部活動のこれからについて

今回のお話は、

部活動改革推進係 - 教育庁学校教育局部活動改革推進課
北海道の部活動の地域移行や部活動の方針(休養日・活動時間等)について
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/8/6/1/1/0/9/4/_/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E7%A7%BB%E8%A1%8C%E6%8E%A8%E9%80%B2%E8%A8%88%E7%94%BB(%E4%BB%A4%E5%92%8C5%E5%B9%B43%E6%9C%88%E7%AD%96%E5%AE%9A).pdf

部活動の地域移行について、です。

部活動は、学校生活の中で重要な役割を果たしているようで、、、。
部活動を通じ、生徒たちは自己成長・仲間との絆を築き、さまざまな価値を学んでいて、一定以上の意味・結果があると考えています。
しかし近年、部活動の運営・継続に課題が生じていて、、、なんとかする必要があります。
部活動のこれからについて、現状の課題+取り組むべき方向性について考えてみます。

現状の課題

今の部活動にはたくさんの課題があります。
まず、学校の部活動は「大会に出て勝つ」が中心であり、運動や文化系の部活を楽しみたいという生徒に十分に応えられていないような気がしています。私が高校教員時代、部活動を持つ時は「できるだけ楽しむ部活」を優先していました。「大会に出ないでも良い・出たいならそういう部活をする」としてやっていました。緩く楽しむ部活は、顧問である私も「そこまでしっかり指導しない(=部活に時間を撮られない)」といういい面もありました(笑)。

また、部活動の練習時間の長時間化や過熱化といった問題もあります。全国大会に出るような部活の生徒は、「定期テスト前日も練習」だったり「部活休養日に生徒主体で(ということにして)外部の体育館を借りて、自主練習という強制参加練習」だったり、、、長時間・過熱化、は非常に激しい状況にあると思います。
これらの課題を解決するために、部活動の位置付けや活動方針の見直しが必要だろうと思います。

部活動どーするといいのか?

部活は、実は教員の仕事の内容に入っていない(法律的には)のですが、学校が設置・運営すること、とされていて、、、「仕事じゃないけど、校長が部活の顧問を決める」というよくわからないものになっています(ですので「部活顧問を辞退」しても校長は何も言えないわけです)。


部活動は、教育課程外の活動であり、その設置・運営は学校の判断により行われ、必ずしも教員が担う必要のない業務です。

北海道部活動の地域移行に関する推進計画・25ページより)

しかし、部活動の位置付けについて、大人たち(保護者・地域)の理解は不十分な場合が多いと思います。
部活動は大きな意味で「教育の一環」で、、、部活動自体は、生徒の成長や学びの場として重要な存在で、単なる競技や大会出場のためだけではなく、生徒たちが自己表現や協力・努力の精神を培う場でもあると思います。
それだけに、部活動の位置付けはしっかり考えなければダメな時期が来ているように思います。

部活動の地域移行は、どーなんだろう?

部活動の運営は、生徒たちがどの部活をしたいのか地域の実情を踏まえた検討が必要になってきます。「大会に出る」だけでなく、運動や文化系部活を楽しみたいという生徒にも対応してほしいわけですが、、、。サッカーやりたい生徒が「楽しみたいだけ」となった時、「大会に出る地域活動」はどこまで対応できるのか、、、今の学校の部活動と同じように「楽しむやつは自分でやっとけ」になるような気がしてしまうんですよね。
また、部活動に参加する生徒の多様性を尊重し、障害のある生徒にも十分に対応できる環境づくりが必要になる、と言われています。

これ、各地域で対応できる、、、んですかね?
札幌や旭川・函館のような大都市圏であれば、クラブチームや運動サークル(個人数人でやってるのも含め)たくさんあると思います。あるんですが、そういった「地域での運動・文化系の活動」に部活動がマッチするのか、、、難しい気がするのは気のせいでしょうか?
さらに障害ある生徒だったり、楽しみたいだけの生徒だったり、幅も広いわけで、、、かなり難しい気がするんですよね。

地域の実情やニーズを把握し、地域の団体や指導者と協力して部活動を支える仕組みを1から構築する必要があって、、、地域移行を進めるためには、地域の人材・場所を確保する必要があります。

さらに、部活動の大会やコンクールなどの主催者には、生徒や地域の人材への負担を考慮した適切な運営体制を整えることが求められます。、、、、というか、「地域の活動」が部活動の大会に参加することをOKにする必要があるわけで、、、。そうなると、野球やサッカーは「クラブチームを含めて大会を行う」ことになるのか?美術や吹奏楽も「学年・学校単位」ではなく「地域の音楽団」での参加を認める必要がありそうで、、、学年(年齢)による制限をどう変えていくか、も大事な点になりそうです。

まとめ

部活動は、生徒たちが自己成長や仲間との絆を築き、さまざまな価値を学ぶ場であり、教育の一環として大事なものとされています。
現在、部活動には課題が多々あり、部活動の位置付け・地域との連携、生徒・指導者の負担の軽減などを考えていかないと、この先、部活動が衰退していく可能性も十分あるわけです。

、、、実は、この記事、ChatGPTによって基礎部分を書いてもらいました(笑)。
それを書き足し・書き直して、今回の記事にしてみました。

「部活動のこれから」は、AIが書いてくれたように「地域移行」していくしかない状況だと思います。
部活動は社会教育として、地域が行う教育の一部に、、、公民館とかでバドミントンを教えているような形に変えていく必要ある、と考えています。
ただ、そうなると「高校野球」や「高校サッカー」「吹奏楽コンクール」といったものを解体・再編成する必要があって、、、たぶん、きっと、間違いなく「それは残すべきだ」ということを言う人達が多くなると思うのです。
、、、高校に部活をしに行く、というのは「会社で副業だけしている」ようなものだ、ということをそろそろ本気で議論するべきじゃないのかなー、と思っています。

あ、部活動が「教育として大事」なのは間違いないです。ただ、それを「学校で、教員が」することが正しいかどうか、そして、学校教育として「体育ではない運動」や「美術・音楽などではない芸術」を「授業ではないところで教員が教える」という不思議さを、、、そろそろ認識するべきかなー、と思っているだけです。

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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