「学力格差はどこから始まるか」に対しての研究で、、、
「まあ、そうだね」で終わりそうな結論ではあるのですが(笑)、、、。
多分、普通と違うことを考えているよーなので、書いておきたいと思います。
全文はこっちから、どーぞ。PDFでダウンロード可能でした。
語彙の修得
「学力」の指標として「語彙の修得量」を見ているのですが、、、。
③語彙得点と通塾経験の有無との関連を調べたところ,習い事をしているか否かで語彙力は差がみられた。習い事をしている子どもの方が語彙得点が高かった。ところが,塾のタイプ,すなわち,芸術・運動系か,進学塾や英会話塾など学習系かで差はなかった。
学力格差は幼児期から始まるか? より
習い事をしているかどうかで語彙力の差が見られるけれど「習い事の種類は何でもよい」んだそうですよ。
学習塾じゃなくても、語彙力は身につく、、、ってのは塾をやってるものとしては何とも、、、と思いつつ何となく腑に落ちる部分もあって。
語彙力は教育投資額とも関連が有意であり,保育料の他に毎月 5 千円以上の教育投資をしている家庭の子どもが教育投資を全くしてない家庭の子どもに比べて語彙得点が高かった。教育投資額は親の子どもの教育期待を反映した指標である。高所得の親は子どもに幼稚園や保育所に通園させる以外に教育を受ける機会を増やそうとしているのである。
学力格差は幼児期から始まるか? より
とのことで、、、これも腑に落ちるというか、まあ「教育にお金をかけていると、語彙力高い」のは当然かなあ、と(笑)。
さらに、、、
「子ども中心の保育」で自由遊びの時間が長い幼稚園や保育所の子どもの語彙得点が高い。語彙得点の差は保育の仕方によって生ずるもので,園種は関係ないことが明らかになった。すなわち,小学校の教育を先取りして学習を導入している一斉保育の幼稚園や保育園に比べて,子どもの自発的な遊びを大事にしている自由保育の幼稚園や保育園の子どもの語彙得点は高い
学力格差は幼児期から始まるか? より
幼稚園か保育園か、、、どっちも変わらないことがわかったよーです。
それよりも「自由遊び」のような「子どもの自発的な遊びを大事にしているところ」は語彙力が上がりやすいよーです。
あとはしつけのスタイル、、、「共有型・強制型・自己犠牲型」の内「共有型のしつけ」のご家庭だと語彙力が高い、、、ようです。
親のしつけスタイルは,「共有型」(子どもとのふれあいを重視し,子どもと体験を享受・共有する),「強制型」(大人中心のトップダウンのしつけや力のしつけで子どもを従わせる),「自己犠牲型」(子どもが何より大切で,子育て負担感が大きい。育児不安か放任・育児放棄に二極化)の 3 タイプ
学力格差は幼児期から始まるか? より
語彙の修得と児童期の学力テスト
幼児期の家庭の収入は,小学校 1 年の国語学力や語彙力とは関連はない。しかし,しつけスタイルと学力には因果関係がある。
学力格差は幼児期から始まるか? より
学力と家庭の収入の関連性は見られず、しつけは因果関係があった、、、という話が出てるわけです。
さて、、、。
結論がホントに言えるのか若干気になるけれど、、、。
結論として、、、
6. 【結論】経済格差は超えられる!
一連の調査結果をまとめると子どもの学力格差の原因は経済格差ではなく大人の養育や保育の仕方が媒介要因であると結論される。
学力格差は幼児期から始まるか? より
と、書かれているのですが、、、。論文読んで、納得が行くかと言われるとそうでもなく(笑)。
いや、数値やデータ処理とかはちゃんとされていて、きっと言ってることは間違ってないんだろうと思います。
思うんですが、、、、。
収入高い家の方が国公立大への進学が高い(リンク先・文科省の参考資料)ことは、よく知られていると思います。

そこの話との整合性、、、どの段階で「しつけ<経済力」に変わるのか、は気になるところです。
たぶん、中学辺りで逆転、、、するんだろうなあ、と。最近だと小学4年生くらい?5年生くらい?から通塾する生徒さんが増えているので、その辺りで逆転していく、、、んだろうと思っていたり。
、、、ってことは「小学1年・2年のスタート段階」は「保護者のしつけ」だけど、その先2年か3年で「経済力」がモノを言うようになる、、、のか??、、、とか考えると、さて、どのくらいなのか??と思ってみたりして、、、。もーちょっと継続調査してほしいよーな気もするわけです(無茶なことを言っておりますが)。
学力格差と経済格差
幼児期には、学力の差と経済格差に相関性が無いことは間違いが無さそうです。
ただ、大学入試時点では「学力と経済力に相関性がある」ことも間違いがないお話で。
さて、、、その転換する・逆転する時期はどこなのか、、、「中学での通塾率の高さ」を考えるとその辺りで「経済力」が強く出てくるようになるのか、、、もしくはその後「高校入学後の塾の継続をする」辺りで差ができるのか、、、何にせよ、そこがわかると「色々な対策ができる」(塾はそこを突いて生徒を増やす・行政はその年代に支援を増やす、などなど)と思うのですが、、、。
、、、という読み方をする人はたぶん、そんなにいないだろうなー、と思いつつ(笑)。
終わり。
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