勉強苦手な子が家庭学習をする為に必要なこと。

家庭学習をする。その為に必要なことはなんだろう?

今回のお話は「今まで全く家で勉強してない子」を対象として考えます。
教員をしていて、家庭教師をしていて「家庭学習しない子」に話しをしてきたことをまとめています。
家庭教師をしていて家庭学習をさせる時にしているお話の順番で書いていきます。

1. 何故かわからないけど、家で勉強しない。

困ったことに、テストの点数悪い子は家でも勉強しません(断言)。しかも、「何を勉強していいのかわからないからできなかった」とか「宿題ないのになんで家で勉強するの?」「ミンナもしてないから大丈夫」とか言って何もしないでゴロゴロテレビを見たりゲームしたりスマホをいじったりしてます。

学校の他の人も全く同じように何もしていないならきっと大丈夫です(笑)。
家でほんの少しだけ勉強してみましょう。きっと少しだけ変わります。

2. まずは机に座る

兎に角、まずは勉強する場所に座ることからはじめましょう。
「全く勉強していない」んですから、、、、。そこからです。

ところがやってみようとしても、100%できません。
ただ「毎日机に座る」ことができないんです。漫画読んでていいから、ゲームしてていいから、と言ってもできないんです。

だって、やることがないですから。自分で何をしていいのかわからないので具体的に「教科書の何ページから何ページまでをこのノートにやること」と指示しないと何もできません。

ですが、「自分一人では勉強できない状態にいること」を理解してもらわないと先に進めません。

3. ものすごい楽だけど量が多い宿題

1人ではできないことを本人が認識したら、「ものすごい楽だけど量が多い宿題」の出番です。
毎日やればできるけど、1日2日だけやっても終わらない量。難易度は低くて自分1人で十分できるものにする。

できるのに、、、(時間が足りなくて)できない」と思ってもらえれば成功です。

4. 何にどれだけ時間がかかるのかを知る。

例えば、学校から出た宿題はどのくらいの時間でできるのか、プリント1枚をやるのに1時間かかるとか英語の予習には1時間半必要だとかを具体的に知る必要があります。それがなければ「出された課題を何日で(何時間で)できるのか?」が自分一人で予定できないわけです。その結果「提出前日に保護者に手伝ってもらう」「答えを丸写し」というよくある光景が起きるわけですね(笑)。

ここまでできるなら、後は自分で予定を立てて自分で宿題をやればいいわけです。

ところが、やらないわけです。

5. 何故勉強するのか理由を考える。

「進学するため」「将来のため」と大体の子は答えます。
そんな「誰でも当たり前に言いそうなこと」ではなく「自分にピッタリあった理由」を見つける必要があります。
例えば「次の英語のテストでアイツに勝ちたいから」とか「##高校の制服がカワイイからそこに入るために」とか「%%部はあの高校にしか無いから」とか「彼女(彼氏)と同じところに行くためには頑張らないとダメだから(青春ですね)」とか、、、。

自分以外に通用しない理由を探させることは大事です。その理由があれば少しだけ頑張れるようになりますし、家でも勉強するようになると思います。

6. 予習より復讐(復讐:リベンジ)。

じゃあ、家庭学習で何をするべきか、、、という話にやっとたどり着きました。(大体ここまで3ヶ月くらいかかります。週1回の家庭教師の場合)

大事なのは絶対に復習です。
その日学校で学んだことを別のノートに自分なりにまとめる。これだけで絶対に頭に入ります。
その日わからなかったところをリベンジ(復讐)することは非常に大事(笑)です。

記憶定着の理論からも間違いないです。その日の内にもう一度同じことを書いておく事で記憶への定着は確実に倍増します。

しかも自分でまとめて書くことで「何がどう繋がっているのか」を意識できます(理科・社会にはとても重要です)。まずは、復習ノートを5教科分作ってやってみるといいかと思います。

まとめ

まとめませんが、まとめ。

兎に角机に座るところからはじめて、勉強できる量を知って、姿勢や気持ちをつくって、、、と時間がかかると思います。

短時間でいいのであれば「うるさいボケやれ!」と言い続ければ1週間くらいはやると思います。その先も同じように言い続けてやっていけるならそれがいいのですが、、、上手くサボるようになります、間違いなく。中学・高校・大学、と自分で勉強しなければ行けない状況になっていきますし、大学入試の方法も大きく変わろうとしています。短期間の学習で評価をされず、長期的に真面目にやっていかなければ評価されない可能性が大きいように思います。

しっかり毎日勉強して行くことが一番楽だと思うのですが、そうはなかなかならないですよね、、、(笑)。周囲の大人が見てあげながら、一番いい方法を探してあげて欲しいと思います。

家庭学習、しっかりやりたいならご連絡ください!

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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