塾・家庭教師を開始する際に「勉強やってなくて心配で、、、」というお話はよくうかがいます。
その「勉強やってない」って、どういう「やってない」なのかな?と。
ちゃんと「切り分け」して考えておくといいんですが、、、なかなか面倒くさいので、簡単なお話を書いておこうかと思います。
そもそも「勉強やってない」と感じる時、、、
お子さんがどんな状況の時「やってない」と感じるでしょうか??
ありがちなのは、、、
- テスト前だけど、机に向かわない
- 提出するワークが真っ白
- 小テストが(隠してあったのが出てきて)点数が悪かった
- スマホ・ゲームは何時間でも集中できる
みたいな状況じゃないかと、、。
で、思わず「勉強しなさい!」と怒って、、、という状況、あるあるじゃないでしょうか?(笑)
もーちょっと細かくみると、、
- テスト直前になって手が止まって、スマホみたり、ボーッとしたりしてる
- テスト前の予定を組めない・テスト前に何をすればいいかわからない
- 提出するワークをギリギリまでやらない
- ワークを一人で進めていけない
- 小テストの勉強をしないでも半分以上は取るけど、たまに0点の時がある
- 小テストがあることを、テストが返ってきて(隠してあった・ゴミ箱に入っていた小テストを見て)知る
- 上に挙げたような状況になってるのに、スマホ・ゲーム・動画、をしていて、、、「危機感がない」ように感じてイラッとする
みたいな状況かなー、、、と。
それなり点数が取れるのに、やらない
という生徒さん、よく居ます。
学力中位層に多いパターンで、、、「何もしないでもある程度点数が取れてる」のでサボります。
だって、「前回、あれだけ遊んでたのに、しっかり点数が取れて褒められた」んで、「今回も大丈夫」だと思ってます。
イヤ、確かに前回よりも数学難しくなってますし、英語も文法事項増えてますし、理科や社会も大変な内容に入ってますが、、、「前回も難しかったけど、何とかなった」という記憶は強いんですよ、そして「手元にすぐ遊べるもの」があるので、そっちに行くんです、、、そりゃそーですよね(笑)。
ところが、10月ごろから、、、だんだんそれもあやしくなってくる。
まず物理的に量が増えます、そして難易度がグッと上がります。
どの学年でも8月〜9月頃から「その学年で大事な内容」に踏み込むことが多いです(学年として慣れてきている+その年齢の成長がなされてる、だろう、みたいな判断?)。
そーすると、今まで通り勉強してるのに「提出物は追いつかない」し「点数が下がっていく」んですよね、、、。
「勉強しなさい!」→「何すればいいの?」
我々大人たちもそーだったと思うのですが、、、「勉強しなさい」と言われたら「あー、勉強かー、、、」とは思いますが「具体的に何をすればいいのか、頭に浮かばない」んですよね。
「勉強しなさい」はボヤッとした指示なんで、言われた子どもは、、、
- 具体的に何していいかわからない
- 何が終わったらOKなのか、わからない(その後遊びたいのに、、、)
と思うわけで、、、子どもは「何から手を付ければいいか、わからない」とか「量が多いから、全部は無理」とか「難しい問題だからやっても無駄」みたいな、、、「反抗的に見える思考」に陥りがちです。
、、、そりゃ、勉強しないです(笑)。
保護者は何と声をかけるといいだろう?
保護者の立場では「勉強しなさい!」「なんでやらないの!」と言いたくなる、、、んですが、ここは一旦「何がどうなっているのか」をしっかり見極める必要あります。
例えば「最初の数問は解けるけれど、途中から急に止まる」生徒さんは多いです。
特に「それなりに点数がとれてたのになー」という生徒さんの場合、この状態が多いです。
「途中で止まる」のは、「面倒になるパターン」と「集中力が持たないパターン」があって、、、
「これ、解けるから大丈夫」と「今までもこのくらいやれば点数取れてたし」と簡単な数問だけやって、自分の中で勝手に納得して辞めてしまう、という面倒くさがるパターンと、、、
集中している間は解けるので「15分」くらいの間は集中が保つので「最初の数問」だけは大丈夫だけれど、集中が切れた途端にパッタリ動きが止まってしまう、、、というパターンがあります。
このパターンの生徒たちに、同じように「勉強しなさい」と言っても「その生徒ごとにやるべきことが違うだろう」ことはわかってもらえるかと。
と、いうことはパターンに合わせた「これしなさい」という声かけが必要なわけです。
途中で止まる以外にも、、、
- 「学習量は多すぎないか?」
- 「内容の理解はしっかりできているか?」
- 「学習を開始できない、始めるまでに時間がかかる」
といった事で「勉強できない・やってない・したくない」という状態になっていることはよくあります。
学力中位層は「理解できてる、学習の量が足りない」ので点数が取れなくなる事が多いです。
→ 生徒さんごとに「勉強しなさい」≒「勉強が止まってる理由」が違います。
お子さんに合わせた声かけ、、、できてますか?
「閑話休題」(といいつつ、繋がってるお話)
ただ、、、
- 何度も同じ状態が起きる
- 状態見て、つきっきりで教えててもダメ
- 本人も困りはててる
- 逆に、本人は何に困ってるか全くわかってない
ってのは、、、別の要因も考えておく必要あります。
ええ、発達障害や学習障害の可能性、、、を意識したほうがいいかもしれません。
発達障害がある生徒さんの場合
- 途中で止まる、んだけど、毎回理由が違う
- 気合と根性・慣れ、で何とかならない
- 「わかってる」し「横に人がいるとできる」のに、一人だとできない
といったことが起きます。学力的に中位層にいるけれど、発達障害が隠れていて「このままやっても伸びない」という生徒さんは意外と多いんですよね、、、。
何すればいい?
生徒さんごとに違いはありますが、基本は
- 見るべきは「何時間やった?」ではなく「何をしてる・どこで止まる」か
- 怒って「勉強しろ!」というなら「何をしたらよい」のか
(何をしたら怒りが収まるか)は伝えましょう - 途中で止まっているなら、そこは保護者が確認→何をするといいか話す
ですね、、、。
このくらいの話をして「自分で点数が取れるようになる」なら、普段の会話に「宿題何がある?」とか「何からやる?」とか、、、カレンダーに「宿題の内容と締切を書き込む」といった学習習慣の管理(進捗管理)をするだけで十分なハズ。
→ 進捗管理を保護者がするとケンカになる、、、ということもあります(細かく言われるのがイヤな生徒さんの場合)ので、、、塾・家庭教師に丸投げ、ってのもありです。たぶん、、、ですが、このタイプは成績は程なくして上がると思われます。
話をして、一緒になってやってみても「どーも改善してない」という場合、、、「時間数が足りてない」とか「やる気がない」とかじゃなく、、、「やり方が合ってない」可能性が高いです。
発達障害だから、、、学習障害だから、、、ではなく。
発達障害があるから「保護者が時間を取って見てほしい」、、、ということでもないですし
学習障害があるから「保護者がサポートをしなきゃダメ」という話をしたいわけでもないのですm(_ _)m。
えーっと、そもそも、「塾に来る生徒は勉強が嫌いな生徒が9割」だと思います(笑)。
「勉強が好き」という生徒さんは自分で学習進めていくので、あんまり学習塾とかお手伝いとか必要ないわけで、、、塾に来るという時点で「勉強が嫌い・苦手・やりたくない!」だと思っています。
中学生が「一人で勉強を進めていく」ってのは実はとってもハードルが高い要求だ、というお話をしたいんです。
我々の頃は、、、というお話をしたくなる気持ちはわかりますが「今の中学校の学習は、全く別」だと思っていただけるとありがたいです(ここでは「我々の頃は、、、」という話はこれ以上触れませんm(_ _)m)。
ですので、学力中位層であっても・発達障害で困っていても、基本的には変わらず「声かけ・手伝い」が必要です。もちろん、生徒さんの状況によって「どのくらい手伝いが必要か」に大きな違いが出てきます。
その「どのくらい手伝いが必要か」を見極める、、、「どんな問題の・どんなところで、手が止まるか」を見ることが、大事になるわけです。
まとまらないまとめ
「勉強していない」ように見えるとき、実際には、、、、
- 止まっている
- 迷っている
- 一人では進めない
だけ、ということもよくあります。
学力中位層でも、発達障害があっても、見るポイントは大きく変わらないです。
中学生に「一人で勉強しなさい」ってのは、実はかなり厳しい要求だと思うのです。
うまくいかないのは、努力不足でも、やる気不足でもなく、生徒が「どうやればいいか」がわかってないことも多いんじゃないかなー、というお話でした。
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