学校解放にすると「学校が解き放たれる」になるので、学校がどこかへ行ってしまう気がするのですが(笑)
まあ、学校開放(学校を開け放って、勝手に入れるようにする)のことでしょうね、間違いなく(しかし、この手の誤字は増えましたね)。
さて、タイトルがオチですので、これ以上はどーでも良いのですが、、、。一応、書くべきことは書いておきます。
夏休みは必要?という議論。
番組では認定NPO法人キッズドアが行った「夏休み」についてのアンケート結果について解説。保護者の声として「給食がないので恐怖」、「エアコンの電気代が…」、「子どもが『旅行に行った友達の話』を聞いてうらやましそうに…格差を感じる」などを紹介した。
アンケート結果を見た辛坊氏は解決策をこう提案した。 「一番簡単な解決方法は『給食ありで学校解放、エアコンかけて』。とにかく学校行って、(保護者は)昼飯食ってこいと(子どもを送り出せばいい)」と提案した。
辛坊治郎氏が夏休みの〝給食問題〟の解決策を提案「給食ありで学校解放、エアコンかけて」より
そもそもお母さんが専業主婦で、在宅しているのを前提に構築されているのが問題だという。 「モデル世帯って、年金もそうなんだけど、奥さんが働かずに基礎年金全額もらえるとなってるんだけど、専業主婦をモデルにして世の中を構築するのはもうやめた方がいいよ」と疑問を呈した。
夏休みの有無に関するアンケート結果も何となく偏ってる気もしつつ、、、。
「夏休みが必要ない」のではなく「夏休みにも親は働いていて、家に不在だから、いい方法がないか」というお話で、、、特に「お昼ご飯どーしたらいい?」と「電気代や旅行などのお金の話」の2点が上げられていて、、、。
その1. そこに学校は不在、のハズ
「お昼ご飯どーしたらいいか?」と「お金の話」には学校は介在しないはずで、、、それを「夏休みがあるからダメなんだ!」となるのは、ちょっと行き過ぎな気がします。
とはいえ、辛坊治郎さんが指摘するように「お母さんが専業主婦で、在宅しているのを前提に構築されている」のが夏休みだとは思うので、、、そこは何とかして欲しいなー、とは思っていて、、、さて、どーすると良いかな?と。
→ 塾に行けばいいんじゃない?
で、塾とか学童保育とかに行けばいいんじゃないかなーと思うわけです(笑)。
お金がかかるからダメ、、、という人は、ここ最近の「夏期講習のチラシ」をちゃんと見て欲しいのです。
「夏期講習期間は無料!」の塾が必ず地域に1つはあって、、、そこに夏だけ行けば良いんですよ(もちろん、終了後とかにスゲー宣伝は来ますが、スルーすればいいわけですね(笑))。
そーすれば「昼間いる場所」は確保できますし、塾に行くので「弁当」を買って食べてもおかしくないので、、お弁当をもたせる(か買わせる)といいでしょう。場所は、塾にあるはずです!!
学童保育とかは、夏休みだけだと預かれない、、、とかもあるので、塾の方がいいかなー、、、と思います。
その2. 学校を開放することはできるだろうか?
学校の先生たちに子どもたちの対応を任せる・給食もある、、、となると、「誰」が「どう」面倒を見るのかは決めておく必要がありそうです。
担任が面倒を見るのか、教頭や校長含め「全教員が対応に当たる」のか??
夏休みは「溜まっている書類仕事」や「夏休み以降の授業準備」ができる数少ない機会ですし「研修」を受ける必要がある(教員は研修を受けないとダメな仕事ですね)ので、自分の興味のある内容の「研修を夏休み中に受ける」人は多いですし、、、私なんかは「理科教員の集まり」が夏に大会を開いていたので(北海道理科研究会や、北海道生物教育会などなどに参加してました)、夏休み中は必ず移動含めて「1週間くらい、校外で研修」してまして、、、さて、そういう人は担当できないなー、とか思いまして。
学校開放自体は可能だと思います(し、個人的には賛成)。
ただ、、、昨今の先生の「定額働かせ放題」と言われている状況で、更に仕事を増やす(ように見える)のは、きっと「良しとされない」だろうな、とも思うわけです。
担当する先生を決めて(1日あたり、3名〜6名は必要?、学年ごとに分けてであれば、1学年2名×6学年=12名/1日)、ローテーション作って、給食室の人にも来てもらって、配膳指導もして、、、残食出ないように「休むときは連絡!」をしてもらって、、、となると、まあ「普段通りの学校をする」ような状況になりますね。
→ つまり「夏休みは必要ない!」という意見と結果的に同じことになるよーですね(笑)。
「夏休み無し」は可能だろうか?
元々、夏休みは「校舎内が暑くなって学習どころじゃないのでお休み」という面があったハズです。
、、、私の小学校(とか中学校)は、夏休み直前には教室内の温度計が39℃とか43℃とかになってて「気のせいだ!見るな!!(笑)」というのが毎年のジョークだった記憶ありますが(名古屋市内・40年前のお話)、、、授業なんかできないくらい暑かったのは間違いなかったですね、ノートに汗が落ちる・腕が汗を書いて教科書にひっつくは当たり前の世界だった、、、遠い記憶です。
さて、ここ数年で「小中学校にエアコン・クーラー設置」が当然になったようです(本州はもっと前に設置されていたようですが、、、)。札幌市も窓枠クーラーではありますが、設置していっている状況になりまして、、、暑いけど、とりあえず「暑すぎて死んでしまう」ほどにはならない為の方策は打たれている状況になりました。
あれ?じゃー、「校舎内が暑くなって学習どころじゃない」こともないので「授業できるから、授業しよう!」としても良いような気がしません?(笑)
お盆の時期だけお休み(2週間?1週間?)にして、それ以外は授業を通常通りすることで「授業時間数が足りない!」を解消できますし、お家に一人で居るとか、お出かけできないとかは気にしないでも大丈夫になりそうです(笑)。
ついでに言ってしまえば、この機会に「9月始まり」を導入すれば、8月は年度の最後になるので、「来年度に向けて学力が足りていない児童・生徒に対してしっかり学習させる時間をたくさん持てる」ような気がします。
(最終的には、落第あり・飛び級ありに持っていくために、、、という変化の方向を意識して書いてます)
そうなると、長期に「学校は休みがない」ことになるので「自主的に休む家庭」が増えてくれるんじゃないかなー、と。夏休みじゃなくても「1週間家族で出かけますので休みます」が当然になって、、、「進んだ授業の代替になるプリントとか動画下さい」も当然のことになっていけば、、、保護者の負担も減るし、学校の人員配置も変わってくと思うんです。
夏休みだけの問題じゃないと思う
たぶん、学校の学年配置(6・3・3・4制)から授業内容、年度(学期)の設定、進級の方法、、、つまるところ「学校制度全部」を見直すべき時期なんだと思います。
小手先の「中央教育審議会」の答申だけで改革していくよーな小さい変化を積み上げるのではなく「ドラスティックな改革」が必要なんだろうなー、と(ドラマティックな改革でもいいんですが、、、(笑))。
「夏休みの宿題がー」とか「夏休みのお昼ご飯がー」とか、、、どちらかと言うと「ご家庭側の問題」に見える(宿題は学校としては家でやってもらうもの、という認識だと思うので)んですよね。それを「学校が解決しろ」ということであれば「学校自体を大きく変えていく必要がある」と思います。
どういう形で学校が変わるかはわかりませんが間違いなく「プラスの部分が増えたけど(自分にとっては)マイナスの部分もある」だろうと思います。全て良い方向に行くとは限りません。
とはいえ、今の学校制度が「歪みが大きい」のはほぼ全ての人が認めてくれるんじゃないかな、と。
そんな「夏休みに学校に預かってもらいましょう」みたいな小さいことを言わないで「学校は24時間365日開いているところにしましょう!」「そうすれば、どんな時間であっても学習できる、多様性のある場所として、、、」くらいのことを言ってほしいなー、と思います(笑)。
終わりに
何だか、夏休みが始まる頃になると毎年のように「夏休みの宿題は意味があるのか?」とか「夏休みにも給食欲しい」とか、、、学校で何とかならん話を学校にぶつけようとする人たちが出てきますが(宿題は、学校の授業の内容が多いので、問題を解く時間が授業内で取れない為に出ている、と考えてます)、もっと大きい話にして、ホントに「学校を変えていく」方向に動く人が居ないのは、、、何故でしょう。
まあ、、、数年しか居ない場所を改革する気持ちにはならないですよね、、、。
とはいえ、大きな歪みを直す時期かなー、とも思います。
24時間365日開いてる学校、は冗談に聞こえます?
でも、そうなら、、、どーでしょう?何かあったときに飛び込む場所として「学校は常に開いている」って、子どもにとっても、保護者にとっても、もしかすると大事かもしれませんよね??
、、、この先、もしかしたら、そういう時代が来るかもしれませんよ(来ません(笑))。
、、、このくらいの大ぼらをふいて欲しいものです。
おわり。
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