私大をあと14年で4割削減しよう、、、というお話が出ています。
文部科学省からではなく「財務省」からのお話なので話半分、、、というか「それだけ財政がキッツい」というお話として受け止めたいところですが、、、さて、どーしましょう?
財務省の指摘していることも、一理ある。
財務省が指摘していることも一理あるなー、、と思うのが、、、
私立大のシラバス(講義計画)には「四則演算から始める。少し背伸びして微分などの理解も」「文型の基本とbe動詞の基本的な機能を整理」といった記載があることから「定員割れ私立大学の中には小中学校・高校までに学ぶような内容の授業が行われている大学も見受けられる」とし、学位取得者の一定の質を確保するために大学の規模適正化を進めるべきだと指摘した。
財政審「私大は40年までに4割減を」 医学部定員も削減要求 毎日新聞webより
という部分で。大学に行って「四則演算から」で「微分」が「背伸び」の範囲ってのは、、、違うかなあ、と思うわけです。学び直しができることは喜ばしいことですし、悪いとは思いませんが「大学の授業内で行うことなのか?」という問いかけは必要だろうと思うのです。
だから、減らすべき、、、となるのか?
えーっと、そもそも論が最近嫌いなのですが、、、、
そもそも「どういう国民(人間)を作ろうと思っているのか」みたいなこと(=教育行政のお話)なんだと思います。
「国民の6割が大学卒業」を目指しているのか「単純労働者なのに学力が高い」を目指しているのか、、、みたいなことが、「なんとなく」程度でも無いと「減らすべき」かどうかの「べき論」では話せないかなー、と思っていて、、、。
、、、高度経済成長期前後、日本は「工場で労働する人たちなのに統率が取れている+学がある」ので「高品質な物を作る」として成長していった、、、とされています。
今、同じようなことを考えるのであれば「大学ではなく高校職業科の充実」だったり「高卒(中卒)で働きながら学べる環境」とかの方がよいのかもしれません(大卒で工場で物づくり、、、でもいいのですが)。
大卒を増やすということであれば今の「私大が多くある」状況は良いハズです。
ただ、、、「限度はあるよなー」というのが今回のお話のよーな気がしています。
とりあえず大学、じゃなくなるかも。
ここ数年、、、というか私が大学受験をした頃(1995年あたり)から「とりあえず大学に行って考えよう」という進学をする人たちが一定数いました。
個人的には「とりあえず大学」は、ありだと思ってます。
大学の4年間で「試行錯誤」して「思考錯誤」もすると色々学べることがたくさんある、、、と思っていて。そーゆーことをするのであれば「とりあえず大学に行って考えたい」は良い方法だと思うのです。
ところが近年「大学に行く」=「技術的なことを身につけ・就職を有利にする」になってきています。
これを否定する気持ちはありません(否定したいなー、と思うときもありますが)、そのために「進学を考える」と、どーしても「とりあえず(≒思考錯誤)」よりも「この大学(学部だと、学科だと)だとこんな就職先がある」になりがちで、、、「とりあえず大学」が減ってきているなー、と考えていました。
で、、、、私大が4割削減だそうで。
えーっと、、、地方の私大が無くなるのか、都市部の私大が無くなるのか、、、どっちにしても「国公立ではなく私大が無くなる」わけです。一般的に難易度は「国公立>>私大」ですので、学力が低い層が行こうとする大学の数が減るのは間違いがありません。
そうすると、、、安易に「とりあえず大学」とは言えない状況にしていきたいんだろうなー、と。
「自分の未来を考え」「進路の道筋を考え」「努力をし」「大学を選ぶ」みたいな、「できる人が大学に行く」になっていくのかな、と。
そうすると、、、「自分で考えるのが難しいけれど、努力して大学に行って、それなりの仕事に就いて」みたいなことができなくなりそうだ、、、というのが何となく誰でも見えている状況じゃないかなー、と。
そうは言いつつも、、、実際に大学に進学する(大学に進学したいと言っている)生徒はそこまで「ちゃんと考えて、努力している生徒だけではない」わけです。
「自分なりにしっかり頑張ってる」けれど「実力が足りていない」生徒はたくさんいて、、、。「条件に当てはまるから、指定校推薦」だったり「総合型・公募推薦」だったり、、、を使う生徒もいます。「うまいこと大学に行きたい」ってのは、、、そんなに悪いことじゃないと思うんですけどねえ??ダメ、、、ですか?
、、、そういった「指定校推薦・公募推薦・総合型」での受験の生徒は増えていて「ほぼ全て」が私大なわけです。
そうなると、行ける大学が無い生徒がスゲー増えるんだろうなー、と。
この先の(楽に入れる)大学受験を考える
えーっと、結局「推薦に向けて評定平均を取っておく」「総合型で行けるだけの実績(社会活動:ボランティア・部活での入賞・生徒会活動など)」を作っておくのが楽なのは変わらない気がします。
それで行きたい大学に行けるかどうかはわかりませんが、少なくとも方法論として大きく変わらないんじゃないかなー、と思います。→新しい指標での「大学入試方法」が出てこない限り(≒総合型が大きく変更されない限り)、、、例え「大学の数が減ったとしても」、、、定期テスト・提出物(評価物)を頑張って、成績を取っておく+部活かボランティア頑張る、、、が大学入試において楽な方法論であることは変わらないかなー、、、と考えています。
大学選ぶよりも高校を選ぶ方が大事かもしれない(一般受験しないなら)
と、いうことは、、、「大学に楽に行く」は「どのレベルの高校に行くか」に依存するかもしれません。
毎度書いていますが、、、
「推薦型・総合型」で大学入試を考えるのであれば「ギリギリ入れるレベルの高校」に行くよりも「上位が楽に取れる高校」に行くほうが良い(=5段階評価が取りやすい)可能性が高いです。
行く高校によっては「周囲のレベルが高いので、行きたい大学に行くためには定期テストの勉強を死ぬほど頑張らないとダメ」で「定期テストの勉強を頑張っていたけど、周囲のレベルが高くて成績取れず(=指定校推薦取れない)・推薦も無い大学だから一般で受験するしか無くなった」とか、、、があるわけです。
あ、「指定校の大学があるか」とかを考えるとレベル高めの高校に行っておくべきかもしれません。特に有名な私立とかに行きたいのであれば、、、レベル高めの高校にしか指定校推薦が無い大学もちょいちょいありますのでm(_ _)m。
「楽に大学に行く・とりあえず大学」のであれば「自分が入れるギリギリ」よりも「楽に上位が取れる高校」
「有名私立に行ってみたい」なら「レベル高めの高校も狙う」けど「楽に上位が取れる高校」にその私立の指定校があるかは調べる価値がある、、、んじゃないかと思います(例:某手稲の山の中にある中堅道立高校は早稲田大学の指定校推薦枠を持っています(2026年現在は))。
大学受験を「楽に進めたい」なら、、、一考の余地がある、と思っています。
4割削減されたとしても
一般型入試は特に大きな変化は無いハズです。
「高校3年間でしっかり学力(戦闘力)をつけ、共通テスト・二次試験で点数を取る」ことが必要ですので、しっかり学習をする必要はありますが、「私大4割削減」の影響を一番受けにくいのは「国公立・一般型で受験」だと思います。
「学力を身につけること」と「自分の考え方を身につけること」は学習の仕方を間違えなければ同時進行で起きるハズ、、、だと私は考えています。
ですので、「しっかりと学力を身につけ・自分の考えを明確にできるようになる」と「大学での授業や大学生活において心配なこと」は無くなると思うのですが、、、違いますかね?
実は、私大4割削減に反対するよりも「自らを高めるためのエネルギーに変える」ことの方がいいのかなー、と思ったのが、この記事を書こうと思ったスタートでした。
ただ、ウチの塾・家庭教師で教える生徒の大半は「できるだけ楽に大学に行きたい生徒」です。そして、世の高校生の大半もどうやら「楽に大学に行きたい」と考えているようで、、、で、先に「楽に行くなら、キツくなるかどうか」を書きました。
ですが、この話の本質は「学力を身につけようという意識、を高く持つべきでは?」という問いを投げかけられたことなんじゃないかなー、、、。私はそう受け止めました。
さて、どうするべきでしょう?
毎度の言い回しで申し訳ないですが、、、
「生徒一人ひとりで違うので、一概に言いようがありません」が、、、
「私大4割削減」の影響はそんなに変わらない気がします。
楽して大学に行きたい、が楽なのかどうか、楽したままで行けるかどうか、は結局「高校選び」にかかっているよーな気がします。
一般型を考えるのであれば、今昔やることは変わりません。頑張って高校3年間で国公立を目指しましょう!
そんなに、大きく変わらないんじゃないかなー、例え4割削減されても。
何となく大学に行きたい生徒が「何となく大学に行くための方法を考える」だろーなー、、、と。
ほら、共通テストになるときも総合型(AO入試)が導入された時にも「この先の大学受験が苦しくなる」みたいな話ありましたよね?何か大きく変わりましたっけ、、、?
、、、という話で終わりにしておきたいと思います(笑)。
具体的に影響が及びそうな生徒さんには「少しずつ話しをしていく」予定です。
たぶん、ウチの生徒さん達は大丈夫でしょう。
おわりm(_ _)m
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