中2、11月にしておくこと

中学生は定期テストが「3学期制」だと終わって「前後期制」だと11月末には終わる、という時期だと思います。
11月に入ると中3はもう「高校入試モード」に入っていて、少し空気が変わっているんじゃないかと思います。
、、、そんな話が担任の先生からされても「なにそれ?」というのが中2の時期です(笑)。
とはいえ「あと1年と少しで入試」という時期に入りました。

まだ1年以上ある、という言い方ももちろんできるのですが、、、ちょっとだけ「現実的な数字のお話」をしておきたいと思います。

ごく当然、計算すればわかること

北海道の高校入試は「ランク」と「当日点」(=「学習点」と「学力点」)で決まります。
ランクは、、、面倒くさい計算が必要ですが、

知っておこう、受験のこと,かんたん内申点計算 | 北海道学力コンクール
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この辺りに通知表5段階評価を入れれば自分のランクがわかります。

ランク内申点目安
A315〜296オール5 315
B295〜276
C275〜256
D255〜236オール4 252
E235〜216
F215〜196
G195〜176オール3 189
H175〜156
I155〜136
J135〜116オール2 126
K115〜96
L95〜76
M75〜63オール1 63
ランク表

2年生までオール3→ Gランクの場合

 国語数学英語理科社会音楽美術保健体育技術家庭合計内申点ランク
1年33333333327189G
2年33333333327189G
3年55555555545243D

3年生、オール5だとしてもDランクが限界です。
同様に計算すれば「今の自分の限界のランク」を出すことが可能です。

大雑把な目安としては「2つランクを上げるならオール5に近い成績が必要」かなー、、、。
状況にもよりますが中2終了後、中3だけで「2つランクを上げる」のはかなり努力が必要です。

例:Eランク→Dランクにしたい、と考えた時。

 国語数学英語理科社会音楽美術保健体育技術家庭合計内申点ランク
1年33333333428196F
2年33334444432216E
3年44444444436228E

中2の時点でEランクの1番下の点数(内申点216点)だった場合、3年生でオール5であってもDランク(内申点255点)が限界。
オール4だと、表にあるようにEランクが限界で、Dランクにはなりません。

Dランクにするには → 「オール4以上・5が3つ」が必要です。
そうすると「苦手な教科(現時点で3の教科)を必ず4にすること+5を3つ取る」がDランクにする最低条件で、、、これ、Eランクギリギリの生徒にとっては、非常に難しいことが多いです。

上の表で、3年生オール4の状態ですので、ここから更に3教科を5にする、、、となると「副教科3つ」か、得意なものを、、、と考えるわけです。
すでに5があったり(2もある)する状況だともっと大変で。
2を3にするだけじゃ足りない可能性も出てきますし、2を3にする+5が4つ以上必要、となると、、、副教科はほとんど5を取るか、5教科の内2つは5にするか、、、みたいな話になります。

大雑把な話をすると、、、

2年生3年生(オール5だとすると)
BランクAランク
Cランク1番下Bランクが限界
Dランク1番下Cランクが限界
Eランク1番下Dランクが限界
Fランク1番下Eランクが限界
大雑把な計算でわかる話。

だいたい、中3の1年間で「ランク1つ分の点数アップ」が限界です。ですので、ランクの真ん中くらいにいるなら「2つ上がる」事もありえますが、、、基本的には「1つ上がれば良い」と言えそうです。

何にせよ、ランクを3年生だけで2つアップするのは難しいということは知っていてほしいわけです。

中2の11月です。何しておく必要ありそう?

今回のテストの結果をちゃんと見ておきましょう。 → 自分の成績・ランクを計算しましょう。「絶対に」です。
今の自分の状況を把握することが大事です。

把握した後は、次に向けて、、、です。
「テスト(3学期テスト・後期期末テスト・学年末テスト)で点数を上げること」を考える必要があるハズ。
2年生の成績が確定する前に、2年生の段階で「どれだけ成績が取れているか」=「内申点を1点でも高くしておく事」がランクを上げる1番の方法です。
具体的に「この教科の点数を**点上げると、5段階が1個上がるからランクが##になる」というところまで考えて、、、何を勉強するか考えられると1番いいです。、、、が、そこまで考えられる中学生はほとんど居ませんので、「大人側で考え・生徒に話をして・何を進めていくか一緒に考える」ことが必要だと思います。

「何したらいい?」 → 「勉強!!」は早めに卒業しよう

「ここから何しておくといい?」という塾(家庭教師)の先生の質問に、
「勉強!」と答える生徒さんが多いのですが、、、これ、さっさと卒業しましょう!

勉強するのは当然のことで、、、。
そうではなく「もっと細かく考えれているかどうか?」を知りたくて聞いてるわけです。「勉強」という答えは「あなたの好きなスポーツはなんですか?」に対して「運動!」と答えているようなもので。
全く答えでは無いことを言っていて、、、中2で「ちょっと恥ずかしいレベルだ」と思えるよーになるといいなー、と思っています。

先生たちが聞きたいことは「理科を頑張る」とか「濃度計算がヤバい」とか「速さの連立がダメ、特に池の周りを回るのはやめて欲しい」とか、、、具体的な話です。
そして、そのために「何をしっかりやるか」を考えて欲しいわけです。
数学をしっかりやるのであれば、基本問題をやるのか文章題をやるのか、、、。理科をやるなら物理をやるのか化学をやるのか、、、国語なら、英語なら、社会なら、、、、と具体的に何をするのか、考えてみましょう。

具体的に決まったら「あとはやるだけ」です。
「どのくらいやればいいか?」とか「何時間やろう?」とか考えなくていいですよー。
「持ってる問題集の必要なところを全部やる」ことだけ考えて「うわーーっっっ」とやればいいんです。

やってみた後「自分がどのくらいできているか」を確認するのには「道コン」を使うといいかもしれません(1月にありますしね)。

まとめない。

さー、11月です。テストも終わって気が抜ける時期に入りました。
気を抜いて、気分転換するのはとてもいいことです。抜きすぎて何もしないとちょっと大変になるかもしれません。

できること、しっかりやりましょー。
毎度書きますが、、、1人でできないなら周囲の大人を頼ることです。父・母・祖父・祖母、担任の先生・教科の先生、塾の先生、家庭教師の先生、頼る先は色々あるはずです。
どーしたらいいか聞いて、自分のできることを進められるといいですよねー。

「どーしようか?」となったときは、、、ウチの教育相談はいかがでしょうか?(宣伝です!(笑))
あー、ウチじゃなくてもいいんですよ、どこでも。
教える専門の人に話を聞いて「どうするといいか」というのをすると、とてもいいこと多いので、、、オススメです!、、、ということでした。

まとめず、終わり。

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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