現状を嘆かざるを得ないので、、、触れたくないんです(笑)。通級が各学校に無いし、情緒級という考え方を知らない先生が居たりとか(あ、情緒級はないですよ、札幌)、、、ひでーんですよ。

そんな状況なんで、結果的にインクルーシブだったりするんですが、特別支援教育・障害者教育、もっと色々やれることがあるはずなんですよね、北海道・札幌、って。

それよりも、、、根本の教育の方法論から見直さないとダメ、、、というのが私がずーっと思ってることです。それが進まない限り「塾は無くせない」し「塾の先生が、学校はなあ、、、と嘆くことも無くならない」と思っています(笑)。

おわり。

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この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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