令和4年度 全国学力調査結果、のお話。

今年の4月(〜5月)に実施された、全国学力調査の結果国立教育政策研究所にアップされてて、、、気になったとこだけ、お話したいと思います。

中学内容のみ触れます。小学校内容についてはwebでは触れませんm(_ _)m

概要を読んでみた

各教科、しっかり1冊分くらいの調査結果あるんですよね、、、、。
まずは概要だけ読んでみると、、、

中学数学でこんな話が。

国立教育政策研究所・令和4年度 全国学力・学習状況調査の結果(概要) より

正答例「原点Oを通る直線のグラフをかき、y=300のときのx座標を読む」
誤答例「直線を引いてグラフを読み取る」
何が違うのか?(笑)。
、、、言わんとする事はわかる。明確に「ここの点」ということを問われているんだろう、と思いつつ、、、概要だけではわからなかったんで、全編読むことに。

問題出てました。

国立教育政策研究所・日常的な事象の数学化と問題解決の方法(二酸化炭素量の削減の取り組み) より

(2)の問、最後の3行が、、、

このとき、目標の300kg削減を達成できるのがおよそ何日目になるかを求める方法を説明しなさい。ただし、実際に何日目になるかを求める必要はありません。

国立教育政策研究所・日常的な事象の数学化と問題解決の方法(二酸化炭素量の削減の取り組み) より

と言っています。
→ だから、答えとして「グラフ書いたら求められる」ではなく、「『何日目に削減が達成できるか』を求める方法」として「グラフを書く300kgになる点(x軸ではなくy軸だということも書かなきゃダメですね)を見るの2つが必要になるわけです。

そりゃそーでしょ?

まあ、「そりゃそーだ」と言われればその通りなんですが(笑)。

違和感無いですか??

これ、数学なんですよ?「文で答える問題」が出題されている。
もっと言えば「問題の解答の方法を説明する問題が出てる」んです。
しかも、今まで理科・社会であった一行説明問題のように「短文で答える」では答えられない問題になっている。

正答例・解答の方法論が「国語っぽい」と思いませんか?
解答すべきことが「2つ」隠れていて、その双方を満たしていないと丸がもらえない
しかもその上「論理的に正しい表現」じゃないと通用しないわけです。

これ、学力調査だからというわけじゃないんですよね。
大学入試共通テスト・大学入試問題が「論理的に答えさせる問題」に移行されていっているのは

2022年共通テスト・数学IAと北海道公立高校入試・数学のお話
2022年、共通テストと北海道公立高校入試の数学を見てみました。中学の数学→大学入試にどうつながるのか、少しだけお話してます。

辺りで書きました。

この時も書いていますが、、、

数学は中学の間に「しっかり理解する」ことが大事です。計算問題が解けるだけでは点数が取れない時代になりました。理解して、その計算式で何ができるのか説明できないとダメになっちゃいました。

2022年共通テスト・数学IAと北海道公立高校入試・数学のお話 より

まー、今回の調査結果報告書の中でも数式を説明できるように」、という方向性をはっきりと書いています。

他の教科はどうなの?

理科も社会・英語・国語ももちろん同じように「説明させる」「考える」「起きたことが何か理解しているか確認する」ような問題が出題されていて、、、その「正答率が低い」ことを嘆いているのが概要からも感じられます。嘆いてはいないですね(笑)。でも、明確に指摘しているわけです。

理科では「説明する時の具体性」という部分(× 大きくしていけばいい → ○ 加える力を0.2Nから2Nまで、と具体的に書かないとダメ)が指摘されていたり、国語では「論拠・根拠を明確にして説明する」という部分が指摘(どこに書いてあったか明記されていないとダメ)されていたり、、、自分の頃との違いが大きくて、ちょっとびっくり、、、です。

どの教科においても「説明する力」と言われるものが必要だとされています。
説明する力ってのは、上に書いたような「具体性」だったり「根拠」だったり、「何を聞かれているかハッキリ・くっきり理解しているか」だったり、、、いくつかの能力に分けることできるんだろうと思います。
どの能力を優先して身につければいいのか、どの能力がより必要なのかはよくわからないですが、「説明して、相手に理解してもらう、という力を求められる」ことを意識して学習する必要が間違いなくある、と思っています。

全国学力調査から見える、ここからの入試。

たぶん、、これまでもそうだったんですが学力調査は「この先に出てきそうな問題がよく出題されているイメージ」があります。別に同じ問題が出てるわけではないんですが、、、センター・共通テストっぽい問題だったり、高校入試でここ数年よく出ている問題の形式だったり、、、学力調査でも出てるんですよね。

どっちが先なのか、、、共通テストででたから学力調査でも似た問題を出したのか、学力調査が先で、入試は後なのか、、、わからないですが、少なくとも学力調査でも出てるってことはこの先の入試(高校・大学)でも似た問題出るってことだろうなー、と思っています。

今回の問題から見えるのは、、、

書かせる・説明させる → 理解したことを書く・説明する、はもう当然出題されると思って準備する必要ありそうです。

実は、全国学力調査・中学数学(8.日常的な事象の数学化と問題解決の方法(二酸化炭素量の削減の取り組み) )の分析に書いてあることからだけでもわかるんですが、、、(お時間あれば全教科・全部読むと面白いのですが、、)。

本設問を使って授業を行う際には、二酸化炭素削減量の合計の記録のグラフにおける各点がグラフでほぼ一直線上に並んでいることを基に、二酸化炭素削減量は、取り組みを始めてからの日数に比例するとみなして解決することが大切である。その上で、例えば、グラフを用いて問題を解決する場合を取り上げ、その方法について、原点Oを通る直線をかいて得られたグラフ(「用いるもの」)と、y 座標が300のときの x 座標を読むこと(「用い方」)の両方を明確にし、問題解決の方法を的確に説明する活動を取り入れることが考えられる。

なお、問題解決の過程を振り返る場面において、解決の見通しをもつ場面で出された「グラフを使って求める。」や、「 y =300を代入する。」などという不十分な表現を取り上げて吟味し、より洗練された表現に高めていく工夫が考えられる。

日常的な事象の数学化と問題解決の方法(二酸化炭素量の削減の取り組み) より 文字赤・すぎやまが足しました。

「グラフを書く力」は当然必要で、その上で「比例していることを利用して解決する力」が必要だと言ってるんですよね。しかも更に、今回の問題だと「原点を通って書いたグラフを使う(用いるもの・道具として使う)」+「座標を読み取ることが解答する方法である」という記述の仕方をする必要がある、、、「なんとなく解ける、解き方はわかってる」だけではダメで、「問題解決の方法を的確に説明する」というもう一段上の力を求められているわけです。

まとめず、まとめ。

そんなこんなで、、、「説明する力」とやらが必要なわけです。
「国語」という教科のくくりではなく「全ての教科・科目」で説明する力を必要とされています

どの教科の授業でも「なんでそうなるの?」「何故そう考えた?」という問いかけをされていると思います。授業の中でそういった問いかけに対して手をあげて答えようとしている場合は心配しないで大丈夫かなー、と思います。学校(小学校・中学校・高校)の授業で「説明する力」は身につくように授業が展開されています。しっかりその授業を聞いて・参加して(手をあげて発言)いれば、気がついたら身についていると思います。

でも、発言するのが苦手だったり、面倒でしなかったり、、、という生徒さんは意外と多くて(笑)。
そういった生徒さんが「うまく書けない」「説明の仕方がわからない」と言ったりするんですが、、、小学校レベルから、、、「主語・述語どこ!!」からのやり直しが必要なこと多いです。

でも、必要なんです。入試に、、、。ではなく「仕事する上で」です。
何がどうなっているのか、上手に説明できないと仕事してて困ると思うんですよね、、、。対話能力のように思われがちですが「論理的に考え・伝えるべきことを取捨選択し・適切な順番で伝える」という学問的な部分が実は強いこと、、、だと言われていて、学習指導要領でも重視されている力なんですよね、、、。

だから、普段から「主語・述語」は意識させるといいかもしれません。

単語で会話できてしまうのは「大人側(受け取り側)が言葉になっていないことを予測して会話しているから」です
子どもに伝えさせましょう。わざと面倒なことをさせましょう
そーすると伝えるべきことを考えて伝えてくれるようになると思います。
、、、という話を書きたいために、よくわからん学力調査を引っ張り出してみましたm(_ _)m

まとめず。終わり。

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面倒なお話読んでいただいて、ありがとうございますm(_ _)m。
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この記事を書いた人
すぎやま

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