2020年北海道高校入試・当初倍率が発表されました。

令和2年度北海道公立高校入試 当初倍率が出ました。

当初倍率が出ました。この後出願変更を経て、倍率が確定します。(北海道立高校出願状況

昨年も書いています。

平成31年度北海道公立高校入試 当初倍率が出ました。
平成31年度北海道公立高校入試 当初倍率が出ました。当初倍率が出ました。この後出願変更を経て、倍率が確定します。(北海道立高校出願状況)そんなわけで、倍率のお話です。

そんなわけで、倍率のお話です。

倍率が全体的に低くなっています

昨年と比べても1.5倍以上の学校がとても減っています。今年の中学3年生が少なくなったから倍率が低くなった、だけでいいのか?と思いつつ。
昨年までの倍率と比べるとなんだか少し寂しいような気がするのはなんででしょう(笑)。

何にせよ、今年も大雑把に倍率高め・低めのところのお話だけササッと書いておきます。それとは別に学級減での影響がどうかのお話も入れてみましたm(_ _)m

ちょっと宣伝)実際には、ウチの生徒さん向けには各高校の一般試験のみでの倍率や、昨年との比較などのお話は準備してます。ここでは大雑把なお話だけ書いております。細かい分析・お話については家庭教師・塾の生徒さん向けということでお許しをm(_ _)m。お問い合わせいただければお話できる範囲でお伝えできます、ご連絡下さい。

倍率1.5倍以上の高校

校名倍率昨年倍率
札幌東高校1.50倍1.8倍
札幌西高校1.51倍1.7倍
札幌国際情報高校1.58倍2.0倍
市立旭丘高校1.54倍1.5倍
市立新川高校1.51倍1.7倍
市立清田高校1.5倍1.2倍
市立平岸高校1.5倍1.4倍
札幌啓成高校・理数1.83倍1.6倍
琴似工業・情報技術1.58倍1.0倍

例年通り、札幌東・札幌西は1.5倍を越えていますが、例年と比べると倍率が全体的に低めです。昨年書いていたように、倍率は難易度ではなく「人気」を示すものです。「中学3年生の生徒数が少ない」ので偏りがでても大きい倍率にならないだけ、という状況です。

例年厚別高校を取り上げていました。今回は表に入れていませんが少しだけ。今年は1.21倍でした。
地域的に学級減の高校が多いので、影響を受けるかと思ったのですが、、、そうでもありませんでした。
学級減で大きく影響が数字で出ているのは清田高校でしょうか?(後述)

啓成高校・理数科は例年倍率が高めですが今回は最も高い倍率になっています。啓成高校理数科へ出願→点数が足りない場合は普通科で合否判定、という二度美味しい感じの高校のため、例年倍率は高めです。今年、啓成高校普通科は1.25倍と例年通りの倍率(昨年1.3倍)ですので、全体として人気が出たといえるでしょう。おそらく普通科へ出願している人たちの出願変更があるかと思います。周辺へ(大麻高校・0.79倍)行く可能性が高いのですが影響は少なさそうです。

国際情報高校は、近年人気が高いです。昨年は普通科が2.0倍(当初)→今年1.58倍になっていて数字でみると人気が減っているようにも感じますが、倍率の順位は今年は2位(昨年当初倍率1位)で人気上位にあることは間違いない状況です。さらに、普通科以外、国際文化科(昨年1.1倍→今年1.21倍)、グローバルビジネス科(昨年1.2倍→今年1.36倍)ともに倍率が上がっており、「国際情報高校全体の人気」があることを感じます。

昨年東商業・流通経済が1.6倍が今年は0.95倍と大きく変化しています。
今年は琴似工業・情報技術が1.58倍と同レベルの倍率を出していて、実学への人気、、、ではなく「ここなら入れるだろう」の人気がフワフワ・ふらふらと動いているのが見えます。
江別高校も倍率が上がったパターンですね(昨年1.0倍→今年1.2倍)。例年、0.9倍付近で「受けたら受かる」でしたが、当初倍率としては1.2倍ですので、しっかり受験になりそうです。ここも出願変更する人が多いように思います。

各地域の中間層向けの高校が少ないため(上と下はしっかりありますが、、、中間だったところが上にあがってしまい、中間層の受け皿がなくなっている)、Gランク前後の生徒さんが行ける高校が見つけづらくなっている状況には変わりがないように思います。ちょうど良いが無いってのがちょっと大変だなー、と例年受験データを見て感じております。

倍率の低い高校

校名倍率昨年倍率
札幌丘珠高校1.09倍0.8倍
札幌南陵高校0.83倍0.7倍
札幌東陵高校0.91倍1.0倍
札幌東豊高校0.57倍0.8倍
札幌西陵高校0.98倍1.0倍
大麻高校0.79倍0.9倍
札幌あすかぜ高校0.73倍0.9倍
札幌稲雲高校0.95倍1.0倍
札幌白陵高校0.86倍0.9倍
江別高校1.2倍1.0倍
野幌高校0.62倍0.8倍

昨年と大きく変わらない顔ぶれですが、、例年よりも倍率が低くなっています。
どうやら例年以上に「人気ある学校に集まり・人気ない学校に来ない」という数字になっているようです。単純に「生徒数が少ない」だけでは説明出来ないくらいの状態があるように思えます。

特に大麻高校は昨年・今年と1.0倍を切っています。個人的にはお買い得な高校に見えるのですが(倍率1.0倍を切る→受けたら受かるが基本)、どうもそうでは無いようで。稲雲高校などは人気校の間に挟まって、生徒が集まりにくいんだろうと思いますが、、、大麻は啓成高校に取られて、、、る??

学級減が関係する学校について

校名倍率昨年倍率
札幌月寒1.34倍1.4倍
札幌北陵1.39倍1.2倍
札幌手稲1.07倍1.0倍
札幌丘珠1.09倍0.8倍
札幌西陵0.99倍1.0倍
札幌白石1.36倍1.1倍
札幌あすかぜ0.74倍0.9倍
千歳1.15倍1.2倍
北広島西0.86倍0.8倍
市立札幌清田1.50倍1.2倍

全ての学級減の高校で、学級減が倍率に直結しているとは言えない感じです。
そんなに変わらなかったところ(月寒・手稲・西陵・千歳・北広島西)や、上で書いたように「人気がもともとあるところが増えた」パターン(白石・清田・北陵)、減ったパターン(あすかぜ)、と「学級減だからこうなった」ではなく、個々に理由がありそうな状況が見られます。

ちなみに、、、テキトー予想を出していたので、答え合わせ(当初倍率ではなく、確定のつもりで出してますが)です。

予想倍率(2019年5月ごろ作成)

北陵・白石は近い数値になっていますが、それ以外は外れてますね(笑)。(ある程度近いとも、、、統計処理なお話はしませんm(_ )m)
数字だけの処理だとどうしてもズレます。現実に「あそこがどうで、ここがどうで」と地域での人気だったり中学生の状況・保護者の思いとかを予測して、、、というのが必要ですが、そこまで時間かけることもAI導入(笑)するほどのことも無いので、このくらいの精度だと思っていただければと思いますm(
_)m

ただ、ちょっとした比例計算程度で、近い数値が出てしまう高校があったりもするわけで、、、意外とテキトー計算も侮れません(笑)。

もう少し細かい話は受験が全部終わってから来年度に向けてでお話をしたいと思っております(主に家庭教師・塾内向けの予定)。こぼれ落ちてくるお話はブログにも出てると思います。個々の生徒さんの状況に合わせたお話、、、が得意分野なので、大雑把なお話はホントに大雑把で申し訳ないなあ、、と思いつつ、これ以上細かくはちょいと難しい&大変になるので、このくらいでm(_ _)m

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この記事を書いた人
すぎやま

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