倍率・ボーダーラインのお話
倍率・ボーダーラインは「結果」なんで、中学3年生がこの時期に検索しても意味がない、、、というのが今回のお話です。
また、基本的に「倍率」と「ボーダーライン点数」に関係性は全くありません。その辺りのお話も加えてしておきます。
「ボーダーライン」と検索して知りたいこと
「今年の受験は何点とったら合格できるか?」だと思います。つまり予想(予測)ボーダーラインですよね。ただ、ネットに出ているものは、「昨年の結果」だと思います。
予想ボーダーラインは、、、道コン受験したりしないと無いと思います。一部塾は持っていますが、無料でネットに公開されることは無いでしょう、間違いなく。
あえて言えばこんな方法もあります「道コンを受験していないけど、合格できるか知りたい」が、自分の点数がどうかしかわからないものです(**高校は*ランクで$$$点で合格できる!というものではないです)。
このブログでこの時期にボーダーラインのお話をするのは「今の受験生に向けて」というよりも「来年の受験生に向けて、考えはじめようね」というお話なんです、実は。
来年以降の受験生(と保護者の方)へ
今、ボーダーラインで検索して来てくれているとすればとてもありがたいです。なんとなく考えている「ここの高校が良いな」というところが「どのくらいのランクで、どのくらい難しいか」を知るいい機会です。
「実際に今、自分がどのくらいの点数が取れるのか」がわからないと「ボーダーラインがわかった」としても何もできないと思います。
大雑把に「定期テスト5教科で250点/500点満点」=「受験300点満点だから150点」としてお話しても良いのですが、、、、実際に「入試問題で150点」がどのくらいか、一度模試を受験することをおすすめします(受験しないで、という場合は「自分で自分がどのくらいなのかしっかり理解する」必要あります、「道コンを受験していないけど、合格できるか知りたい」参考にしてみてください)。
それでも今の自分の点数で知りたい、ということであれば、、、
- 定期テスト5教科合計を%にしてください
- 300点にその%をかける
- その点数から20点引くと、だいたい今、入試で取れる点数に近い、、、はずです。
あとは、ボーダーライン地図とか使って自分の行きたい高校の必要なランク・当日点を調べて比較してみましょう。
自分の今の力でどの高校に行けるのか、、、知っておくことは意外と便利です。上を目指すとしても、自分の実力にあったところに行くとしても、今どのくらいできるのかはちゃんと知っておきましょう。
倍率とボーダーラインの意味
倍率
300人合格するところに、300人受験する → 倍率1.0倍
300人合格するところに、299人受験する → 倍率0.9966666… ≒ 1.0倍
というものが倍率です。
その受験する300人が「どのくらい勉強できるのか」は全く関係していない数字です。
例 倍率1.3倍・当日点200点で合格できる高校 と 倍率1.8倍・当日点135点で合格できる高校では、どっちが合格しやすいでしょうか?
答 倍率関係なし。当日135点で合格できる高校の方が合格しやすいにきまってます(笑)
合格できる/できないは今の自分の実力がどのくらいなのかで決まります。倍率が高いから難しい、、、とは単純には言えません。
ただし、こんなときには倍率が関係する
全く同じレベルの高校が2校(A高とB高)あって、A高は1.0倍、B高は2.0倍、というときは「A高の方が入りやすい」と言えます。
倍率を使うのはあくまで「自分が受験したい高校(複数ある)が似たレベルのとき」に「どっちを受けると合格できるかな」と考えるとき、、、です。
と、いうことで、今の時期に中3の生徒さんが倍率を見て「受験して受かるかなー?」はあまり意味がないわけです。…①
ボーダーライン
その年の受験で「何点とったら合格したか」という結果が、ボーダーラインです。
ですので、今年の受験のボーダーラインがどうなるかは受験が終わるまでわかりません(笑)
また、予想ボーダーラインってのもあるわけです。模試を受験するとついてくるやつがほとんどですが。
予想ボーダーラインでも、昨年のボーダーラインだとしても、「今年受験するボーダーライン」と同じにはなりません。
何故なら、、、、
- テストの問題が違う(難易度が違う)のでボーダーの点数が変わる
- 受験する人数が違うので、合格できる範囲が変わる→ボーダー点数が変わる
- 受験する層が変わる→昨年まで受験の中心がGランクだったのがFランク中心になった→ボーダーのランクが変わる
ので、全く同じボーダーラインにならないわけです。
ですが、「大体このくらいのレベルで受験できる」という目安にはなるわけです。
ボーダーラインを利用するときに知りたいことは「自分が行きたいと思う高校に入れるかどうか」だと思います。
ただ、それは「今の実力で受験してどうなるか」ということを知ることが大事で、、、。
この先「もっと勉強しないと合格しない」「このまま努力していれば十分大丈夫」「流石にキビシイからちょっと変えたほうが良いかもしれない」という判断をするときに利用するものだと考えています。
つまり、受験直前になって「ボーダーラインを知りたくて検索する」のは「受かるかどうか不安になって検索」している状態だと思うわけです。道コンを受験して「自分の実力をしっかり把握している」なら、不安でも「あと何点取れば**%合格ラインになる」ことがわかるわけで、、、。そういった「ちゃんと準備」していないと、ただただ「どうしよー」と不安になって検索して、、、という人がこの時期とても増えるようです(笑)
検索しても合格するわけでもボーダーラインが下がるわけでもない
だからといって、検索してボーダーラインを見つけても「安心できる」わけではないです。
厳しい言い方かもしれませんが「そんなことより、漢字とか英単語覚えてるほうが良い」のは当たり前です(笑)
不安になったら、家の周りを一周歩いて帰ってきましょう。勉強する気にならないなら、そのまま寝てしまいましょう。それで落ちてしまうくらいしか勉強してきていないなら仕方がないでしょ?(笑)
合格ラインは毎年変わりません。その年の問題の難易度で「点数が上下」することはありますが、今年の受験を受けていないのに、自分が何点取れるかわからないですよね?(笑)
しかも、難易度がわからない状態なのに「予想ボーダーライン点数」とかだせるわけ無いですよね?(笑)
ただ、「合格する人の相対的な位置」が大きく変わることはほとんど無いです。倍率が0.9倍になって、合格しなかったはずのランクの人が合格した、、、とか以外は。そういう部分を利用して道コンとかは「大量の受験者からわかる相対的な位置」を数学的にはじき出して「予想ボーダーライン」を作ることができるわけです(だから、小さい塾とかだけでは正確な数字として予想できるわけない、、、のです)。
と、いうことで、中3の人は「昨年・一昨年のボーダーライン」を参考にしてみてください。得点はだいたいプラスマイナス10点くらいに収まっている、、、と思います。その点数以上取れば良いだけです。取れるように勉強しましょう(笑)
20点以上の変化がある高校の場合、、、なんでそうなったか、わかっていないと「今年上がるのかそのままなのか、下がるのか」なんとも言えないですよね。そういった部分は中学校の担任の先生は調べているはずです。ちゃんとお話すれば「ボーダーラインで検索する必要は無い」はずです(笑)。利用できるもの(中学校の先生:しかも無料!そして持ってるデータはとても多い!!)はちゃんと利用しましょう。
入塾・家庭教師に関して
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この時期、ボーダーラインについての質問いただきます。できれば面談させていただけるとお話できること多いです。よろしくお願いします。
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