通信制高校に行くって話。

通信高校のお話がXで盛り上がっておりました。

この話、ちゃんと取り上げないとなー、、と思って書いたり消したり、、、してる勢いで1つ間違って記事を消してしました、、、m(_ _)m
何にせよ、通信制高校に行くお話、です。


通信制高校というところ

ここでは「一般的な話」というよりも「札幌市内でのお話」を中心にしていきます。

また、特定の通信制サポート校のお話が出てきますが「札幌市内全ての通信制サポート校・通信制高校に詳しい」わけではありませんm(_ _)m
数がありすぎて(急に増えすぎて)、通信制高校、何がどこにあって・どんな事してるのか、、、がイマイチわからないのですよ、ホントに。

基本のお話

道内、公立の通信制高校は「有朋高校」しかありません。
札幌北区屯田、、、の端っこにあるやつですね。

→ 他の地域で公立の通信制高校に通う場合は「有朋高校」に入学+サポート校として各地域にある公立高校に通う、、、ことになります。
例 函館中部高校帯広柏葉高校釧路湖陵高校室蘭栄高校苫小牧東高校、など地域の大きめの高校がサポート校を担っていること多いです(大きい+定時制がある高校、が多いハズ)。

公立の通信制高校も「サポート校」があるので、どーも混乱するのですが、私立の通信制も「サポート校」ってのがあります。
札幌にある私立の通信制高校のほとんど全てが「通信制サポート校」なんですよね、実は。

私立の通信制サポート校は「学校」ではありません。扱いとしては塾・習い事と同じ施設になります。
通信制高校の「本校」がどこかにあって、そこから「教材(提出プリント)」が送られてきて、それを「教える・手伝う」のがサポート校の役割です。
、、、ですので、職員は「教員免許を持っている必要が無い」のです(極端なことを言うと、職員が全員「教員免許が無い」もOKなハズ:そんなわけは無いと思いますが、、、教員免許無しで授業していた話は通信制サポート校だと結構聞きます)。

単位認定しているのは「本校」です(より正確には「本校の担当教科の先生」ですね)。
公立の場合は「有朋高校」が単位を認定し(卒業を認定)します。
私立の場合も「本校」が単位を認定(卒業を認定)しますので、通信制サポート校は「単位取得・卒業」に関しては文字通り「サポート」するだけ、、、です。
「だけ」ですが、、、授業をして、プリントをわかりやすく解説したり、サポート校が授業としてコーヒーの淹れ方を教えてくれるところ(星槎国際・札幌北学習センター)とか、北海道学(北海道教育学園三和高校:旧札幌自由が丘学園)という授業があったりとか、、、もちろん学校生活は普通にあります!
でも、あくまで、「通信制サポート校」≒「学習塾と同じ」というのが札幌の私立の通信制高校の状況、、、です。

通信制の卒業要件

卒業に必要な単位数などは「全日制高校」と同じルールです。
「必履修科目を含んで、74単位を3年(以上)で揃えること」です。
必履修科目以外の単位については「何でも良い」ので、、、私立通信制だと「北海道の自然」とか「ゲームの世界」とか「コーヒーの淹れ方」のような授業も「単位として認定」して卒業に必要な単位としてカウントしています(ので、卒業しやすい)。

通信制から大学進学を考える

通信制に行く生徒、、、って?

えーっと、、、まず、一旦色々整理整頓しますね。

大学時代から不登校支援のボランティアしたりして、、、不登校→学力底辺校(定時制高校)→田舎のとんでもなく小さい高校→家庭教師・塾、、、という経歴の私としては言いたいことがいくつかありまして。

  • 不登校から、高校に行けるだけでとんでもなくすごい
  • 通信制も、行けなくなった生徒の方が多い
  • 「そもそも、不登校→通信制という時点で他者との交流が難しい子が多く大学の選択肢が通信制大学になることも多い
  • 「高校卒業後、大学に行くよりも就職・アルバイト(知り合いの店・知っている人しか来ないところ)が圧倒的に多い

ってのが現実としてあるのです、、、。
で、その上で、、、

今の時代、不登校児童・生徒(以下生徒で統一)の多くは「ネット型フリースクール」を利用していることが多い様子です。
家から出ない・出たくない、という生徒さんは非常に多く、結果「ネットを介したフリースクール・フリースペース」を利用していることが多いです。また、同時に「発達障害」や「学習障害」であることがわかった生徒さんや、「双極症(双極性障害)」が見つかった生徒さんも多々見ています。
→ 単純に「不登校」という括りだけで話がしきれないところがある、、、のも事実だと思うのです。

札幌で、「不登校→通信制高校に行く」を考える

不登校→N高→ZEN大→モームリ(退職代行)」というお話。
これがどーなのか、、、を考えるわけです。

札幌で通信制高校に行く、というお話を考える時、、、
大学に進学したいなら、「クラーク記念国際高等学校・大通キャンパス」にしておけ、という話をします。
クラーク・大通キャンパスは、ほぼ「全日制高校」のよーな状況で、、、週5日コースしかありません(笑)。
ええ、どちらかと言えば「私立全日制高校」の範疇でして、、、通信制だけど、通信制では無い感じなんですよねー。
ただ、他の通信制で「大学進学実績」をしっかり出せるとこ、、、無いんですよね、ホント。

あえて言えば「N高やS高」「NHK学園」とかになるのですが、全国どこの通信制高校もN高やS高、NHK学園でもクラークでもそうだと思いますが「大学に入れるだけの学力をもった生徒が入ってきて、大学に行った」というのが通信制高校の大学受験の大半だと思います。
通信制高校で「学力が伸びる授業(≒大学入試に向かう仕組み・講習・授業)」があって、友人と切磋琢磨して、、、みたいなことは、通信制高校ではかなり難しい、、、と思った方が良いです。

大学進学を考えず、専門学校への進学を考えるなら、どこの通信制サポート校であっても大丈夫だと思います。ホントに、どこでも大きく変わらないです(ので、自分が通いやすい・やりたい内容がある、などで選べばいい)。
ただ、就職を考えると、、、通信制はどーしても「自分で探せ!」が強くなりがちです。
サポートはしてもらえますし、色々suggestionしてもらえるんですが、、、就職先はある程度自分で確保(知り合い・自己開拓)できる人の方がよいかなー、と思います。
そもそも、高卒求人はハローワーク経由しか無い+札幌だと良い求人は全日制の生徒が大量に来る、のです。
通信制の生徒だと「給料がいい」とか「仕事内容がいい」とかに出しても「受からない」ことが多いです。
、、、ので「自己開拓」・「知り合いの知り合いの職場」みたいなことになりがちです。

「N高→ZEN大」≠「通信制→大学」

不登校からN高へ行く生徒が多いのは「ネットが楽」だからだと思います。N高からZEN大に行くのも「そのまま行けて楽」だからだろうと思います。

実際に通信制から大学へ進学するのは至難の業でして、、、色々準備をしないと総合型・推薦型(指定校も含め)どちらであっても難しいこと多いです。さらに一般型で受験となると、、、そもそもの学力が全く足りていないことも多いわけで。

N高からZEN大は(通常の大学入試も)「楽さ」を選び取った結果、、、と言えそうです。まあ、近年の大学入試もできるだけ楽な方法で受験して、行ける中で「行きたい所に行く」になってきていますので、特に珍しいことではないと思います。

しかし、通信制高校から大学を受験するとなると「それなり以上の学習(と準備)」が必要です。
推薦型や総合型で進学するなら「評定平均」を意識して点数を取る必要があるわけです。ところが、不登校→通信制といった場合、そういった「成績を取る」という行動(活動・学習)をした経験が無いわけで、、、、どーやったら点数が取れるか「定期テストの勉強方法がわからない」なんてのは当然だったりするわけで、、、、。

そんなわけで、入学時点から「点数を取る」ための行動を始めてないと、、、推薦型・総合型であっても間に合わないわけですが、その行動をとらなきゃダメなことを知らないわけです。
そして、一般型入試は言うまでもなく、学力が・学習量が・学習習慣が(そして、通信制サポート校の授業内容のレベルが)足りないわけで、、、、。

N高→ZEN大が増える理由はこの「大学入試に向け・点数を取る」みたいな「学習・学力」への行動が「たいへん・難しい・面倒くさい」から、楽に行けるところを探していった結果、、、じゃないかと思うわけです(ZEN大だけじゃなく通信制大学への進学も多いと予想)。
で、そーなると、通信制高校としてN高は「人気」になるわけです。大学まで楽に行けそうだ(≒さらに4年間遊んでいられる)と見えるので。

「通信卒のゴールは良くてアルバイト」という話

N高が不登校を集約して可視化してくれただけで、中小の通信では以前からあったことなんですよね。 引きこもり支援の現場では、通信上がりの不登校がそのまま引きこもりになる実情は広く知られていて、「通信卒のゴールは良くてアルバイト」というのが実情でした。」というお話。

定時制高校勤務経験があるものとしては、、、そーだなー、と思う部分多いです。
「そうならないよーに」と思って関わってきているつもりでして、、、私の周囲の生徒(定時制高校卒)は看護師だったり、正社員で働いていたりが多いのですが、それ以外の生徒は「アルバイトを転々としている」とか「**して捕まった」という話だったり、、、そーゆー話を聞く事が多いのも事実です。

ですので「良くてアルバイト」というか「アルバイトしてる(できてる)なら、スゲー」という感覚があるんですよね、ホントに。
「大学に行ってる・専門学校に行ってる」は定時制・通信制高校卒だと「エース」です。生徒会長とか学年トップとか、、そーゆー感じ。

ここ最近N高にとんでもなく生徒が集まってきています。そしてZEN大にもたくさん進学している、、、そんな状況です。でも、N高の生徒さん(ZEN大に行く生徒さん)は「そこまで学力が高いわけじゃない」し「学習をする能力をしっかり身に着けさせて進学しているわけでもない」のは間違いなさそうです。
、、、えーっと、その能力でその状態の人、採用しますか??企業として、お店として、、、雇います?

基本的に、、、、よっぽどの事がないと「通信制高校に行こう!」という話を私がすることはありません
それはここまで書いてきたよーなことが、、、積み重なってそう考えています。
単純に通信制高校が嫌いとか、良くないとか、、、そーゆーことではないのです、ホントに。

「通信制を考えているんですが、どーしたらいいですか?」という話を伺うと、「全日制に行けない理由はー?」と返します。よっぽどじゃないなら、全日制をオススメしています。、、、入れる所はありますので、無理して通信制高校に行く意味はないと思っています。

どこかで身につけるべき力、、、ってのがあるような気がしてるのです。
それは厳しさをもって当たらないと身につけてもらえなかったりするよーな気がしています。
身につけないとダメ、、、ってわけじゃないです。
でも身につけてないと「1人で生きていく」ことは難しい(誰かに手伝ってもらう必要がでる)と思います。、、、「不登校で人が苦手」って人が、「誰かに手伝ってもらわないとダメ」は実はとても苦しいんじゃないかなー、、、と思っているのですが、、、違うのかなあ??

、、、そんなことを思いつつ、通信制高校の学校パンフレットを毎年集めています(笑)。
ええ、毎年、ウチの塾は通信制高校を考える生徒さん・通信制高校に進学する生徒さんがいるんですよね。
今年、通信制高校を卒業して就職(しかも道外に!!)した生徒さんがいます(中学まで指導・高校からはたまに飯を食べて話をするだけでした)。、、、大変だったのを知ってるだけに、通信制高校に行けばなんとでもなる、、、みたいなことは言いたくないなあ、とも思っています。

通信制高校への進学、、、「楽だから」はやめてほしいなー、、、というお話でしたm(_ _)m

おわり

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この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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