塾・家庭教師は自作のプリントを作る方がいいのだろうか?

いや、プリントだけじゃなくって、、、。

  • 動画
  • 冊子
  • 本(問題集)

と、何でもいいんですが「独自のもの」を作るのがいいのかどうかなー、と。
結論は簡単で「どっちでもいい」んです、最終的に。
結論だけでよい場合は以上ですm(_ _)m

何を使って教えているか?

中学生は「塾用教材・教科書準拠ワーク」を高校生は「学校で使っている各教科・科目のワーク・問題集」を利用して教えています。小学生は「市販の教科書準拠のワーク」を使っています。

教科書準拠ワーク・教科書準拠って?

教科書の内容そのまま載っているような問題集の事です。
教科書準拠のものは「教科書会社ごと」にあるので、「その地域(教育委員会)ごとに決定されたもの」を使う必要がありますが、「学校で習ったもの・習うものがそのまま載っている」ので、学校の予習・復習に非常に使い勝手がいいです。

反面、系統だった知識の習得には向いていません。
例 英語の文法事項、学年ごとに「be動詞・過去形・完了形」が分かれているため「時制」としての理解がなかなか難しい。
→ 文法の問題集を使うと良い(定期テストの点数に直結はしにくい?)

中学生は、使ってる問題集をコピーして何回も解かせたり、おいてある問題集を解かせることもありますが、基本的には「教科書準拠の教材」を利用して教えています。

→ 全範囲・プリントを自作して教える、みたいなことはしていません。

過去、生徒に合わせてプリントを作っていた時期もあるのですが、ここ最近はプリントを作ることよりも「必要な問題集を使う」ことを選ぶことが多くなっています。教員時代に作ったプリントを使ったり・どーしても必要に迫られてプリントを作ったり、、、とプリントを出してやらせることはありますが、それも「必要な問題(集)」の一部、という感じで、、、ウチの家庭教師・塾専用の「スペシャルなもの」は無くて、、、。

問題作るのは専門の人たちにお任せしますm(_ _)m

例えば、私は「理科(生物)」の高校教員でしたので「生物のプリントだとか中学理科のプリントを作れ」と言われれば、おそらく「販売してるものレベルのプリント」を作ることは可能だと思います。
、、、かなりの時間をかけて作らなきゃダメなんで、問題作って教えていると死んじゃう気がします(笑)。

それよりも、今世の中にある「大量の問題集・ワーク」を見て「使い勝手がいい」とか「この生徒に合ってる」というのを探して・組み合わせて「教える方に時間を使う」ことがお仕事の中心かな、と考えるよーにしています。

、、、プリントを1から作って教えたいなー、と思うことも多いんです。
生徒に合わせて「1授業・1枚のプリントで教える」のは結構理想としてはあって、、、ただそれすると生徒ごとに膨大な時間がかかるんです。生徒数が少ないならできるんですが、一定数を超えるとどー考えても無理でして。
で、「餅は餅屋」「問題作るのは問題集屋さん」にお願いした方がいいなー、と。
私(たち)の仕事は「教える」であって「作る」ではない、、、ということにしています。

そう言いつつ、プリントはかなりある。

高校理科・化学基礎とか生物とかは異常な量のプリントがありまして(笑)
教員していた時に作っていた授業プリント・講習のプリント、問題から問題解説まで色々ありまして。
著作権が絡みそうなもの(どっかの問題集の問題を持ってきて解説してるとか、教科書の図を利用したプリントとか)が多いので、ブログに出すこともできないですが(笑)。

進路のプリントとか、、、学校の先生が作りそうなものは一通りあるので、家庭教師・塾の生徒さん向けに「使えるものは再利用して使う」ことはしています。

あと、どーしても「この生徒さんには、プリントが必要」という場合には作っていて、、、。

1人の生徒に使って、それ以降使ったことがないプリントです(笑)。
大体、作ると「別の生徒に使えない」プリントになってしまうので、、、使い勝手が悪いものが多いですね(笑)。
その生徒さんにはわかりやすいプリントになってるのは間違いないのですが。

自作でプリントを作った → 点数が上がるわけじゃない

自作でプリント(や動画)を作ったからといって学力がグングン上がって、点数が上がって、合格!!となるわけじゃないわけです、当然のことながら(笑)。
その「プリント・動画」をやるかどうかが大事なわけです。
その「やる」とか「やらせる」とか「一緒にやる」といった辺りが家庭教師とか塾の仕事、、、「点数上げる」という言葉に表されるよーな「望む成績を取る」とか「必要な学力を身につける」といったこと、、、を大事にしていきたいかな、と思っています。

そんなわけで、プリントとか動画とかありますし、作りますが、、、作ってません(笑)。

まとまらない、まとめ

自作プリントで!とか言えたらカッコいいんですが、その必要が無いくらい「よい教材」が夜に溢れていまして。
それを組み合わせて利用したりして、、、、「その教材の何がいいのかを生徒に伝えて、生徒自身が教材を選べるようになる」とかできると一番だよなー、と思うんです。

私たちが手伝わなくても「自分で学習進めていける」ような方向がいいなー、と。
自作して「ピッタリその生徒にあったもの」とかも絶対に良いので、、、「この子には専用のプリントあったほうが良い」という事は絶対にあるし「問題集は何でもいい、兎に角やらせることが大事」ということもあって、結局「今、何を優先するべきか」に行き着くかと思います。

そんなわけで、自作のプリント作るのが良いかどうかは「どっちでもいい」んですよね(笑)。
何を使おうが「ちゃんと教えることができる」・「ちゃんと学習が進んでいく」ことが大事で、、、そのために「どう教えていくのか」が「教える側・生徒・保護者」で共有されているかどうか、じゃないかなー、と思ってます。

まとまらず、おわり。

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この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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