勉強を教える時、何をしてるか。その3
私(すぎやま)が教える時、生徒さんをかなり変な方法で観察しています(笑)。何をしているのか、全3回で書いてみようかと。今回は第3回目。
第3回は「動くことのお話」です。
動作を見る=心の動きを見る
と、書くと言い過ぎかな、と思うんですが、、、。結局の所、動作を見て知りたいことは? → 「何を思っているか、どうしようとしているか」という「心の動き」を観察したいわけですが、、、
無理です(笑)。絶対に本当の心の動きは理解できません。
ですので、いつも私は「できるだけ近い」を狙っていて、、、書くときのお話と同じで「色々たくさん見ることで、できるだけ『本当』に近づける」ことで、教え方を選択しているわけです。
例
- 椅子に座っているけれど、座り方が何度も変わる
- 教えるときの目線、焦点が合っていない
といった状況、よくあります(笑)。
とてもわかりやすく「やりたくない」を表していますよね(笑)
→ その原因を探りたくなるんです(たまに探ることもあります)が、「やりたくない」なら「やれることからスタート!」するようにしています。
探っても、本人に「その原因の認識」が無いことが大半で、探っていくためにはとても時間(と根気)が必要です。それをするなら「今できることをする」方が早いです。
ただ、「『何でだろう』と探る時間があるなら、できることしたほうがいい」時と「原因を一緒に探ることで『同じ状況になりにくくなる』ので、しっかり話をしたほうがいい」時があります。これ、どっちをするべきか、瞬間的に判断するのはとても難しいです。保護者の方の思いや、本人がどう考えているか、何度も話をしていく中で「あ、ココは勉強止めてでも話をするべきだ」という判断が瞬時にできるようになります。短時間でわかるようなこともありますが、基本的に「ある程度の期間、生徒さんを見ることで出来るようになること」が多いです。
動く→やる気が出る
随分前のCMなのに未だに保護者の方とのお話の中で「やる気スイッチ」がよく出てきます。ウチの子のやる気スイッチを押して欲しい、みたいなお話ですね。、、、そんな簡単に「ポチッとな」ができるなら、既にやる気スイッチとやらがONになってるハズなんですよね(笑)。
我々は「やる気が出る→動く」だと思いがちなんですが、、、一般的に脳科学では「体を動かす→やる気が出る」だそうです(諸説あります)。
どんな状況でも、、、いいから机に座ってみて、教科書を開いてみて、、、どんな汚い字でも、いいからノートに書いてみて、問題を解いてみて、、、少しずつ集中していって、気がついたら1時間半しっかり教えていた。実は、よくある光景です。
ご家庭で「宿題やりなさい vs やらない!で1時間戦った」ということ、あるかと思います。
「座らせて、宿題を開いて目の前に置いて」も宿題やらせることはできないことが多いと思います。どちらかというと「落書き」させていた方が宿題に移行しやすい生徒さんが多いかもしれません。本人の体を動かすようなことを仕向けることで、やりたくない→やるのか?→やるかー、に移行させやすいかな、と思います。
もちろん、生徒さんごとに毎日何らかの仕掛けが必要で、それを考えるのが面倒なんですが、1週間〜2週間くらい続けると、大体自分からやるようになってますね、私の場合。たぶん、家庭教師・塾という「勉強せざるを得ない状況の人」なんで保護者の方々よりは楽だと思います。
ちなみに、動作を見る時その生徒さんにあった「何らかの仕掛けを見つけていくこと」もしています。例えば生徒さんに、実験の小道具を持っていったり、プログラミングしてドローン飛ばしたこともありますし、顔デカ箱使って授業したりもしてますし、塾にキャストパズル置いてありますし、「骨格標本を作る」とかも仕掛けの一つのはずですが、完全に遊んでるようにしか見えませんね(笑)。色々なことをしてもらって、何に反応があるのかを見てもいるわけです、ハイ。
やる気がでたっぽい、どうすればいい?
声かけましょう。いいタイミングで、その子にサクッと入る「短い指示」を。、、、私がよく使うのは「うっさい、やれ」です(笑)。それなりに生徒さんとの関係性ができないと使えませんが、タイミング間違えなければこの一言でしっかり勉強してくれます。
前回の「書くこと」の中でも言及していますが、各生徒さんに合わせているので具体的な話まで書けないところがありまして、、、。
上のような動作の時にどんな声のかけかたをすると良いのか、どんなタイミングで落書き→勉強に移らせるといいのか、といった部分は「その場・その時・その状況」によるとしか言えないわけです。そういった部分は結構デリケートなお話だと考えていて、生徒さんによっては触れられたく・知られたくないことも含んでいる様に感じています。匿名であっても嫌なものは嫌ですよね、、、特に思春期に近づく時期のお子様達にとっては。ですので、やる気が出た時にどうしているか、についてはここ(web上、ブログ)ではこれ以上の具体的なお話は書きませんm(_ _)m。
ただ、教育面談に来ていただいた時にお話できることあります。顔を見て、直接のお話させていただけるのならできること増えます(笑)。これは多分、私の基本です。「ネットではできない」ことをお仕事にしてる、、、つもりですm(_ _)m
まとめない、まとめ
この時期、毎年「ボーダーライン」で検索して来てくださる方がとても増えます。ありがたいことですm(_ _)m
それにも関わらず、、、私がしてることを書き綴ってみました。しかも書けないとか言って書いてないことも多くあるわけです(笑)。
一つには私の中での整理整頓のつもり、、、です。一つには、私がしていることは、誰もがしてるけど、誰もできないことだなー、と再認識したので、「ウチの塾/家庭教師の特徴です!」と言いたくなったんです、、、が、書くと書けない話が多いなー、、、とこれまた再認識しまして(笑)。
たぶん、私がしている「子どもたちをみる方法」は誰でもできることだと思います、間違いなく。前々回、前回、今回と書いてきたことは「大したこと無いこと」で、教える人なら誰でも意識してやっていることだと思います。ただそれを「いつ、どのタイミングで使うか」「その子に合わせて変えていくこと」がとても大事だと考えていて、、、そのタイミングを見極めるのはあり得ないくらい上手いと思います(笑)。
私の場合、生徒さん・保護者の方々と直接お話しないことには「何もできない」んですよね、、、一度ぜひ面談+体験授業を!!
今年も冬期講習行っております(→各生徒さんに合わせていますので、講習というよりも「冬休み特訓授業」というイメージかもしれません)。日程などは塾・家庭教師の生徒さん優先で決めさせていただいております。一度お話させていただいてから日程調整という(面倒くさい)形を取らせていただいております。例年、4月〜5月になると選べる曜日・時間が激減します。早めにご連絡いただけるとありがたいのですm(_ _)m
よろしくお願いいたします。
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こんなことしている変な先生(すぎやま)と一度お話ししましょう(笑)
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