いや、考え始めたら「風が吹けば桶屋が儲かる」なお話になってしまいまして、、、。
「生徒が成長したら、ランクがインフレを起こす」ことになってます(8割嘘・2割は本当かも、くらい)。
学習の方法論のお話ですが、生徒の特徴だったり社会性を獲得することのマイナス面のお話だったり、色々含んでいます。全部網羅的に書くことは難しいので、「学習・学力の部分とウチの対応の部分だけ」取り出した話にしてるつもりですが、読みづらいやもしれませんm(_ _)m
実は、、、
とセットのお話だったりしますm(_ _)m。
ウチの生徒
小さい塾・家庭教師をしているウチ(家庭教師がつくる塾BASE・札幌の家庭教師屋さん)に来る生徒。色々バックグラウンドがあることが多いです。
「発達障害」や「学習障害」といった学習する上で困る特性・特徴を持っている生徒さんだったり、不登校で学習が遅れている生徒さんだったり、そもそも学習する意味がわからないという生徒さんだったり、学校に行ってるし成績もそれなりちゃんと取れているし定期テストの点数もそれなりなんだけど「どーやって勉強していいのかわからない」生徒さんだったり、、、皆それぞれの違いがあるんですけど「学習に困っている生徒」が流れ着いてくることが多いです。
流れ着いてくる、、、。ホントにそうなんですよ。
いきなり最初からウチの塾・家庭教師で始まる生徒さんは少なくて。他の塾を経由して来る生徒さんが大半です。
曰く「集団指導の塾でついていけなくて」
曰く「個別指導の塾でもついていけなくなって」
で、Webで検索していてウチを見つけてくれて連絡して、、、保護者が「学習させよう」といくつかの塾を経由して、本人が「わからない」といい続けて、、、流れ着いて来る塾だったりします。
例外的に「兄弟姉妹シリーズ」があって、、、。
兄姉が先に始めていて、弟・妹が「最初の塾・家庭教師」としてウチを選ぶ、、、ということありますが(スゲーよくあるやつですね、塾とかやってると)、基本的に、いきなり「ウチの塾がスタート」の生徒は実は珍しいんですよね。
ウチの特徴というか、学習方法というか、、、の話
ウチは講師(現在3人)がそれぞれの教え方で教えています。
共通しているのは「繰り返させる」でして、、、。
私たちの塾ではここを徹底して「できる」まで一緒に練習します。
これは、教わる方も(教える私たちも)、少々忍耐が必要です。
そして、もちろん焦ることもあるでしょう。
学校や他の塾では、どんどん進んでいくのにいつまでも計算練習をやっている…
さらに、中学生にもなると要領よく問題が解ける(この式に数を入れれば答えが出る)というやり方を教わったりすることもあります。
私たちと一緒に勉強していると、そんな「素敵なやり方」を教わることもなく、ただただ地道な基本問題や計算の繰り返し…。正直、不安になることもあるかと思います。
「点数アップの方法 続き」より
ところがある時、それまで6割〜7割だった正答率が9割を超え、計算問題ならば完璧に出来る時がきます。
きちんとやれば必ずそうなります!
すると、それまでの遅れを一気に取り戻せるのです。
それも、驚くくらいの速さで追いつきます。
と、たかはし先生が書いているように「繰り返す」は結構大事にしているところです。
「繰り返すための方法を生徒ごとに変えている≒先生ごとの教え方(考え方)の違いがある」ので、全く同じ教え方はしていないんですよね。まあ、当然のことだと思いますが(笑)。
私(すぎやま)だと、7割できていたら一旦先に進みます。
進むけど「ある日急に、戻って問題を解いてもらう」をします。で「ほら、こんなにできなくなってる!」と、、、だいたい半分取れないんですよね、、、。で、「もう一回やるぞ!」と繰り返し同じところをやるようにしてます。
生徒によりますが「先に進みたい」「自分は大丈夫」と思ってるタイプの子だと、生徒が望むように進めておいて「でも、できてないよね?」という現実を見せることで「繰り返して、完璧にしないとダメだ」を生徒自身の中に意識として持ってもらえるよーに話を進めます(が、納得しない子が8割かな(笑))。

そうはいいつつも、、、。
ホントに勉強苦手な生徒さんの場合は「先にドンドン進んで、全体で40%取れるようにする」ことを目標にすることもあります。
そんなわけで、「絶対に・全ての生徒に・完璧に、繰り返させる」わけでもないです。
特にすぎやまの担当の生徒は「スゲー勉強キライ」な生徒が多いので「徹底的に」まではやらないで「それなりに完璧っぽく」までやって「テスト前にもう一回しっかり+発展問題はやらない!」という感じが多かったり、、、です。
たまに、あるお話(≒社会的な力とはなんぞや?)
ウチに来る生徒さんでは珍しいパターン・「ウチの塾(家庭教師)が1つ目の生徒さん」の場合。
「他の塾でどんな学習・勉強するか」を知らずにウチでやっていて、、、。
学校や他の塾では、どんどん進んでいくのにいつまでも計算練習をやっている…
「点数アップの方法 続き」より
さらに、中学生にもなると要領よく問題が解ける(この式に数を入れれば答えが出る)というやり方を教わったりすることもあります。
私たちと一緒に勉強していると、そんな「素敵なやり方」を教わることもなく、ただただ地道な基本問題や計算の繰り返し…。
そう、学習塾でよくある「これやれば解ける」を覚えさせるやつ、を知って「他の塾みたいに解き方を教えてほしい」という話になることがあるんです。
これ、私(すぎやま)はある意味の「成長」と捉えていまして、、、。
つまり、今まではよくわからんまま(保護者が決めた塾で)勉強してたけど「違う方法(楽な方法)で、点数が取れるようになる」ことを知って「そっちの方が自分にとっていいんじゃない?」と考えることができるよーになった(≒自分以外の周囲[社会]を見て、自分を客観視できてる:社会性が身について来てる?)、ってことなんですよね、、、。
と、書くと、、、「そんなことをわかってないの?中学生で??」みたいに言われる事があるんですが、、、。
ここのとこ、その手のお話を書いていたので、挙げておきますm(_ _)m
この話は「学力」ですが、学力以前に「人としての生活する・生きていく力」が足りてないなあ、、、というのを感じることも多くあるんですよねー。
で、、、。
生徒が成長して「解法を教えてくれる塾(家庭教師)に行く」という話が「たまにある」んです。
ウチとしては悲しい反面、嬉しくも思っていまして、、、。
生徒の成長を見てる、という話
少しカッコつけた表現ですが、ウチの塾(家庭教師)は生徒の成長を見ています。
基本的には「学力」だけの話ですが、、、「学力だけ」ではない生徒さんが多々来る塾(と家庭教師)でして、「生徒の成長とは何??」は常に講師と議論をするところで、、、。
どういった形であれ「生徒が成長すること」は喜ばしいことです。
それが「ウチから居なくなる」という形であっても、喜んで応援してあげたいなー、というのがウチの考え方です。
同時に、、、スゲー心配もします(笑)。
結果、×桶屋が儲かる ◎ランクがインフレになる。
実は、「解き方」「解法」と言われるやつを覚えて解く方法は「簡単に点数は取れるようになるけど、学力がついていないことも多い」んです、、、。
勉強苦手な子に「解法」だけ教えてしまうと「問題演習・練習問題を解くことはしないで、解き方だけ覚えておけばいい」と誤学習してしまうこと多いので、、、。
そうすると、大抵の生徒さんは、その時は「わかった!」となります。
「点数アップの方法 続き」より
ところが、実際に計算問題をやってみると間違えてしまいます。
って話に繋がります。解き方は知ってるけど、練習問題を解いてないと「理解をしてるけど、解けない」んです。
この手の状況が一番面倒ですね「解説すると、わかってる・知ってる・大丈夫」と言うんですよねー(苦笑)。でも実際には「テストになったら解けない」状態に陥るわけです。
理由は単純で「この問題に、どの方法を使うのかがわからなくなる」のと「ちょっとひねった問題だと『その方法を利用』して違う方法を考え出して解かないとダメ」なことが多いので「解法が使えず、全く手も足も出ない・できない」ことになるわけです。
この状態は「理解していない」だと話をしても、納得して腑に落ちるまで数ヶ月かかることも珍しくないんですよねー。でも点数はそれなりに取れる(60〜70点付近を取ることもある)ので「自分はできてる」と思ってそのまま進んで行くわけです。
、、、そうすると「何となくテストで点数は取れるけど、実際の実力はそこまでじゃない」という生徒ができます。
→ 「何となく定期テストで点数は取れる」のでランク(5段階評価)は高くなります。でも、基礎問題で間違うことも多いですし(基本を繰り返してやって来てないから)、入試レベルの難しい問題は解けない(解法通りじゃないと解けないから)、、、となるわけです。
そうすると「ランクが高い・当日点がそんなに取れない生徒」が出現するわけです。
→ 結果、最近言われている「ランクがインフレ気味」という現象を巻き起こす、んじゃない、、、かなあ、、、と(笑)。
ゆえに「生徒の社会的な力が伸びると、ランクがインフレになる」
まとめる、ほどでもないですが、、、。
- 生徒が「自分から、次の塾(≒別の学習方法)を探してくる」という成長をする(=社会的な力が伸びる)
- その別の塾(学習方法)は、基礎を何度も繰り返し(徹底的に)やるのではなく、「解法を覚えて解く」をやる方向が多い
- そうすると、ランクは上がる可能性が高いが入試レベルだと点数が取れない方向に進むことが多い
- ランクがインフレ気味、という状況を生み出す
んじゃないか、というお話でした(笑)。
いくつもボコボコに穴が空いている論法で、、、まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」な論法です(笑)。
実は「ランク上がらなかった、うまく点数が取れなくて困ってる」という話もありますし「解法を覚えたら問題が解きやすくなって、問題演習をたくさんこなすようになり上位に食い込むようになった」という話もあります。
毎度のように書きますが「生徒さんごとに、何が起きるかはわからない」ので、一概に「こうなる!気をつけろ!」というつもりはありません。
ただ、、、。
「勉強苦手・嫌い・やりたくない」という生徒さんの場合、「解法を覚えて解く」をしていくと「問題演習をしなくなる(解き方わかってるから、しなくていいと考える≒面倒だからやらないでもいい)」ので「基礎問題のミスが増えてしまって点数が落ちる」んです。そして「解法を覚えているだけでは解けない、難しい問題」は解けないままで、、、結果、点数が落ちていくことが多いことが知られています(ここ数年「基礎を繰り返しやらせる」と言う塾が増えているんですよねー)。
、、、で、「学力は心配」になるけど「生徒が成長してる」ので、快く他の塾へ送り出して、と思うわけです。
思うけど、、、心配になってしまって、こんなブログを書くわけです(笑)。
過去数名生徒を送り出しています。
送り出した先で元気でやってるかなー、と思いつつ、、、おわりm(_ _)m
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