「80点の壁」

定期テストの時期が近づいてきました。
それぞれの目標点があると思いますが、今回は定期テストで80点以上を取るコツです。

これくらいの点数を目指す生徒さんは、ほとんどの授業内容を理解している状態だと思います。
学校のワークも一人でできる。塾などの標準的な問題集もほとんどできる。
調子が良い時は、問題集などの問題も全部できる！
でも、なぜかテストになったら80点以上が取れない…。
いつもは、もっと難しい問題の勉強をしているのに…。

このような生徒さんに共通するのは、ちょっとしたミスを見逃して勉強しがちなことです。

例えば、テスト範囲の単語（熟語）を100%覚えていない。時々計算ミスをしてしまう。などなど、基本的なところを少々疎かにしている場合が非常に多いです。

特に定期テストになると、テスト範囲の単語（熟語）などの数はそれほど多くありませんし、計算も、複雑なものはほとんど出題されません。

しかし、ここで間違ってしまうとどうしても点数が伸びません。

例えば、中学二年生の数学なら、今回は一次関数が範囲になってくるのではないでしょうか。グラフを使った応用問題や複雑な文章題を解けるようになることも大切ですが、最初に習った変化の割合の考え方をしっかりと理解していますか？計算を間違えたりしませんか？

英語なら、不定詞の部分がテスト範囲になってくると思います。名詞的、形容詞的、副詞的用法の違い、理解していますか？何となく訳していませんか？

基本的な考え方をしっかり理解することが、応用問題を解く上でもとても大切です。

ちょっぴり背伸びして難しい問題に取り組んで、それまで出来なかった問題が解けるようになることも大切です。ところがテストでは、それよりもむしろ、普段できる問題、自分がわかっている問題を確実に出来ることが得点アップに繋がります。

もし、テストで全くわからない問題が１〜２問あったとして、それができなくても、他の問題が全てできれば十分に80点以上、あるいは90点近くも取れるはずなのです。

テスト前に一度、基本的な所をしっかりと見直すことが意外と点数アップにつながりますよ。