高校で不登校とか支援するよーにしよう、って話。

文部科学省の「高校教育のあり方」中間まとめ

ちょっと堅めなお話ですm(_ _)m
高校が「どうなるか」という方向づけの「中間まとめ」が出まして。
真面目に、テキトーに、まとめておきますm(_ _)m

高等学校教育の在り方ワーキンググループ中間まとめについて:文部科学省

高等学校教育の在り方ワーキンググループ中間まとめ (PDF:422KB) のお話です。
(ページ数は、このPDFで表記されているものです)

「共通性の確保」と「多様性への対応」

というキーワードが出ていますが、、、結局のところ「多様性への対応」(≒支援を必要とする生徒・不登校生徒への対応)のお話でした。
共通性の確保、、、については、面白くないので(笑)、ここでは触れないことにします。

多様性への対応

多様性への対応、がこの文書の大半を占めている感じです。
その中で、「田舎の高校をどうするか」に踏み込んで書かれていました。


少子化の影響により、多くの地域で統廃合が進み、令和3年5月1日時点で、約 63%の
市区町村において公立高等学校の立地が0又は1となっている(0が約 28%、1が約35%)

(中略)

公立高等学校の適正規模・適正配置については、(略)一定の規模を確保することの意義は大きいとされてきた(略)また、高等学校は地方創生の核となる存在であり、(略)学校の存続は地域の存続にも関わる重要な課題ともなり得るものでもある。

(中略)

都道府県が適正規模・適正配置に関する議論を行う中で、一定の小規模校について地域に残す必要がある場合に、小規模校のメリットを最大化するとともに、課題を最大限解消し、教育条件の改善につながる方策を国としても考えていくことが必要である。

7ページ

大雑把な要約をすると、、、
「少子化で統廃合進んで高校少なくなってるけど、田舎の地域でも一定の大きさの高校を維持するのは大事。高校が地域の核になってたりで、地域の存続にも関係するから簡単になくせない。
→ 田舎の高校のメリットを最大に使える方法を国が考えてね。」
という感じです。

北海道は特に地域に(その町に)小規模校が1校だけということが多くあるので、この議論はしっかり追っていこうと思います。状況によっては、札幌の外れにある高校(南陵高校とか)も田舎の高校同じような方向になる可能性は十分にあるわけですが、、、

具体案として書かれていたのは、、、

  • 遠隔授業の活用(学校間連携:大規模高校→小規模校で遠隔授業)
    小規模校で開講できない授業(美術の先生が居ない・音楽の先生が居ない、はよくある)を遠隔授業で何とかする、という話。

くらいの話です(それをどう実現するかという話が多く、他の方法論は取り上げられていませんでした)。
→ 結局、「地域内で一番学力低い高校」のままで人気がなくなって、、、ということも多々起きそうな気がしますが、、、。あと「小規模校側の先生の負担」は意外と増えそうな気もしてます、、、さて、どうなのか、、、。

多様性への対応・その2

不登校への対応、という話が2つ目に出てきていました。

より正確に言うなら「多様な生徒への対応を全日制・定時制関係なくやろう」という話です。


・ 義務教育段階で受けられていた心理的・福祉的支援をはじめとする各種支援を高等学校においても受けられるようにすること
・ 不登校生徒について支援の継続性の観点から、中学校と高等学校の接続・連携を推進すること
・ 中学校において不登校経験を有する生徒を含む全ての生徒に対して進路について選択肢を情報提供するとともに、当該生徒の意欲・能力を入学者選抜において適切に評価していくこと
・ 過度に授業への出席日数の要件のみに縛られないようにして履修・修得を認めていくこと
・ 通信の方法を用いる不登校特例制度をより活用しやすい仕組みに変えること
・ 特別の教育課程を編成して教育を実施することができる学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置を促進すること
・ 学校内で安心して学ぶことのできる校内教育支援センターの設置を促進すること
・ 学校間連携等を促進していくこと
・ ICT 活用の体制・環境を整備していくこと
・ 生徒一人一人の成長の個性を大切にし、先入観や学校・課程の枠にとらわれず、校内外との連携により教育内容を充実させていくこと

14ページ

とたくさん挙げられているんですが、一番最初の「義務教育段階で受けられていた心理的・福祉的支援をはじめとする各種支援を高等学校においても受けられるようにすること」は重たい言葉だな、と(元道立高校教員は)思います。
現時点で、高校が「義務教育と同じだけの心理的・福祉的支援」をしていない(というかしているけれど足りていない)と言わんばかりの文言です。、、、まあ概ね事実だと思いますが(笑)。

そして、その「支援をする」という方向に舵を切るわけです。
それは「高等学校のあり方」が大きく変わる方向だ、、、とも言えると思います。

今までの(今の)高校は、、、
曰く「高校は行きたくて行くところだ」「だから、留年・退学がある」
曰く「学力が足りない(赤点・評価1)と、進級できない」
これが、覆る可能性があるわけです。

「支援を受ける」という状況は「学力が足りなくても進級させる」にスライドされてしまう可能性は多々あります(この文書での意図は全く違いますが、結果論としてそうなってしまう、という事象がありそうだ、という話です)。
そうすると「今まで、進級できなかった(退学していた)層の生徒」が「進級し、卒業する」ことになります。それはもしかすると「学力的に(もしくは別の面で)、今までとは大きく違う高校卒業」かもしれません。そしてそれを受け入れるかどうかは(共通性があると判断するかどうかは)社会側に委ねられるものになるはずでして、、、。
さて、そこまでうまく社会が連動してくれるか、難しいかもしれないなー、と思ってます。

多様性への対応のはずなのに「不登校生徒についての支援」の話だけ取り上げて書いてますm(_ _)m

不登校生徒について支援の継続性の観点から、中学校と高等学校の接続・連携を推進すること」と1行目に続いて列挙してます。
→「不登校生徒が柔軟に学びを継続できるよう、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置を促進するとともに、学びの多様化学校での優れた取組や不登校生徒への支援のノウハウを他の高等学校に広げていくことが望ましい」との記述(15ページ)があります。
不登校特例校(小中学校)を増やしてそのノウハウを他の高等学校へ、だと思ったんですが、違いました


不登校生徒が自宅等から高等学校の同時双方向型の遠隔授業を受講すること、現行制度上は高等学校が文部科学大臣による学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)としての指定を受けることで活用できる、オンデマンド型の学習を可能とする通信教育について、指定を受けずとも活用することを、合計36単位の範囲内において可能とするために必要な制度改正を行うことが求められる。

17ページ

ええ、不登校特例校の高校を増やす、って話でした(現在全国で4校くらい:星槎学園やNHK学園など、通信制が多い?未確認)。

で、不登校特例校のお話にも「同時双方向型遠隔授業」と「オンデマンド型学習」のお話が出てきて、、、。
最初にお話してた「田舎の高校の話」がなんとなくリンクしてくる、、、わけです。
(長かった、、、。「もうちょっとだけ続くのじゃ」です。)

結局のところ、文科省は何を言いたい?

明確に言っている(書いている)わけではないですが、、、
「田舎の高校潰れそうだよね?、じゃ、不登校特例校にして(全国から)不登校の生徒を受け入れてもいいんじゃない?」「その場合、授業はオンライン(オンデマンド型)とかもOK。出席の方法は生徒に合わせてもいいよ」ってな話をしてるよーに見えるわけです。

そして、、、


不登校傾向のため、授業時数の3分の2以上の出席など、多くの学校において慣例として定められている単位認定の際の出席要件を生徒が満たせなかった場合でも、学校が一人一人の実情に応じて柔軟に履修・修得を認める運用となるよう、上記制度改正の周知と併せて促す必要がある。

(中略)

不登校生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育を実施することができる学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置について、国において促進していくことが求められる。その際、設置者による申請の簡略化を促進するべきである。

17ページ

授業の出席(欠席2割まで≒出席8割)のルール「不登校や病気が原因の場合・6割までは、、、」という高校が多いと思います(3分の2以上の出席≒66.67%≒7割or6割5分or6割)。それを「一人一人の実情に応じて柔軟に」という話が書いてあるわけです。

ですので「かなりの日数を出席していなくても、卒業可能」という高校ができるかもしれない、という話が書いてあるわけです。

この先、どういう方向に進むかわからないですが、、、方向としては「不登校の支援をする」と明記しているわけです。

あと、明記してませんが「支援を、、、」という表現が多いです。
と、いうことは小中学校であるような「普通学級に、特別な支援を必要とする生徒が入る」みたいなことを意識している(実は既に高校は「インクルーシブにする」となっているので、特別な支援を必要とする生徒が通うことは可能です)ように見えます。

文科省、高校をどーしたいんでしょうね。
ちょっと迷走しているよーに感じるのは、、、私だけでしょうかね。

何にせよ、方向的には「支援するぜ!」という感じですね(笑)。

とりあえず、おわり。

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この記事を書いた人
すぎやま

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