テストの点数と入試点ってのを考える必要あるわけです。
札幌市内中学校は定期テストが終わって、冬休み、年末年始な時期になりました。とはいえ、テスト結果や通知表を完全に無視して進んで行くわけにもいかないわけです、悲しいことに。
そんなわけで、テスト後・年末年始に考える「テスト点数・入試点」のお話です。
5教科合計と5教科平均だけじゃダメ。
テストが終わって、成績がでてよく聞くのが「合計点何点だった?」というヤツ。合計点はとても大事ですし、目標にしやすいし、わかりやすいのでよくお話に出てきます。ついでに「5教科平均が_点で、、」という話もよく聞きますね。
実際に「自分がどのくらいの力」があるのかを知るためには「5教科合計」や「5教科平均」だけではダメです。
自分の状態を知る
例えば、、、こんな状況どう思います??
中間テストで5教科合計で380点だった(学年の平均360点)。
期末テストで5教科平均が400点に上がった!(学年の平均400点)。
やったぜ400点突破!と喜ぶのはOKなんですが、、、よく見てほしいのが「学年平均点との差」です。
テスト時期 | 合計点数 | 学年平均 | 学年平均との差 |
---|---|---|---|
中間テスト | 380 | 360 | +20 |
期末テスト | 400 | 400 | 0 |
こうしてみてみると、「中間テストは平均点(学年の真ん中くらいの点数)から20点上」だったのが「期末テストでは平均点と同じに下がっている」と言えるわけです。
(実際に、このお話を数値化したものが「偏差値」というやつなんですが、ココでは偏差値には触れないです)
つまり、「400点突破したのはテストが簡単だったから」=「自分の力は上がっていないかもしれない」とチェックできるわけです。この状況だと「入試の点数が取れない」という状況が生まれるわけです。
目安としての平均点
各教科・平均点と自分の得点との差が+20点ある → すげーいい!
教員は平均50〜60点になるようにテストを作るようにされています。よって、平均点プラス20点の点数というのは70〜80点くらいの価値がある、と言える、、、かもしれません(テストの難易度によって変わるので何とも言えないところもありますが、大雑把にはそのくらいの価値があると考えてOKです)。
と、いうことは合計点と合計平均で考えると、、、+100点〜150点くらいあるのはかなり良いと考えていいと思います(平均250〜300点になるはず、各教科+20点で+100点、と考えて、350〜450点となると、かなり良いまで含むというお話)
これが、「入試点として何点くらいになるのか」がわかると楽ちんですよね。
5教科合計点を強引に入試点に換算してしまう(経験則含)
北海道・公立高校入試は1教科60点×5教科の300点満点です。
通常、学校の定期テストは「1教科100点・5教科500点満点」ですよね。これを、単純に%に置き換えて、300点満点での「なんちゃって入試点」にしてしまいましょう。
$$ なんちゃって入試点 = \frac{定期テスト合計点}{500}\times300$$
上の式に「定期テストの合計点」入れて計算!!
ただ、「学校の定期テストと入試の難易度の差」を考慮すると、単純に同じ割合だけ入試で点数が取れると考えるわけには行かないわけで、、、、。
で、経験則のお話です。
すげー大雑把ですが、出た点数-20点〜30点が、取れる点数、、、だといいなー、くらい(笑)。
例 テスト合計380点の場合
$$ \frac{380点}{500}\times300=228点 $$
ですが、、、実際には-20〜-30点と見て、
$$ 228点-30=198点 $$
以上とれたらいいなー、、、という目安で考えるわけです。
あくまで経験則ですので、明確な数字が欲しい場合は「模試を受験する」ことを強くおすすめします!!!
入試に向けて、考えること
すでに中3の人たちは「受験校」は決まっているでしょうし、「自分がどのくらいの点数が取れるか」が見えていると思います。もしわかってないなら「出来るだけ早く、担任の先生と相談する」べきです。そのうえで、どんなことをしてでも「自分がどのくらいできるのか」を理解しておきましょう。それは「高校入試」だけでなく、その先の「自分がどんな生き方をするのか」に直結する、、、んですよ、ホントに(学力ってことじゃなく、考え方という部分で)
この時期、まだ2年生・1年生の人にとっては「入試点ってなんだ?」という状況なんじゃないかと思うわけです。この時期に「今の力だとどのくらいの高校まで行けるのかなー」という数字を作ってみると、、、「あれ、やばいんじゃない?これ」とか「あー、このまま頑張れば良いんだな」とか、わかることいっぱいあると思います。
自分がどのくらいの点数が取れる(=戦闘力がある)のか知っておくと「どんな入試方法で受験するのか」とか「自分が行きたいところが選べるか」など、戦略・戦術を立てやすくなります。暇な時間にちょっとやってみて欲しいと思います。
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