札幌市の課題、どう教えるか

臨時休校中・保護者が教えるのか?

勉強、教えれます?いや、意外と難しいですよね、そもそも教える時間が無い保護者さんも多いと思います。

札幌市の課題、大人が読んでも面倒くさい・わかりにくい、ホントに全部やるのか?という感じがありますよねー。ただ、「ちゃんとやらせる」ために「大人が本気出して教える」と「学校の授業に近いことは十分できる課題」になっているなー、とは思います。

思いますが、、、教える経験がない人にとってはとても大変なハードルを越えろと言っているなー、とも感じています。

そんなわけで今回の札幌市の課題、「教える時のポイント」を書いておきます。

前提として、、、私が塾・家庭教師をしている生徒さんは「札幌市の課題を一緒に進めていこう」という中学生の生徒さんが多くいまして、、、「一人で札幌市の課題をするのが難しい」です。保護者の方にサポートしてもらうor私の家庭教師の日に纏めて解説・宿題で進める感じが多いです。
そういった一人でやるのが難しい生徒さんに教える保護者さん向けってことでm(_ _)m

どんな説明しているか

例 中学1年生・4月20〜24日課題
国語 取り組み方の3 『題名「花曇りの向こう」は、どのようなことを意味してるのか』

ある生徒さんは「わからない」「何も考えてない」と書いてました(笑)
これ、学校の授業中であれば担任の先生から「ふざけてないでちゃんと書け」というツッコミが入るところで、そこからヒントを全体の生徒に向けて話して、、、と授業が動いていくきっかけになる「よくないけどイイ回答」と教員だと思うかもしれません(教えていて腹が立つ、、、とならないのも大事ですね)。

実際に、そういった反応の後にヒントを出していくわけです。

・花曇りという言葉の意味は本文中にあるので調べて書いてみよう → 4月の曇りの日のこと
・4月の花、ってなんだ? → 桜のことだろう、たぶん
・桜の花が満開の時期の曇りの日ってどんな気持ち?
→ いい気分ではない、せっかくのお花見の楽しさが半減
・題名になんで「花曇り」を使う?この話、花は全然出てこないのに?

「→」の後は返答例です。答えは時間をかけて待っていいと思います。時間かけるところはかけましょう。
(この「花曇り」は主人公の心の状態の移り変わりを表しています。心を表す言葉としての「曇」と天気の「曇」をかけていることに気がついて欲しい+心の変化を「言葉で追う」ができると物語は面白いを理解してもらいたいという意図、、、見えます??)

ヒントは普通の授業なら教員が言うだろうことです。

つまり、プリントで学習している今の状況だと、プリントの<内容>と<取り組み方>から大人(保護者)がヒントを考えて問いかけをしていくということです。そうすると結構スラスラできます、どんな生徒さんでも

もちろん全てのヒントを言う必要も無いです。こういったことを「どの課題でも大人側が考えて話をする」ことで学校の授業のようにできるわけです。

大人側が何を考えるべきか、、、それは「何を言わんとしているのか、何を考えさせたいのか、何を狙いとしているのかどんな力・能力を獲得させようとしてこの問題をさせているのか)」です。こういった事を意識して「<内容>と<取り組み方>を読み解いてヒントを出す必要がある」わけです。

こんな感じのことを全ての教科でやって解説して進めています。状況によっては初見でその場でやる感じですね。

現時点、私の生徒さんで札幌市の課題が日程通り進んでいるのは半数以下、、、2週前のをやっている生徒さんも居る感じです。そんな状況の生徒さんでも、一緒にやると「1時間半の家庭教師の間で5枚(社会3回分・国語2回分)が終わる」のです。「教える」は大事だなー、と感じてます。

教えるときに必要なこと

1つは先に問題を読んで、教科書を読んで準備しておくことです(教員としては当たり前ですね)。
教員の経験や塾・家庭教師で教えた経験があれば「その場で見て何とかする」ことも可能だと思いますが、先回りして準備しておくと教える内容が深くなって良いわけです。

現実的には無理ですよね(笑)。そんな時間お仕事しながらなかなか取れないと思います。
そんなわけで、現実的には「さっさと終わらせて提出できるものを作る」という教え方になることも多いかと思います。

「終わらせて提出することを優先する」こともとても大事です(特に中学は!)。
5月末まで休校が続く→例年6月初旬にある定期テストができない定期テストに変わる形での評価をどこかでする必要がある→提出物は元々評価対象!という方向にあります。学校によっては既に「定期テストが1回無い分、提出物の評価を多めにします」と保護者向けに文書出しているところもあります。

教える時にどちらを優先して考えるべきかというお話だったりします。「課題を通して学習させ、学力を身に付けさせる」ことか「点数になること(提出すること)を考えて課題をやらせる」、どちらを優先すべきでしょう?
ご家庭ごとに考え方違うと思いますし、生徒さんのその日状況によっても違ってくるかもしれません。そういった部分を考えながら「教える」をしていただけると、生徒さんにとってわかりやすい(やりやすい)状況になると思いますし、きっと課題を作った先生たちも本望かと思います(笑)。

と、いうことで、課題は絶対に提出しましょうとりあえず、、、でもいいですので(笑)。

おまけ 札幌市の課題、、、って結局なんなんだろう?

前回「札幌市教育委員会からの課題でさえ統一したやり方ができていない状況で、札幌市内の学校全てでオンライン授業が始まることはないと思われます。」なんて事を書きました。

ある中学校は5/11以降の課題として「学校の宿題が新たに出た」そうです。その中に「動画で解説(札幌市教育委員会の課題について)をするので、もう一度最初の課題から自分で見直そう」という宿題が出たとか。学校単位で動画を作った(?未確認)ようです。

んー、、なら最初から札幌市教育委員会で動画作って、市内中学校の生徒さん全員が見れるようにしたら「先生たちの仕事量は減る」・「保護者が頑張って教える必要無い」だったんじゃないかと思うんですよね。

最悪、今各中学校で作った動画を札幌市教育委員会がまとめて「どれ見てもいいですよ、わからなかったら別の先生の解説見てみよう」と並べてしまうのもアリなんじゃないかと(先生方の評価に繋がるとかそういうのは「生徒の教育を受ける権利」はどーなるの?という話のつもりなんでココではしないことにします)。

学校教育全体がコロナウイルス対応で後手後手に回っていたのは間違いないと思います。実際、「今できる最善の方法」を取っていたのは私立中高校だったように感じています。

今後、札幌市の課題がどういった形で「学校内で評価に使われるのか(使われないのか)」を見ていこうと思っています。プリント1枚だけ出して特に説明せずだった学校で「評価に入れる」というのはおかしいですし、逆にしっかり説明していたのに「評価には入れない」もおかしいと思うわけです。どちらにせよ「札幌市教育委員会が出した課題」という「札幌市内共通の課題と見えているもの」どういった扱いで評価に組み入れるのか(入れないのか)には大きな興味がありますし、状況によっては文句を言うべきなのかなー、、と考えています。

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