教育関係の本を中心に、読んだ本をいくつか紹介していこうと思います。あ、アフェリエイトとかないので単純に紹介したいだけです。
すぎやまの興味が、教育と福祉の間と理科関係に偏っているんで、偏った紹介になりますが(笑)。
第1回 ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち
第1回は、ゲームと子ども(ネットと子ども)のお話の本です。
この本、まず兎に角「読みやすい平易な文で書いてある」のに「研究レベルのお話」をしっかり取り扱ってくれています。そして筆者が要所で「研究者で、ゲーム好きな父親」という立ち位置で話をしてくれるので、今自分が知りたい状況・情報が得やすいです。
ゲームの分類とゲーマーの分類
この本、個人的にありがたかったのは「ゲームの説明」が整っているんですよね(笑)。「2 ゲームはどんなコンテンツなのか」にシューティングからストラテジーゲームから、実際のゲーム名を上げて簡単な解説・説明があって、、、ゲームそこまでじゃない人への説明が楽になりました(笑)。ついでに「サンクコスト」に関しても記載があって、、、ゲーム関係のお困りごとはこの本に丸投げしていいんじゃね?とか思ってしまうくらいです(笑)。
更に、ゲームする人のプレイスタイルとして「キラータイプ・アチーバータイプ・エクスプローラータイプ・ソーシャラータイプ」という4つの分類を紹介してくれていて(ゲーム研究者リチャード・バートルが提唱)、、、この分類が意外と使えるのです。「子どもがどういった方向に進みやすいか」を予測する(ゲーミフィケーションな方法論で)ことにも使ってるんだなー、とかとか。
ゲーム一般のお話として読んでいても面白いんですよね。
ICTリテラシー
子どもが身につけるべき「リテラシー」と、それを教える大人側が身につけるべきリテラシー、、、昔から言われていることですがネット上の危険から子どもを守るために何ができるか・何をするべきか、、、大人側が教える(伝える)必要があることを書いてくれています。
残念ながらゲーム症に関して十分に効果が確認された予防法はまだありません。危機感を持って取り組んでいる人たちが、それぞれに手探りで進んでいるのが現状です。
ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 第6章 より
とても正直に「無い」を伝えてくれることで、「一人ずつどうするべきか考えよう」と思えたんですよね、私には。
発達障害とゲームの関わり
実は、発達障害とゲームについて直接的に触れている部分は非常に短いです。ASDやAD/HD、SLD(限局性学習障害)の場合についての言及はあるのですが、ゲームとの関わりは「発達障害の有無だけで変わるものではない」ということだろうと思います。
発達障害とネット、ゲームの問題というのは見えやすい関係なのですが、そうではない子どもたちの場合でも、(中略)一人ひとりの子どもの特性から見ていくという考え方は、多数派の子どもの場合でも必要な視点です。
ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 第4章終わり
ゲームというもの(私の思うところ)
ゲームは楽しんでナンボです。怒られたくてゲームすることは無いわけです。
太古の昔、ファミコンが大ブームになった頃、私は幼稚園〜小学生で、、、そこから「ゲームとともに育つ」というやつをしてきた世代の一人です。ですので「ゲームは1時間まで!」とか「ゲームをしていると馬鹿になる」とか「ゲームなんてしてないで、、、」とかを見て聞いて育ってきました。寝ないでゲームしていたりしましたが、、、それで、何か困っているかというと、、、困ってないんですよね(笑)。
だからゲーム肯定派かというとそういうわけでも無いです。ダラダラと「時間をつぶすためにゲームする」のはなんだかなー、と思っていて。せっかく遊ぶなら「楽しくゲーム」してほしいんですよねー。
ゲーム好きすぎて「ゲームに敬意を持て」とか言っちゃうタイプだったりします(笑)。面倒なタイプですm(_ _)m。
この本の中でも書いてあるんですが「大人側が一緒になって楽しんでみる」ことが大事な気がします。最近流行りのゲーム、フォートナイトとかApexとか、、、やったことあります?Minecraftとかかなり楽しいですよね?一緒になって(一緒じゃなくてもいいんですが)同じゲームをやってみて、その上で「これはこのくらいまで」と言わないとダメかなーと。大人がよく使う論法「やってみてから言いましょう」で、、、子どもに言うんだから我々大人もやらないとなー、とも思うわけです。
時間制限するのが正しいのか、悩ましいところです。家庭教師・塾していると各ご家庭ごとのルールを伺うこと多いですが、、、時間制限が完全に上手く行っているご家庭は少ないですし、ルールを破らない子は一人も居ないです(笑)。必ず「何らかルール破って怒られる」がありますし「ゲーム機がある日突然無くなる」もよく目にしています(笑)。
それでも小中高生にとって「ゲーム(とネット)は生活から切り離せないもの」です。その上で、どうしていくのかを考える時、、、この本を手にとってみると良いかなーと思っています。
ゲームと生活をどうしていくと良いのか、方法論を考える方法が見つかる本かなー、と思っています。
そうそう、、、
ゲーム依存についての記載はかなりしっかりあります。お子さんが依存になっているんじゃないか?という心配をされている場合にも良いかもしれません(その前に一度病院へ、、、とも思いますが)。
まとまらないので、終わり。
入塾・家庭教師に関して
面談+無料体験授業からのスタートです!
本のお話、たぶんかなり続きます。現在5冊ほど紹介したいのがありますし、塾においてある「理科のおもしろい本」は色々ありますし、、、あ、紹介した本は塾においてありますので、面談に来た際に読むことできると思います。
一度塾来てみて下さい、面白い本いっぱいあります(笑)。
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