この時期になるとウチの塾・家庭教師は「中3の受験の対策」で手一杯、、、という感じになります。
そういいつつ、中2の生徒に「あと1年で同じ目に合うぞ」と脅すのも忘れずに、、、という時期です(笑)。
そんなわけで、「あと1年」で中2が受験。何を考えておくといいか、、、進路を考えるお話です。
昨年は2月末に書いていたんですが、、、今年は1月末ですm(_ _)m
少しずつ私の気が早くなってしまってるかもしれません、、、気をつけねば。
あと1年
「あと1年どんな勉強するといいか」は昨年書いてまして。
北海道の公立高校入試は基本的に「中学3年で習った内容が6〜7割出題」です。
→ 中3の内容が完璧であれば復習せず7割(350点/500点満点)取れるわけです。
そんなこと無理です。
ですので、中1・中2の内容の復習が絶対に必要です。復習必要ですが「6〜7割」は中3の内容が出題されるわけで、、、「普段の授業と同時進行で復習」をするとせっかくの中3内容が疎かになってしまうわけで。
→ 長期の休みに復習するしか無い、、、わけです。(中略)
この春休みにやるなら、、、「苦手な教科」を優先することをオススメします。
特に苦手なのが無いなー、という人は「英語の文法」を復習しましょう。中1〜中2の文法は結構大事です(高校に入ってから、特に)。理解しておかないと「何を言ってるかわからない」ことになるので、、、文法は理解しておくといいです。あとは、理科・社会の復習です。
正直、今やっても受験まで覚えてはいないと思います。とはいえ、忘れないために「何回もやる」必要があるので、、、春休み・夏休み・冬休み、に3回復習していくと、、、入試に出る形・よく聞かれるパターン、を覚えてしまうかな、と思います。そして、国語の文法大丈夫ですか?「動詞の活用(形容詞・形容動詞もね)」「連体詞・副詞がわからん」とか、、、助詞・助動詞は大丈夫です?復習しておくといいですよね??
数学、合同の証明はしっかりやっておくといいかもです。3年で相似という「合同の発展」をやりますので。
2月も終わりです。あと1年で高校入試ですね(中2向けのお話)より
あとは作図の問題が必ず1問出題されているので「作図の意味」は復習しておくといいです(角の二等分線は、角を二等分する・2本の線から等しい距離の点の集合、と理解していないと作図の問題が解けない時がある)。
基本的には「復習しましょう」ということですね(笑)。
復習する内容は多岐に渡るわけです。多岐に渡るので自分だけでは難しいなら塾とか家庭教師とか、問題集使うとか、色々方法考えないとダメかもなー、と。
中2に「なんでその高校にしたの?」って聞いてみると、、、。
中2の生徒に「なんでその高校にしたの?」って聞いてみると、、、。
「その高校の良いところ」と「自分が通いたい理由」をちゃんと言えるんです。完璧です。
言えるんですが、、、入ってからどうする(≒大学進学するのか、その為にどーする)のか、出てこないんですよね、、、というかそこまで考えてはいないんですよね。
で、もう一度聞き直すんです「なんでその高校にしたの?」と。
えーっと、表面上「良いところ」も言えるし「行きたい理由」も言えますが、それが「本心からそう思っていて、ホントにその為に頑張ろうとしている」のか、、、不安な答え方の時に「入ってからどうするの?大学まで考えてる?」と更に聞くと、、、ボロが出ます(笑)。
ボロが出たらもう一度「なんでその高校にしたの?」と聞くとシドロモドロになって酷いことになります。
つまり、、、「大人には(先生には)このくらい言っておけば、大丈夫でしょ」くらいの感じで答えているわけです。意外と多いと思うんです、、、進路のことテキトーに考えてる生徒って。
言われたから、それっぽいことを言っておけば大人は納得する(黙る)だろう、って、、、思春期真っ只中の中学2年生だとよくある考え方だと思います。
でも、それを「おー、そうか、じゃあそれで頑張れ!」ってほっとくと、後々面倒くさい。
「大人はこのくらいであしらっておけばいい」と誤学習されても困るので、、、。サクッと「それは違う」とお話をするわけです。
大事なのは「本気で考えた結果が、その進路なのかどーか」であって、「話の内容がキラキラ輝いてる。格好いい」とかはどーでもいいわけです(笑)。ですので「それっぽい言葉(部活動が盛んで、自分の学力にちょうどよく、先輩からも良い高校だと聞いている)」が出てきた時点で「それはホントにお前がそう思ったのか?」を確認するわけです、私の場合。、、、性格悪いですね(笑)。
高校進学って、たぶん「初めて自分の人生の選択を自分で決断する」ことだと思うんです。
どこに行く、何故なのか、、、他人(自分では無い人)に説明して、お金を出してもらって、受験して、、、。
この選択がホントに正しいのか「自分が責任を取る」わけです。結果「この高校面白くない」のなら「あなたが選択を間違えたんだね」とハッキリ言いたいんですよね、私は。、、、で、ちゃんと考えて選んで欲しいわけです。
中2にどう考えさせるか?
わかりやすいのは「高校の後」を考えてもらうことでしょう。
「大学に行きたい」なら、行きたい高校から行けるのか(受験しやすいのか)、就職であれば就職のために必要なことが身につく高校なのか、、、「先を考えて今の選択がある」ことを意識してもらうわけです。
例えば、、、「北海道大学に行きたい」という生徒さん。
札幌市内の道立高校で、北大に行ける(行きやすい)のは数校だけで、、、札幌南と札幌北以外の場合は学年のtop10に入っていないと絶対に無理!なわけです。
中堅校以下の場合はぶっちぎりの1位でないと行くのは難しいわけです、、、。
→ 各高校の進路実績を見てください。過去数年分がWebページにアップされてます。札幌南より札幌北のほうが北大の合格者数は多いとか、平岸高校だと5年に1人くらいしか合格していない(のでぶっちぎり1位じゃないと無理だろう)とか、「見たらわかる」はずでして。
それを見て「よし、札幌北高校を目指せば北大に入りやすそうだな」と考えるのか「ぶっちぎり1位とればいいのか、がんばろう」と考えるのか、、、どっちでもいいわけです。そこを理解して自分で考えた結果であれば。
、、、わからずに「北大入りたい・〇〇高校に行きたい」と言っている間は「仮面ライダーになりたい」と変わらない夢だなー、と。
考えた結果が、、、まだ「夢の中」「お花畑をスキップ」な感じだったら、大人がしっかりと「それで大丈夫?現実もちゃんと見ないとダメじゃない?」と伝えることも大事です。、、、伝えるの辛いんですけど「それ、無理じゃない?」はちゃんと伝える必要があるわけです、、、やってることが「全て無駄」にならないために。
努力したことは無駄にならない、、、のか?
無駄にはなりません。
でも「無駄にならない」ってのは「望んだ状態にならなかった」んだけど「まあ良い状態だと思っている」ということだと思います。
「無駄ではなかっただけであって、望んだ状態ではない」ことを忘れてはいけないと思います。
→ 努力しているからよい、努力したから結果はどっちでもいい、、、ってのが苦手です。
努力してもダメ時はダメです。結果として無駄にならないのは間違いないですが、無駄じゃない望む方向への成功体験をちゃんと積んでいって欲しいと思うんですが、、、違いますかね??
真っ当な努力をすれば真っ当な成功体験を積めるハズです。ところが私達はどこかで「サボる」わけです(笑)。
そうするとそれを正当化するために「無駄じゃない」と言ってしまうんです。
中2の生徒に「無駄にならない」とは言いたくないなー、、、と。
脳が熱くなって、頭から湯気が出るほど進路のこと・勉強のことを考えてもらって、その結果「思った通りに進んだ」という経験をして欲しいわけです。
、、、そういう事、学校でしてくれないかなあ。
終わり。
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