高校受験まで「あと15ヶ月」何しておく?って話

今回のお話は「中学2年」に向けたお話です。
中学3年の人たちはもう既に三者面談して「志望校最終決定」して「あとはやるだけ」の状況に入ったかと思います。つまり中2は1年後(中1は2年後ですね)に「志望校が決まって、受験が目の前」という状況になるのです。
あと1年、、というか、3月の受験まで考えるとあと15ヶ月で高校入試ですよ、というのが今回のお話。

高校受験に向けてしておくこと

「受験まで後15ヶ月だよ、何しておくといい?」と聞かれると、
ほとんどの人が「勉強して受験の点数取れるようにしないとヤバい」と答えます。
まあ、その通りなんですが、、、「そう答えておけばいいんでしょ?」的な空気が漂いますよね、こーゆー時って(こういうときに言う「勉強」って何するつもりなんでしょ?「より細かく・具体的に話ができる」といいなー、と思います)。


中2の今しておくといい事。

書き出すと、、、

  1. 何故高校へ行くのか考える
  2. 行きたい高校を探す
  3. その高校へ行けるだけの学習・勉強をする

の3つだと思います。一つずつ、説明していきます。

1.何故高校へ行くのか考える

義務教育は中学まで。法律上は高校からは「行きたければ行けばいい」ということになっています。まあ、そうは言っても現実的には98.8%の人が高校進学をする(文部科学省より)ので進学しないという選択肢はなさそうに見えます。

高校へ行く理由は人それぞれで、、、別に理由が無く進学しても良いんですが、受験の「勉強する・学習する」ときに大きく違ってきます

よく、「理由があると嫌なことでもこの先のためにと思って頑張れるから、高校に行く理由があると強い」と言われています。

「行きたい高校がある、目標のために必要だと思っている」と「一人で宿題をすることや一人で問題集を進めていく」ときに少しだけ楽だと思います。
ホントにそうなのか、疑問持ってるところもあって、、、理由があっても頑張れない生徒さんをたくさん見てきていて、、、もちろん理由がしっかりあって頑張れる生徒さんも多いんですけれども、、、どちらとも言えないなー、というのが今の私のスタンスです。

間違いないのは高校入試は「人生の初めての大きな決断」だということです。
「高校進学だけでなく、その先の人生全体まで考えて決める」必要がある「自分のことをよく考える」ことが必要になるのは間違いないわけです。

「人生の大きな決断です」とか「自分のこと考えなさい」とか言われても、、、一人だと何考えていいのかわからないと思うのです。
で、「何故高校に行くの?」「高校に行って何をするの?」「高校卒業したらどうするの?」と細かく区切って考えさせることが必要になると思っています。
「高校に行く理由を考える」というよりも「自分のこの先全部を一回考える」という感じで話をしていきます。自分が「どんな仕事をするんだろう?」とか「どんな所で生活するんだろう?」といったことを考えることで、「何故高校に行くの?」への答えが見つかるかもしれません。

見つからなくても良いんですが、、、考えることで少しだけ「自分の人生に責任を持てる」ようになると思っています。

2.行きたい高校を探す

行きたい高校を探す時、大事なことは「レベルと距離」です。

自分の今の学力がどのくらいなのか「ランク(内申点)と当日点(≒道コンの点数)」を把握しておく必要がありますし、家からの距離によっては通うだけでスゲー疲れるわけです。

レベル=「ランクと当日点」

自分のランクは大丈夫ですか?
学校の先生から教えてもらって、、、とかじゃなく、自分でちゃんと確認しておきましょう。
北海道学力コンクールのページ内に内申点計算機があるので、それを利用すると楽です。
通知表(中1最後のものと、中2の最新のもの)を用意して5段階評価を入力すると出ます。

中2の場合は
内申点=(中1の5段階評価を全部足す)×2+(中2の5段階評価を全部足す)×5
で計算できます(中1・中2・中3で計算式が違いますので注意!)。

ランクは315点〜63点までを20点ごとに区分けしてAランク〜Mランクまであります。
オール5でAランク、オール4でDランク、オール3でGランク、オール2でJランク、オール1でMランクになります。

ランクのなかでも「上の方・下の方」の2段階に分けることもあります(Dランク上位、Dランク下位)。特に、合格ボーダーライン上のランクの場合「Fランクの上は合格・下は不合格」のような事がありますが、その場合でもボーダーラインはFランクと表記されます。良く見ておく必要アリ!

今の自分の学力、どのくらいかわかっていますか?
北海道学力コンクールを受検したことがあるなら、その点数が受験で取れる点数の目安になります。

受検した事無い場合、定期テストの点数から40点を引いてください。経験的なお話ですが、そのくらいの点数が受験で取れる点数になることが多いです(そうじゃない人も居るので、模試を利用することをオススメします)。

距離=「家からどのくらい?」

家から遠すぎると「部活して帰ると21時」といったこともあって、、、いや、遠くてもその高校がいい、っていう程行きたいならスゲーいいことなんです、もちろん(笑)。
家からの通いやすさ・距離感は意外と大事で、、、地図上に学校名・ランク+当日点、でプロットしています。

例年、高校入試のボーダーラインをgooglemap上にプロットした「ボーダーライン地図」を作っています(石狩地方のみ)。

リンク先に地図あります。

地図を見て、家からの距離を見て、、、交通機関を探してみてください。「近くてバス・地下鉄が使えない」よりも「遠いけど地下鉄だけで行ける」方が時間的な距離は近くなります、当たり前ですけど。

あ、札幌市内の交通機関探す時は「えきバスnavi」が比較的便利です。「地図から検索」で、家と高校を選べば、交通機関探せます。たぶん、googlemapで経路探索するよりも間違いないです。

3.その高校へ行けるだけの学習・勉強をする

事がここに至って初めて「学習・勉強」のお話です。
いきなり「勉強しろ!」と言っても、、なんでやるのか理由も無いですし、楽しくもないし、、、となると、「一人でやらなくなる」だけで何もいいこと無いと思います。

まずはゆっくりと「なんで高校に行くのか」を考えたり「家からだとどこが通いやすいか」を見てみたりするといいと思います。
そして「ココがいいなー」というレベルまで話が進んできた所で「この高校はこのくらいのランクが要る・このくらいの点数が取れないとダメ」→「今の自分のレベルとどのくらい違いがあるのか」を考えるわけです。

さて、そうするとやっと「その高校に行けるだけの学習・勉強」という話です。
今までやっていた学習方法・勉強方法で取れていた点数(ランク・道コンの点数)は、行きたい高校に足りていますか?
足りているのなら、そのままやっていきましょう、そのままで合格できる可能性が高いと思います。
足りていないのなら、、、何が足りないか自分でわかりますか?
「英語の点数が足りない」ではないですよ!「英語の文法の問題が解けていない」とか「英語の初めて読む長文の問題が解けない」といった「具体的に足りていないこと」がわかっていますか?「オームの法則の抵抗が3つの問題がどうしても解けない」とか「公民の権利がどうしても覚えられない」とか「因数分解できるのに2次方程式が解けない」といった具体的な「足りていないこと」がわかるなら、自分で頑張れることが多いと思います。自分一人でわからない問題の場合、学校の先生に聞きに行きましょう。授業の終わりだったり放課後だったり職員室まで行ってみましょう、きっと丁寧に教えてくれるハズです。

自分で何が足りないかわからない時、周囲の大人、、、学校の先生や塾の先生・家庭教師の先生に聞いてみてください。きっと「あなたはコレができていない」と把握している人がいるハズです。

何がどう足りていないのかは「ある程度教えている状態」じゃないと明確にわからないことが多いです。
足りていないことがもしかすると「根本的な学習時間」ということもあります。1日1時間やっていれば十分間に合う場合もあれば、2時間でも足りないこともあります。
もしかすると「時間は足りているけれど、集中していない」ということの場合もあります。机の周りに遊ぶものが多いと気が散ってしまって集中できないこと多いですよね。
「英語の文法がやばいと思っていたけど実は国語の文法がわかっていない」ということもありました。

足りていないことがわかればあとは簡単だけど、大変ですね。その足りていない部分を埋めるべく、学習・勉強をしていくだけです。ただただ、繰り返して同じような問題を解くことも増えるだろうし、ただただ単語を覚えるだけ、用語を覚えるだけ、、、「スリジャヤワルダナプラコッテ」とか覚えるわけです(覚えなくていいですね(笑))。

繰り返しやる、、、嫌になりますよ、誰でも。
嫌だけど、やらないと、、、と思えるだけの事が自分の中にあれば、少しだけ頑張れます
行きたい高校がある・やりたいことがある(将来の夢がある)、、、と繰り返し問題をやる力になる、、、のかなあ、ちょっとわからないんです、ホントに。

だから

どーしてもできない時、相談しに来てください、少しだけやれる方法一緒に探せると思います。
中学2年生の今、準備をして、考えて、高校に向けて、、、と始めると、たぶん少しだけ受験勉強が楽になります。「嫌だけどやるか」くらいは身につくんじゃないかなー。「嫌だからなー」で止まってしまうよりは何百倍もいいと思うんです。

まず、少し考えることから始めてみませんか?
一人で考えるのが難しいことだと思うので、お家で皆で考えてみるといいと思います。家でそんなの考えたくない、っていうなら話し相手になりますよ、塾来てみませんか?まず、動き出してみましょう。それから脳が動いて考えてくれますから。

おわり。

入塾・家庭教師に関して

面談+無料体験授業からのスタートです!

この時期、普通は中学3年生に向けてのお話になりがちですが、後1年なんですよねー、中2も。1年でどれだけ頑張れるか、ここから真剣にやらないとダメな人も多くなります。
受験の時期だけの対応もしておりますが、長くお付き合いすることでできることが更に増えます。生徒さんを理解することが重要で、、、まずは面談させていただければと思いますm(_ _)m

個別のお問い合わせもこちらからお願いします。
入試前・中学3年生の生徒さんの単発の授業もしております。「英語の文法の基礎だけ」「1次関数だけ」といった「この内容だけ教えて欲しい」という単発授業も対応できます。ご連絡くださいm(_ _)m

家庭教師がつくる塾BASEホームページ
札幌の家庭教師屋さんホームページ も御覧ください。m(_ _)m

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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