ブルーカラーミリオネア(ビリオネア)とかいい始めたけど、もー20年くらい高校の先生はそういう話をしているよなー、と思った話。

タイトルが全てです。特に何かデータが、、、とかも無いです。
高校教員をしていた頃(10年以上前)の時点で「体動かして働く方が、金になる」という話は当たり前にあって、、、。ただ、そういいつつも「大学行って、(理系文系関係なく)ちゃんと研究して就職する」と「体を動かして働く」よりもよい、、、ハズです(2026年現在・日本国内だとまだ)。

とはいえ、海外ではすでに「ブルーカラーミリオネア」というお話が出ていて、、、。
さて、どーなのか、、、というお話ですm(_ _)m。


昔から、ありましたよね、、、そういう話って

勉強できないなら肉体労働すれば年収一千万なんて難しくない」みたいなお話って、昔からありましたよね?
実際、道路工事だったり型枠大工だったり鳶職だったり、、、そういった仕事に就いてしっかり仕事をすれば「大卒より給料が良い」なんて話は中学校の頃にも聞いていて。
ただ「そんな大変そうな(体力的に)仕事よりも、事務仕事(とかホワイトカラーな仕事)の方が楽」だし「大学卒業したほうが生涯賃金も高くなる」という話でした。

で、こんなお話がありまして「漁師の息子問題」と名付けられているのですが(笑)。

子どもと関わる活動における「漁師の息子問題」|Katsuya SAITO
選択肢がどかーっと広がる高校卒業時の進路選択。なんとなく自分の中でも一つの大きな分岐点になった気がしていて、高校教諭をやるとしたら、教科指導の次に大事にしたいのが「進路指導(キャリア学習)」でした。  いろいろなご縁もあり、在職中の多くの期...

 とある田舎の漁師町。漁師の名家に長男として生まれた一人の子がいます。小さい頃から周囲の大人たちは、彼が家業を継ぎ、その漁師町さえも牽引していく存在になることを想像していました。小さい頃からの刷り込みもあり、周囲の大人たちとの関係もよく、彼自身もそうなるであろう未来しか想像していませんでした。
 一方で、彼は、いろいろな面に才能の原石を見せていました。それらの中には、彼自身が興味を大きく寄せているものもありました。
 都会からその町に一つだけある高校に赴任してきて2年ほどの「私」は、高校1年生から彼を見てきました。いよいよ進路を具体的に考えるぞというとき。「私」は、彼にどういうはたらきかけをするのがよいのでしょう。

 (1)周囲の大人たちも彼自身も自覚のある家業を継ぐ道を見守る
 (2)彼の才能の原石が見え、興味を大きく寄せているものに関する道の具体化へと導く
 (3)その他(______)

子どもと関わる活動における「漁師の息子問題」

そして、現在、、、この問にはもう一つ大事な要素を組み込まなければなりません。

道内・道外問わず、漁業を「ちゃんと営む」と最低でも年収が800万円ほど、複数の漁種を扱う場合1000万〜2000万円の年収になるよーです。
そして同様の収入を「大卒」で得ることはかなり難しいという要素を組み込んで考える必要があるわけです。

、、、就職先を日本国内ではなく「国外」に求めれば、いきなり解決する話ではあるのですが(笑)。一旦その話は置いておきます(たぶん、後述)。

さて、どうしましょう?

視点−1 収入

ブルーカラーミリオネア(ビリオネア)の話の大部分はこのお話、、、「収入」になるわけです。

実際、この10年くらいでブルーカラーのお仕事、特に「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる方々の待遇改善(収入面以外も)が大きいように思います。、、、もちろんまだまだ進んでいないのが現状ですが、収入面が増えてきているのは間違いないかなー、と。
そして、それに対して、いわゆるホワイトカラー、、、管理側・事務方の給料が大きく増えて、、、ることは無いのはご存知の通りでして。

そーなると「肉体労働系」へ行くほうが大学に進学するよりも「生涯賃金が高い」というのが見えつつある、、、わけです。

視点−2 代替可能性

ここ最近は「AIによって無くなる仕事」という話がよくありまして、、、。
昔ですと「自分以外の誰かができる仕事」という表現だったかと思いますが、「誰かができる仕事」≒「誰でもできる仕事は給料は安い」という考え方。だから「自分にしかできないこと」を身につけるために「大学に行く」といった考え方があったよーな、、、気がしています。

この数年で生成AIはとても進歩していて、日進月歩どころか秒進分歩どころか、、、気がついたら生成AI使わないで仕事してる人の方が少ない、くらいになりつつあるかと。ネットで検索すると生成AIが答え表示するのも当たり前になっていて、気が付かない間にAI使ってる、、、とかも多々あります。
仕事の何割かが「AIによって代替可能」な状況が各職種にあって、、、「その仕事、ヒトがしなきゃダメ?」という状況も生まれつつあります

そうなると、「物理的に、体を動かして、物を作る」という部分は「プログラムでは代替できない物」の代表格(≒代替不可能な仕事)になるかと思います(ただし、最近はフィジカルコンピューティングで、実際に物を作らせる生成AIまで行きつつありますが)。
→ 大学出ても仕事が無いなら、、高卒で漁師したほうが良いんじゃない?という考えは、正解、、、に見える。

視点-3 大学進学の大きな変化

大学進学が「仕事をするため」の「実学重視」に変わってきています。
いや、良い悪いの話をするつもりではないのですが、、、実学≒「仕事の直結する知識を得る」になってしまっていて、大学が「あらゆることを考えるための力を身につける」ような汎用性の高い能力を見につける場所ではなくなってきているのは前々から気になっていました。

「必要な技術を身につけて、就職・仕事に活かす」、そのために大学に行く、、、のであれば、専門学校や、高等工業専門学校、工業高校(商業高校・水産高校などなど)でいいんじゃないか?となってくるわけです。

また、保護者世代(1970年〜80〜90年代生まれを想定)の大学進学は「モラトリアム期間」としての意味を持っていたように思います。ところが「実学」になってきて「大学時代に余計なことを考える暇がなくなりつつある」様子があります(とはいえ、未だ暇な時間は十分あるので「思索にふける」ことができる幸せな期間ではあるようですが)。

就職先は「大学に行ってから考える」だったのが「就職先(職種)まで考えて大学を選ぶ」ことが当たり前になってきています(ある意味欧米と同様の考え方になっている、といえそうです)。

、、、なら、大学行かないで仕事しつつさっさと技術身につける・早期リタイア、の方がいいんじゃない?という考え方も出てきそう、、、です。

視点-4 地域性

都市部の場合、大学の選択肢はそれなりの数ありますが、田舎になると、、、家から通うことは難しいわけです。

そして「漁師の息子(娘)問題」的なことが発生する田舎はいっぱいあって、、、。
「農家の子問題」だったり「林業の跡継ぎ」だったり「地域で唯一のスーパーで働く」とかとか。
それなり以上に収入がある。しかも仕事としては「高卒で問題ない」「商業高校で(専門学校で)学んで来い」といったそれなりの専門的な学力で十分な仕事、、、でも専門性は高い(ある程度の時間修行しないと仕事にならない=早く就職した方が有利)、、、みたいなお仕事は田舎にも都市部にもあるんですよね。

ただ、都市部の場合には「大学・専門学校の選択肢がそれ以上に多い」し「眼の前にある仕事≒この先選べるであろう仕事がたくさんある」ので、そういった仕事に目が行かないんだろうなー、、と思っています。

そうすると「近隣に大学が少ない」とか「家から通えない」場合に、魅力的な選択肢として「漁師(年収1000万円)」とか「農業(年収2000万円)」みたいなものが挙がってきた時に、、、高校生の年齢で判断できるか、、、と思うわけです。

そもそも、ブルーカラーミリオネアは日本にありえるのか?

たぶん、建築や土木のお仕事をしていると、AIや他の人では代替できないお仕事が多々あって、、、かなり収入が多い人は増えていると思います。
特に独立してお仕事し始めると、、、とんでもなく儲かる、みたいな状態の職種は日本国内でも増えていると思います。
道路工事とか公共工事が「入札が流れる」話はニュースでも多々流れています。あれ、自分の地域だけでも「引き受ける会社」を作れたら、、、とんでもない収入になるんですよねー(と20年くらい前から言い続けてます(笑))。

「動く側の仕事(ブルーカラーの仕事)をしたほうがいいんじゃない?」

ってのは、20年くらい前から高校の先生が言い続けている(≒私が言い続けている)ことで、、、やっと現実が追いついてきたよーな、そんな気分です、ハイ。

就職先を国内に限定する意味は?

既にユニクロは国内企業とは言えないくらい海外から人材を受け入れています。
同様の施策をとっている企業は少なくありません。

、、、じゃ、働く側も同様に「海外企業も就職先に考える」ことをしていかないとより良い就職先は見つからない、、、というのが「グローバリゼーション」とやら、なんだと思います。

逆に、国内で高い給与をもらって働きたい、ということであれば「高い能力」を持たないと難しい、、、
→ 国内で働こうとする人の方がまだしばらくは割合が高いと思われます。でも「高い給与」の会社は数が多くはないので、高い能力を示せないと雇われないだろう、という状態。

もしくは、国内で「それなりの給与で、それなり働いて、それなりで十分」という働き方をする、、、というのもナシでは無いでしょう。

、、、そうそう、先日見たテレビ(バラエティ番組)のインタビューで「オーストラリアの大学1年生の女性がアルバイト(週3日勤務とか)で月30万円稼いでいる」と答えていました。

日本の外で働くのであれば、年収のスタートは1000万円になると言われています。
例えば、調理師専門学校を出て、海外の「日本食レストラン」に就職するとか、、、国内で働く何倍も収入があるし、そこからの「ステップアップ」もたくさん考えられて、、、。

それでも、国内で働きたい、、、なら、色々「自分なりに考えなきゃダメ」だと思うのです。

ブルーカラーとホワイトカラーと夢とお金と、、、

日本において、明確に分かれている、、、とは思いますが、あまり「そこに意識をおいていない」人も多いと思います。

労働者側・管理者側、というのが明確な分け方だとは思いますが、日本の場合「工場長が、一緒になって機械を動かしている」とかがあって、明確に「管理者側」と言い切れなかったり、、、工場長に給与権限が与えられて無くて、結局労働者側だったり、、、と、欧米のような単純な分け方は難しいと考えています。

ただ、大学に行ってサラリーマンになって、課長・部長になって、給与が安定して、、、みたいな仕事の仕方が夢が無いだけじゃなく収入も無い、、、となってきているのは、何となく皆が感じているところじゃないかなー、と思います。

じゃ、ブルーカラーミリオネアを「最初から考えて」進路を設定するのもありじゃないかなー、、、と思っていますよー、、、、というお話でした。

、、、書き始めると、まだ書けそうなんですが、長くなりすぎるのでこの辺りでm(_ _)m

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この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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