大学を受験しようとする中学生へ。

進路のお話をする時、できるだけ「夢のある話」をしたいなー、、、と思うのですが、たぶん、学校（や他の大人たち）が夢のある話はしてくれるだろうと思って「現実を叩きつける話」をしがちでして、、、。

今回は「大学受験」を考える（≒現実を叩きつける）お話です。

国公立を受ける、というハードル。
道内の場合・北大を指標として、、、
どこでもいいなら、行ける国公立はたくさんある：ちょっと宣伝m(_ _)m
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国公立を受ける、というハードル。

私がゴチャゴチャ書くよりも、よく纏まったpostがあったので、、、ご紹介。

志望校の選定について、少し厳しいことをお伝えします。

将来的に国公立大学への進学を目指すのであれば、高校受験では偏差値60の高校が最低ラインと考えておいてください。…
— しのはら塾長@兵庫いぶき塾 (@shinohara_ibuki) April 18, 2025

将来的に国公立大学への進学を目指すのであれば、高校受験では偏差値60の高校が最低ラインと考えておいてください。というのも、大学受験は高校受験に比べて難易度も学習量も格段に上がるためです。

そのためには、高校時点でしっかりとした「学力の土台」を築いておく必要があります。それは知識面においても、勉強量の面においても同様です。

高校受験で偏差値60に届かなかったという場合、大学受験に必要とされる基礎的な学力が十分に身についていないまま高校に進学している可能性が高いといえるでしょう。

また、偏差値60を超えるために必要な勉強量を経験していない中学生は、大学受験の長期戦に耐えられない可能性が高いのです。

このような理由から、国公立大学を目指すのであれば、高校受験では偏差値60以上を目標とすることが望ましいです。これは現実的な一つの基準として受け止めてください。
しのはら塾長@兵庫いぶき塾　午前9:13 · 2025年4月18日のpostより

塾の先生が「セールストーク」として、、、みたいに感じられるかもしれませんが、現実として国公立一般での受験はなかなか難しくなってきています。

特に「大学も札幌から出たくない」という生徒さんの場合、国公立大の選択肢は非常に狭き門になります。

道内の場合・北大を指標として、、、

道内、とくに札幌圏の場合のお話をする、、、前に。
ガクシンさんのブログを引用しておきます。

『【北海道大学】に合格したい公立高校のこと2025』

先日書いた記事の続きです。『【新高1】道内から北大に現役合格できるのは500名だと知りましょう』🏇道内から北大合格できるのは全体の3割先日、北海道大学の入学式…

東西南北で約300名。うち現役は約260名なので東西南北の現役率は86%です。
浪人は自己申告なので高校も数字を細かく追えていないかもしれないです。

また現役率といっても札幌南みたいに医学科を多く受験すると合格率は下がりやすいです。北大は学部によって偏差値に差がありますので、本当は学部別に分けて考える必要があります。

旭丘以下だと約120名、現役約100名で現役率は83%です。そして札幌圏でそれ以外の公立高校になると数は相当減ります。新川でも6名（現役4）です。北大に行ける公立は上記までじゃないかと思います。
ガクシンのブログ～札幌市西区の学習塾　「【北海道大学】に合格したい公立高校のこと2025」より

北大を指標に考えると、大体「新川高校」くらいが限界ラインだろう、、、というお話。
新川高校は合格平均ランクで言うとCランクの上の方になりますので、、、北大の限界は「Bランクより上」だろうなー、と。

似たよーなデータを私も作っていて、、、。
公立高校の北大・教育大・室工大の合格者数と「入学時平均ランク」の表です。

	北海道大学偏差値50〜65	北海道教育大札幌 42.5〜47.5	室蘭工業大 35.0〜37.5	入学時平均ランク（道コンより）
札幌北	98名	9名	5名	Aランク
手稲	10名	16名	15名	Cランク
平岸	0名	1名	11名	Dランク
平岡	0名	0名（浪人1）	6名	Fランク
白石	0名	0名	3名	Eランク

札幌市内公立高校　大学合格者数（塾BASEにて作成・数値は各高校Webより）

北大（偏差値50〜65） は、手稲より上じゃないと 無理・手稲だとtop10以内と予想される
教育大札幌も、手稲より上じゃないと厳しそう
偏差値45以上は Cランク以上だろうと推定できそう
室工大は「推薦受験」での受験が可能 なため、平岸・平岡・白石でも合格者が居る感じがする。

北大だけでなく教育大札幌を指標にしてみても、、、「国公立（札幌市内から通える）に行くなら手稲（≒新川）より上」じゃないと難しそう＝「国公立を一般受験で行くなら、Cランクよりは上が必要」と言えそう、、、だな、と。

どこでもいいなら、行ける国公立はたくさんある：ちょっと宣伝m(_ _)m

「国公立に入れるならどこでもいい」となると地方の国公立（とくに公立）は推薦で入りやすい所はたくさんあります。教育大も函館や釧路になると途端に楽ですし、、、地方の国立も「受験者が居ない！！」という学部学科はたくさんありますので、、、。
そういったところを「狙い撃ち」していくなら、国公立大に行くことは難しくない（「札幌市内から通える国公立大に行くよりは」）と思います。

このあたりのお話、5/4のお話会でお話する予定です。
満席になっておりますが、状況によって2部制で15時〜も可能かも、、、でして、近日、募集再開するかもしれません。

詳しくは、お話会で（笑）。