学習することの本質的なお話(はしもと先生のブログ・数学のお話から)

今回は、はしもと先生のブログF、Gランクの高校数学は大学ではまったく通用しない」のお話をスタートに、しようかと思います。
学習することの本質的なお話、です。

高校数学って急に難しくなる

高校に入って数学Iをやり始めると「あー、こんなもんか」と「楽に解けるし、余裕」だという生徒さんが多いです。ところが2ヶ月位すると急に「全くわからない」という生徒さんが増え始めて、1年の後半になると「数学、無理。やりたくない」となっていく、、、んですよね。

その原因の一つが


方程式や関数、図形がすべてバラバラの分野として独立して、それぞれの問題に解き方があり、
その解き方を覚えなければならない!と思っているように感じます

F、Gランクの高校数学は大学ではまったく通用しない」より

だと思います。数学の解き方を覚えればなんとかなる、、、と思ってるんだろうな、と。

確かに、解き方を全て覚えれるならそれでも良いんですが、、、細かいパターンまで全部覚えるとなると、高校1年の内容(数学I・数学A)だけで膨大な例題を覚える必要あるんですよね、、、多分、100〜150問は最低でも覚えなきゃダメだろうと思います。定期テストが4回あるので、1回のテストで25〜40問は覚える必要あるハズ。中学までだと「公式4個くらい覚えると定期テストで点数取れる」くらいの感覚の生徒さんが多いだろうと思います。それが通用しないんですよね。

公式を覚える≠暗記する

数学において(理科でもそうですが)、公式を覚えることは暗記ではありません。

よく言うのですが「公式が何を言っているのか理解する」ことです。、、、キモいこと言ってます(笑)。公式は語りかけてくるんですよ、この式は「こういう意味・こういう変形・こうしたらいい」と。そうなるくらい理解してないと「使えない」し「通用しない」んですよね。

はしもと先生が


習ったこと、学んだことを「抽象化できていない」ことです

F、Gランクの高校数学は大学ではまったく通用しない」より

という表現してる部分ですね。


2次方程式が解ける、因数分解ができる、共有点が出る、ことが重要なのではなく、「なぜ、この方法で求まるのか」です

F、Gランクの高校数学は大学ではまったく通用しない」より

というのがよりわかりやすいでしょうか??

数学って何するものなのか

『数学』という教科をやってると勘違いすることが多くあります
一番の勘違いは「数学(算数)は計算問題が解ければいいんでしょ?」だと思います。

数学において計算はあくまでも手段です。国語でいうと「ひらがな、漢字、文、文章」で、当たり前に書ける必要があるもので、、、その手段を覚える&その手段で書き表せるものを増やしていくのが数学(中学数学の一部・高校数学の大半・大学の数学の全て)だと思います。

こんな言い方聞いたことありませんか?
「数学は全世界共通の言語」「だからどこの国でも計算式は通用する」
数学の先生(や理系の人たち)はよく言うセリフだと思います(笑)。
数学は「言語的に説明しにくいことを説明するための言葉」だと思っています、私は。

「計算すればいいじゃない事を理解すること」
それが第一歩目だと思います。

学習の本質的な部分

全ての教科の話をするのは大変なんで、数学だけを取り上げてお話してきましたが、、、本質は同じだと思っています。

「計算できればいい」ではなく「説明できる力をつける(数学的な説明方法で)」が数学の本質的な部分だと言えるかと思います。

他の教科科目でもホントに「理解しておくべきこと」があって、、、「説明できる」ことが一つの目安かなー、と思っています。
例えば「日清戦争→日露戦争」へと日本が突き進んだのは何故?という問いに答えることができるか
(日清戦争での勝利で賠償金がっぽりもらって、いい気になった+大国であっても勝てるんじゃね?→日露戦争に突入・勝ったけどお金入ってこない・どーする??という流れ)
は中学生が答えることができる(けど難しい)内容じゃないかと思います。

どの教科科目であっても「表面上の言葉を理解する」ことと「起きたことを理解する」という「深化させる」部分があると思います。その深くまで理解すること、、、がホントは大事なんです。
、、、そこまでやりたがらない生徒さんスゲー多いんですよね。
そーすると、、、高校でパタッと倒れるわけです(苦笑)。

まとまらない、まとめ。

数学、問題が解ければOK!というのは高校では通用しなくなります
何がどうなっているのか理解していないと、そもそも「解けない」になっていくわけで、、、。

それは数学に限ったことじゃなく、私の専門の理科なんかはもっと面倒な話になっていきます(目に見えないことだけになっていくので、、、想像して考えて、、、の繰り返しです)。
それをサボる・やらない・気にしない、と全くついていけなくなります高校以前に中学でそうなっている生徒さんも多いなー、と思っています。

最近、高校でも授業サポートの必要あるなー、と思うようになっていまして。以前よりも「短期的な知識でここを乗り越えればいい」と考えている高校生が増えたような気がしていて、、、、それだと「一般受験」が厳しくなるので、、、サポート必要かな、と考えはじめています。元々高校生の授業サポートはしてきているんですが、もーちょっと大々的にやらないとダメかなー、周知しないとヤバいなー、、という感じがしてきています。

、、、というところに、はしもと先生のブログが良い内容だったんで、ついでに書いてみました。
はしもと先生・たかはし先生・すぎやま、ともに中学〜高校を継続して教えていくこと多いです。
高校生になるとどうしても「進路先を意識した学習」にかわります(例・高校生教えます。)。
変わる、という意識があれば、、、数学とか頑張ってついていけるような気がします。意識を変えること+学習の姿勢を変えること、が大きなポイントになる、、、ような気がしてます。

まとまらずm(_ _)m

塾・家庭教師のご案内。

面談+無料体験授業からのスタートしています。

保護者の方からのご相談も随時受け付けております。
お気軽に連絡くださいm(_ _)m。

友だち追加
  • お電話 050−5318−8393
    よりご連絡ください。よろしくお願いします。

札幌の塾BASEホームページ
札幌の家庭教師屋さんホームページ も御覧いただけるとありがたいです。m(_ _)m

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

すぎやまをフォローする
勉強方法教育高校
シェアする
すぎやまをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました