こんな記事を見つけまして。
「それでも中学受験は必要?」というお話でした。
確かになー、、、と思うことが多々ありまして。今回のスタートは、この記事の最初の部分からですm(_ _)m
どこを卒業しても、院卒(大卒)の給料は変わらない
夫も私も院卒→企業研究員です。夫は『研究員でした』ですが。
3年前、彼がずーっと憧れていた職種に転職しました。私達夫婦は一般的な夫婦の中では高学歴かもしれません。
さて、本記事では、我が夫婦、高学歴だよ~と「マウント」をとりたいのではございません。むしろ逆。
国内大学の院卒だろうが、ハーバード大学の院卒だろうが、何だろうが日本企業に入ると、どの大学院でも一律で、
同じ給与です
院卒→元企業研究員の夫が、我が子に中学受験を絶賛『薦めない』理由(赤太字追加)
どこの大学を出ようが、日本の企業は「初任給は全員同じ」です(→ であれば、中学受験するよりもたくさん楽しい思い出作るほうが良いんじゃない?、というのが記事のお話でした)。
さて、そう考えると「学歴」って何なんでしょう?
大学入試を頑張っても/頑張らなくても、初任給は変わらない
頑張って一つ上の大学を狙ったとしても、今のレベルの大学を受験しても、その後の「初任給」に差は全くありません(2024年現在・この先10年経つともしかすると変わっているかも)。
大学に一般入試で入って卒業しようが、指定校推薦で入ろうが、総合型で入ろうが、なんであっても「初任給は同じ」です。
卒業論文がグループで書くであろうが、一人で実験〜論文まで書くであろうが、卒論が無い場合であっても「初任給は同じ」です。
あ、高卒と専門学校卒と大卒で、初任給は違いがあります。そういう意味では「学歴は必要」なのかもしれません。
ですが、、、大学を選ぶ時に「あっちの方が学歴が、、、」みたいな指標は実はあまり意味がないなー、、と思うわけです。
どこで何を学ぶか、がポイントになっている
大学どこを卒業しても「初任給は同じ」です。
極端なことを言えば「何を学んでいても変わらない」わけです。
で、あれば、4年間「どこで何を学ぶか」は何でもいいんですよね、「大卒の初任給」という指標で見ると。
同時に、給料が変わらないので「楽に卒業できること」を4年間学ぶ(大卒の資格だけ欲しい)という考え方も出てくるし、「自分が楽しい・知りたい・やりたいこと」を4年間やるという考え方も出てくるわけです。
結果、(日本では)大学は「何か楽しいことをしに行く」という感覚になっているところがあるわけです。
4年間のモラトリアム。楽しい大学生活、というイメージですね。
大学で専門性を身につける、という考え方
この「卒業後どうしたいのか/どうありたいのか」を考えなくてもいい、というよーな方向にあるので「大学で専門性を身につけて、キャリアアップして収入を増やす」みたいな考え方をしている人はごく少数な状況です(海外だと、有名な大学に入る=キャリアアップ・収入を増やす、という考えが強い様子)。
大学に入って「自分がやりたいことを見つける」ことを考える人が多いようです。
ですが、よく考えると「専門的内容を学ぶ」ために大学に入るわけです。「理系に進学して、学びたいことが古典舞踊だった」といったことになると、ミスマッチも甚だしいわけです(笑)。
あ、もちろん、大学に入り直す・大学卒業後に学ぶ、など方法は色々あるはずで、、、それはそれで良いことだと思っています。
ただ、今回は「大学選ぶ時に、その先のことまで考えてる?」というお話をしてるわけです。
考えてないと「自分が思っていた(予定していた)よりも必要な時間が大幅に増えるけど、大丈夫?」ということを心配しているわけです。
自分が専門的にやりたいことがあるなら、大学の先まで考えておかないと「専門的に学んだ」けど「それで終わり」になることも多いわけです。日本で多い「学んだことを直接仕事で使うことはない」という言説は、この辺りをちゃんと考えさせてないからじゃないかなー、と思うんですが、、、どーなんでしょ??
まとめない。
大卒はどこを出ても基本的に初任給は同じです。
であれば、自分が学びたいことを大学でやればいいんです。
でも、自分が学んだことが仕事で使えるかどうかはわかりません(ので、初任給は同じになってます)。
自分の専門性を高めて、初任給から高い給与をもらう人が出始めています。
そういった方向を考えるのであれば「大学の選び方」や「学び方」がそもそも違ってくるように思います。
高校受験で工業高校に進んで、工業系大学に進学して、、、という方が「専門性が高く給与が高い」ことがあるわけです(そういった方向で進学を考える中学生も出始めています)。
進学の形が多様化しています。
単純に「昔と同じように」と考えていると少しだけ「置いていかれる」状況です。その「少し」が5年後10年後に大きな違いを産むような、そんな気がしています。
まとまらず、おわり。
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