定時制高校とか通信制高校ってどーなの?というお話。

道内(特に札幌)の定時制・通信制高校ってどーなんですか?ってお話です。
えーっと「相性が悪くなければ、スゲーいい」という非常にぼんやりしたお話です(笑)

定時制高校

基本的に「4年間で卒業」です。1日あたり授業は4時限。資格取得や高卒認定試験受験などで「高校の外で単位取得」することで3年間で卒業する方法をとっている定時制高校は多いです(資格取得などのサポートもしてもらえる)。

入試は、受かります。出願して落ちることは無いです、安心して出願して大丈夫です。
札幌の定時制は、1学年1クラスの定時制だけになっています(工業は学科ごと1クラス)が、実際の受験生は1クラス分(40名)よりもかなり少ない状況(20名以下)が多いです。「定員割れしているので、落ちない」ってやつですね

生徒数が少ないので人が多いとイヤ」という人には向いています
学校行事も人数が少ないので「できない」ものも多く、学校祭が無い・体育祭が無いなど「高校生っぽいことができない」学校も多いです。これがマイナスだと思う人もいれば、プラスだと思う人もいるだろうなー、と。

1学年1クラス→4年間クラス替えが無いです。ずっと同じメンバーです。
えーっと、ケンカとか仲違いとかあると、、、辛いかもしれません。

先生の人数も少ないです。ホント最低限の人数(おそらく10名〜13名)しかいません。
「全員と仲良くなりやすい」と「仲の悪い先生しかいない」のどちらもあり得る人数です。

どんな人にオススメ?

  • 学校には通いたい(通学をしたい)けど、朝から学校に行くのはイヤ
  • 自分のペースで勉強を進めたいし、進学もしたい(大学に行きたい・専門学校に行きたい)

定時制は基本的に「夜の学校」なんで、、、17時スタート21時終了(部活終了・完全下校が22時)が多いです。
あ、部活がちゃんとあります。運動部だけじゃなく文化系の部活が活動している学校もありました。
午前中から動きたくない人にとっては、楽ちんな時間帯になるかなー、と思います。
生活リズムが崩れてくると「15時に起きて、16時半に学校に行って、3時に寝る」みたいなことがよくあります。そうならないために、、、家族や友人の手助けがある、というのも大事かもしれません。

定時制高校の大半が「公立(道立・札幌市立)」です。
→ 定時制の先生は道内の高校から異動してきた先生たちですので「大学進学」の基本的な(抜け道的な)知識がある先生方が多いです。
進学を考えた時に「色々なアドバイスをしてほしい」と思うなら定時制は選択肢としてアリ、だと思います。
「なんだそんな事かー」、、、ええ、そんな事ができないんですよ、一部の通信制高校は(進学する生徒があまりにも少ないので経験値が無くてわからない、と言われたご家庭が多々あって、、、)。

個人的には不登校や発達障害で学校に行くのが得意じゃないけれど、「勉強がイヤじゃない」人にはオススメです。
もちろん全日制に通えそうならそっちの方がいいですが、昼間通うのは難しいなら、定時制高校は選択肢としてアリだと。

通信制高校

通信制高校は、公立(道立)と私立があって、、、私立が圧倒的に多いです。
基本4年間で卒業だった→3年以上在籍してるなら卒業可能になっています。

道立の通信制は有朋高校通信制のみ。

通信制の基本は、、、レポート(提出課題)+授業参加(最低回数が設定されてる)を満たしてるとテストが受験できるテストで合格点を取れば単位取得→単位を74単位集める(必履修とか色々面倒なルールはある)と卒業できる、というルールです。

有朋高校通信制に行く場合、毎週のスクーリング(授業)を受けていれば授業参加は余裕で超える+レポートも完成するので、「週1回通う高校」という考え方で受験すると良いかもしれません。
実際にはもっと少なくてOKなんで、月1回だとキビシイ?でもそのくらいのペースでも可能だったハズ、、、。
詳しくは↓の動画を確認してみてくださいm(_ _)m

私立の通信制

たくさんありすぎて、どこを上げていいのやら、、、という感じです。
より正しく言うと「通信制サポート校」がたくさんあります。通信制高校の本体は本州など他の地域にあって、そのサポートをする「施設」になります。
、、、ので、正確に言うと「学校」ではなく「サポート施設」です(ので、運動場や体育館を持っていなくてもOK)。

札幌にある通信制サポート校のほとんどは「週1回コース・週3回コース・週5回コース」のように「週何回通うか?」でコース分け(料金分け)をしています。
単位取得のルールは有朋高校通信制と変わらないですが、コースごとに授業が設定されており「自分で選択して考える必要なく」卒業までサポートしてもらえます

運動会や学校祭、遠足などいわゆる「学校行事」も充実していて「高校らしいことができる」と思います。

進路は通信制サポート校ごとに得意不得意があるように見えます。
あるサポート校は「大学に進学する生徒」がたくさんいて「総合型や推薦型」での入試が多いけれど、
あるサポート校は「専門学校に進学する生徒」と「就職する生徒」がほとんどで大学進学はほとんどしていない。
そういった傾向があるように思います。
高校の先を考えつつ、、選ぶ必要があるように感じています。

また、通信制の場合「指定校推薦がある場合/無い場合」があります(サポート校は高校ではないので指定校に認定されない?)。それ以外にも「指定校推薦は、週5回コースの生徒を優先しています」という話も聞きます(「毎日頑張って来ている生徒に推薦枠を使いたい」という説明でした。決して「支払った料金で判断」ではない、、、ハズ)。週1回・週3回のコースを考えている場合、指定校推薦が使えない可能性があることは知っておくべきかな、と思います。

どんな人にオススメ?

  • 有朋高校通信制は「自分で、予定をある程度立てれる人」にオススメです。予定が立てれないまでも「自分から動けるタイプ」じゃないと、継続するのは大変かもしれません。
  • 通信制サポート校は、「誰でも大丈夫」です。
    ホントにサポートが手厚いので「レポートを提出する・出席する・テストを受ける」がクリアしやすいです。自分で予定を立てれなくてもサポートをしてもらえるレポートの手伝いテストでダメなら課題でクリア、、、みたいにスゲー手厚いサポート校が多いです。
    多様な生徒さんが来るので、、、「ガヤガヤうるさいのがイヤだ」という生徒さんに合う「静かなサポート校」もありますし、「たくさんの人と交流したり、遊んだり、騒いだりしたい」に合うサポート校もあります。
    ホントに多種多様なんで、、、しっかり自分に合ったところを探す必要はあると思います!
    「この大学に行きたい」とか「看護師になりたい」のような明確な目標がある場合は「かなり・しっかり選ぶ」必要があると思います。過去に(ここ数年で)受験しているか、その時の担当の先生はまだいるか、、などはチェックする必要あります。
    、、、通信制サポート校の先生は長くいる先生も多いですが「数年で全員が入れ替わる」ことも珍しくないと思います(過去数回そういったサポート校の話を聞いているので、、、)。4年前に**大学に合格」したときの先生方が全員すでに退職していて、何していいかわからず手探りで頑張るしか無い、、、とかもあるよーです。

定時制とか通信制とか、結局どうなの?

その人に向いてるかどーか、しっかり見極める必要あると思います。

大学進学・一般型を考えているのであれば「全日制・普通科高校」に行くべきです。定時制や通信制の場合、そこまでの授業は無いです。一部の通信制サポート校で「東大・京大・北大」のような合格者がいますが、、、「学校全体がそういった授業をしている」わけではない人数の合格者数で、、、しっかり受験を考えるなら定時制・通信制では無い、と言えます。

大学進学を考えている・推薦とか総合型とかで、、、という場合は「定時制から行ける・通信制でも行けるところある」と思います。

他方「高校生活(学校での活動)を楽しみたい」という場合、定時制よりも通信制サポート校かもしれません(それよりも全日制高校が一番ですが)。
学校生活を静かに過ごしたいできるだけ自分のペースで過ごしたいという場合、定時制・通信制どちらも良いと思います。「毎日通うことは大事」だと思うなら定時制は良い選択肢ですし、「毎日行くのは辛い」なら通信制サポート校で週3日とか週1日という通い方は良いと思うのです。

自分でこの先の事を考えて行きたい」と決心しているなら有朋高校通信制は良いかもしれません。
自分で生活リズムを作って・通う日を決めて、一人で学習を進めて、、、と「自ら考え、自ら行動する」ことが身につくと思います。

そうじゃなく、、、何もしたくないから定時制か通信制と考えていると、途中で辞めてしまう(自分から退学≒怠学で退学)ことが多いです。

定時制・通信制だけでは無いですが、、、
必ず、学校を見に行ってから決める」のは非常に大事です。
Webやパンフレットの雰囲気だけで決めずに、自分の目と手と耳と、、、で感じたことで決めるといい!と思います。

定時制・通信制を一括りにして「勉強できないやつが行く」とか「不登校だから行く」と決めつけるのは、、、何となく違うなあ、と思っています。
定時制の良さや通信制サポート校の良さが伝わるといいなー、、、と思いつつ。

おわり。

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基本的に、当日中(24時間以内)に返信させていただいております。メールの返信がない場合は迷惑メールフォルダなどをご確認ください。

よろしくお願いしますm(_ _)m

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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