読んだ本のお話 (4)100の思考実験

教育関係の本を中心に、読んだ本をいくつか紹介していこうと思います
すぎやまの興味が、教育と福祉の間と理科関係に偏っているんで、偏った紹介になりますが(笑)。

今回は、教員時代から使ってる本の紹介ですm(_ _)m

第4回 100の思考実験

第4回は「100の思考実験」です。

思考実験って?

思考実験 - Wikipedia

実際に実験器具を用いて測定を行うことなく、ある状況で理論から導かれるはずの現象を思考のみによって演繹すること。

wikipediaより

簡単に言うと「頭の中だけでやる実験」、ですね(簡単にしすぎですが(笑))。

そんな思考実験ができるお話が100個入ってます。
例えば、「トロッコ問題」だったり「カルネアデスの板」だったり、、、古典的な二律背反なお話がが入っていたりします。
ただ読むだけじゃなく、読んだ後に「さて、どうだろう?」と考える、できれば「誰かとお話する」ことまでがこの本のして欲しいことなんだろうなー、と思います。

この手の「考えさせる本」というのは色々あって、、、パラドクスだけ取り扱ってるものだったり、パズル的な思考だけ取り扱ってるものだったりも塾には置いてあるんですが、この本は「どのジャンルも全て取り扱ってる」ので、読んでもらうには丁度いいんですよねー。

、、、問題は、スゲー分厚いってところです。まず読む前のハードルが高く感じるレベルで厚いんですよね(笑)。まあ、少なくとも読んでるときに手がだるくなるくらいには邪魔な厚さですね(笑)。
それ以外、文句はない本です、私としては。

わたしを食べてとブタに言われたら

という表題のお話が載っています(似た話を藤子不二雄Aさんが書いています、「ミノタウロスの皿」)。

食べてほしいブタ(食べられることが幸せだと感じる・会話できるブタ)と、食べる側のわたし(ブタとは仲良くなっている・友人だと感じている)という構図。
食べますか?
食べないと友人は「ただ死ぬだけ」「無駄死に」のような状況。食べると友人は「嬉しいと感じて死んでいく」のですが、わたしは「友人に死んでほしくないと思っている」わけで、、、。

さて、、、この話を使って何を伝えるべきでしょう?
、、、と考えるのは、この本の場合、間違いかもしれないです。

この本は「考えること」「考え方・考える道筋」を意識しておけばいいかなー、と思います。
食べる/食べない、の結論に至るためにどう考えたのか、どうしてそう思うのか、を自分なりに表現して、それが他人に伝わる、共感してもらえる、伝わらないから更に言葉を繋ぐ、、、ということが大事なんだと思います

自分なりの考えを持つ+それを伝える力を身につける

「考えなさい」だけだと生徒は考えてくれないんですよねー。
でも「その物語自体が考えさせるような話」の時、勝手に脳が考え始めるんです。

「伝える力」というと仰々しいですが「話す」のが上手いか下手か、と言い換えてもいいです。自分が思っていることが「言葉になりにくい子」は学年関係なく(小学生でも高校生でも)います。
こういった「伝える力・話すのが上手い」は練習、、、とまでは言いませんが、毎日の生活の中で少しずつ・細かく、やっていないとできるようにはなりません。

学校で「発表をさせられる」とか「前に出て話す」をしているとある程度はできるようになります。ただ、経験量がものを言う力なんで「そこまで前にでて話していない」と「自分が考えている事を表に出す」ことが下手になるんですよねー、、、。

家で、ニュース見て「あーだこーだ」お話するような状況を作っておくと、考える+伝えるができるようになると言いますが、なかなか難しいですよね(笑)。

たまに、こんな本を使って「大人はこう考える」というのを伝えるだけでも、かなり効果があるんじゃないかなー、と思ってます。「考え方の枠組み」みたいなものが少しずつでも伝えられるんじゃないかなー、と。

この先にある本

この先に、こんな本はいかがでしょう?
これからの「正義」の話をしよう 」マイケル・サンデル著

自由至上主義(リバタリアニズム)とか、功利主義といった考え方へ、興味をつないで行けると面白いなー、と思っています。
「自分の命の所有権は誰にあるのか?」だとか「遭難したとき、私を食べてみんなは生き延びてほしいと言われたら?」といった話をもっと細かく「どういった考え方がそこにあるのか」解説してくれる本です。

この本だと、大人が読んでも「1回読んだだけでは何を言ってるのかわからない」という感じでして(笑)。ゆっくり自分なりにノートを作りながら読むような、、、読みながら学ぶつもりでいないと難しいかもしれませんが、、、高校生くらいなら十分読んで理解すること可能だと思います。自分が「功利主義的に考えやすい」のか「自由至上主義的」なのか、どちらだとしても自分の考える方向性が見えるようになると、、、色々面白いんですよね。

、、、という感じで教員時代にお話してたりしました。

どちらの本もおすすめですm(_ _)m
おわり。

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本の紹介、少しずつ続けていきたいと思います。
そういえば、高校で授業していた時、最初の5分で紹介したりしていたなー、、、と思い出したりしてます。
理科の面白い本の紹介もしたいんですよねー。ただの本好きですね(笑)

保護者の方からのご相談も随時受け付けております。お気軽にどうぞー。

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この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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