教育のお金のお話。

新年になりました。今年もよろしくお願いします。
昨年末、こんなTweetを見つけまして、、、。

「本来教育って結構高いものだと思うんですよね」というお話を書いておこうと思います。

貴族じゃないと教育は受けられなかった

そもそも、教育というやつはギリシアの方で、、、「キツイ仕事を奴隷に任せ、時間に余裕ができた頃」に始まった、とされています。つまり「生きていく事に必要な技能以外のことにも時間を使う余裕ができた人々」から「教育・学習・学ぶ」という行動が取れるようになった、ということで、、、根本的に教育ってのは「貴族」のような状況じゃないとできなかったわけです。

よく考えてみると今もその状況はそこまで大きく変わってなくて、、、
「教育」を受ける子ども達は「自ら働いて稼ぐことをしない」で「家事を中心的にするわけでもない」わけです。、、、貴族のような人が教育を受けるのは、ギリシア(ローマ帝国)の時代と変わらないですな(笑)。

つまり、教育ってのは「貴族の生活みたいな状況じゃないと発生しないもの」で「知識の伝達・技能の継承」=「生きていくために必要な技術」を身につけるとはちょっと違うわけです。
そんなわけで根本的に「教育は高い」わけです。だって「無収入の人間を養って、その上で教育を受けさせる」わけです。家計的にみれば絶対にマイナス、赤字です

教育の価格

教育が高いもの、ってのはなんとなくわかっていたことだと思います。でも「それっていくらくらい?」って計算したことありますか?
こんな資料を見つけました。

小中学校にかかる経費について(平成16年・札幌市教育委員会作成)

流石に10年以上前の資料で、、、今の方がもっとかかってる可能性が高いと思いつつ、、、。

小学校で、運営費7000万円・人件費2億9400万円 が1校で必要(年間・3.6億円)
中学校で、運営費7500万円・人件費3億6900万円 が1校で必要(年間・4.4億円)ということです。

年間3億〜4億のお金が1校を運営するのに必要な金額ということです。
よく見ると先生の給与が「850万/年」で計算されてるので、、、スゲー給料高い計算ですね。今、平均給与がもっと低いので、もう少し人件費が抑えられてるかもしれませんが、、、まあそれでも「2.5億〜3.5億円/1校・1年間」くらいは必要だろうと思われます。

18学級(小学校は1学年3クラス・中学校は6クラス)で考えられています。
1学級は定員40名の時代で、、、平均で35人だとすると、、、
一人あたりにすると
小学校 3.6億円 ÷ (35人×18学級)≒ 577,778円
中学校 4.4億円 ÷ (35人×18学級)≒ 705,714円で、一人あたり年間58万円〜71万円程度かかって、小学校6年間で350万円・中学校3年間で210万円程度、合わせて560万円かかるという話です。

教育ってのはこれだけの金額がかかるわけで、、、昔々はそれを個人のお金で賄っていまして、「貴族じゃないと教育を受けられない」だったわけです。

今は義務教育として「国・地方公共団体」が支援してくれていますので無償で学校に通えたりしていますが、、、、。
教育は「お金がしっかりかかる」し、その金額は「それなり以上の金額がかかる」もので、、、根本的に「教育は高価なもの」だと思います。

教育、高いです。その現実を受け入れてくださいm(_ _)m

どーも「教育」ってやつに「お金がかかる」ことを意識できていないような気がするのです。
お金に何でも置き換えるのは好きではないですが、客観的に「これだけ必要で、これだけ無いと動かない」とわからないまま、学校の教育を受けているように思うのです。

学校外の教育であっても同じ様に「教育は高価なもの」だと思っています。
学校だけではなく学校外でも学ぶなら「さらに時間とお金が必要だ」と言えるわけで、、、。

、、、結局、言いたいことは単純で「教育は高価なものです」と言いたいだけです。
それ以上でもそれ以下でもそれ以外でもなく「教育は高価なものです」だけです。
(数種類まとめの文を作りましたがどれも面白くないので、一番短いのにしましたm(_ _)m)

オチもなし。

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新年1つ目の文から面白くもなんとも無い話ですm(_ _)m
お金の話はあまりしたくないのですが、「教育サービスは無料でできるものが多い」ってのが気に入らないというか、苦手です。そこに介在する人たちが真っ当正直に金銭的に評価されるのが正しいような気がしています。

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この記事を書いた人
すぎやま

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名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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