ノートが取れない話、第4弾。、、、あと何回続くのかもわからない状況です（笑）。
今回は「書くことが難しい」という状況のお話です。
書くことが難しい？
いわゆる「書字障害」があって、黒板に書いてあるものを書くのが難しい場合があります。
書字障害ってのは「学習障害」の症状でして、、、、（詳しくは「学習障害の生徒に教える、という話」をm(_ _)m）
「書いてあるものは理解しているし、読めているし、書こうと思っている」けれど「書くスピードが遅い・キレイに書けない・大きさが揃わなくてノートからはみ出る」事で、ノートが取れていない、という状況。
学年にもよるのですが、、、、例えば、中学生でこういった状況があるなら「iPadのようなタブレット端末でノートを取る」ことや「板書を写真に撮って、さらに書き込む」ことをお願いする必要あるかもしれません。
手で書くことは非常に大事ですが、それだけにこだわってしまうと「その生徒の能力を伸ばせない」かもしれないので、、、「特別な配慮」をお願いする価値がある気がしています。
小学生であれば、字を書く練習にもなるので「ノートを取る」をさせてみるのは大事だと思います。
ただ、「考える力を奪うほど、ノートを取ることが負担になっている」なら、ノートを取ることにこだわらない方向に。そうではなく「時間かかるけど取れる」のであれば「少しずつ自分の方法でノートを取るスピードを上げる」ことを考えさせると良いかもしれません。
→ 「特別な配慮」をお願いした方が良い場合もありそうですが、自分（と保護者）で何とかなる可能性も十分あると思います。が、専門的な知識は必要だと思うので、できるだけ早い時点で専門機関（病院・支援学級・ことばの教室などなど）と連携すると良いと思います。
書けるようにするには？
書く練習は、、、、「大きさを揃えて書くことが難しい」とか「真っ直ぐに書くのが難しい」といった「書字する際に困っている事」を切り出して、、、「書きやすい・練習しやすいもの」で少しずつ始めていくのが良いです。もちろん「ある程度のスピードで書く」という練習も必要なんで、、、練習するべきことが多岐にわたります。
何からやればいいか、、、は「状況による」し「状態による」し「やる気による」のです。
で『「書字する際に困っていること」を切り出して』と「困ってることから、どういった事をすればいいか探し出す」段階が必要になるわけで、、、それなりの経験と知識が無いと「切り出し・切り分け」して「何をさせる」まで行かないかなー、と。
→ 支援してもらえるところ（児童デイサービス？ことばの教室？支援学級？通級指導教室？？）と連携する必要ありそうです。
ウチの塾でも支援できるんですが、言語聴覚士さんの支援あると「スゲー違う」ので、そういった支援と併用してもらえると更によい、と思います（1ヶ所の支援だけでなく複数使うのが基本、、、だと）。
「文字（漢字やひらがな）を書く練習」も大事ですが、ノートを取る練習ですので「文を書く練習」も必要だと思います。文字を書くだけなら問題ないんだけど「文になると、真っ直ぐ文字が並ばない」ことは意外と多いんですよね。何をどれだけやればこれだけできるようになる、という指標が無いことなんで、「やったからノート取れる」ともいい切れないわけで（やらないとできないのは間違いないですが）、、、どこまでやらせるか、生徒さんと相談しつつ、授業での状況見つつ、、、になるかなー、と思います。
で、ノート取れるようになるの？
わかりません。
取れるようになる子もいますし、取れないけど困らない子、取れなくて困ってる子、PCでノート取れる子、タブレットで黒板を写真で撮影してノート代わりにする子、、、と色んなパターンがあり得るので、何がどーなるか、どーすると一番いいのか、、、考える必要あると思います。
考えるために、、、病院の先生や、学校の先生、児童デイサービスやことばの教室、支援学級の先生などなど、、、色々な方々の知見が必要になると思います。
→ 通院・診断は受けたほうがいい、、かもしれません。どういった形で進めるのがいいか？も、その子ごとに違いが大きすぎてなんとも言えない、、、んですm(_ _)m。
今回は「書くことが難しい」お話でした。
次回は「複合していることもあるよね？」というお話の予定（まだ、どーすればいい？に完全に至っていません、、、あと2回か3回で終わる予定です）。
おわり。
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