中3理科・1学期定期テスト対策「メンデルの遺伝の問題」

中学3年理科・テスト対策プリントを出してみようかと思います。
好評であれば、まとめてダウンロードできるようにしてみようか、、、とか思いつつ。

メンデルの遺伝

10年くらい前までは高校で習う内容でしたが、一つ前の学習指導要領の変更で中学内容に降りました。

今回の対策プリントは、すぎやまが高校教員時代につくった定期テストをそのまま抜き出しただけ、のプリントです。
高校では正答率80%以上の「易しい」問題です。さて、どのくらいできるでしょうか?

問題は大問1つだけです。メンデルの遺伝どこまで理解していますか??

注1) P(親世代)・F1(雑種第一代)・F2(雑種第二代)は中学校によっては教えているようですが、発展内容になると思いますので、できなくてもとくに問題ないです。F1を子世代、F2を孫世代としている中学校もあり、間違いでは無いです。

注2) 遺伝子型・表現型、は発展内容です。
表現型 → 目に見える形質のこと、メンデルのエンドウマメの実験でいえば「丸」や「しわ」「黄色」「緑」が表現型にあたる。
遺伝子型 → 目に見えない遺伝をつかさどる粒子を表す記号。大文字が顕性形質を、小文字が潜性形質を表す。
よって、AAは純系の顕性形質を、aaは純系の潜性形質を表す。

プリントには載せていないけれど、面倒なことの解説

メンデルが発見した遺伝の法則は3つ「顕性の法則(優性の法則)・分離の法則・独立の法則」で、この内2つ「顕性の法則」と「分離の法則」は中学での学習内容になっています。独立の法則は発展内容として扱うことになっています(ので、高校でガッツリ学習はしません。二遺伝子雑種も中学で終わっている前提で教科書が作られています)。

顕性の法則 → 対立形質(純系)をかけ合わせた時、F1に出てくる形質を顕性形質という。F1に出てこない方の形質を潜性形質といい、顕性形質と潜性形質では、顕性形質の方が表に出てきやすい性質と言うことができる。

分離の法則 → 生殖細胞を作るときに「減数分裂」をする。これは「対になった染色体が半分ずつ分かれる分裂」です。遺伝子型Aaの生物はこの時、Aの生殖細胞(配偶子)とaの生殖細胞(配偶子)の2つを作り、Aaの配偶子は作らない(遺伝子が分かれ、1つの生殖細胞に一つずつ入る)。これを分離の法則という。

独立の法則 → 複数の遺伝子が関係する場合(例:AABBとaabb、二遺伝子雑種)、異なる対立形質はそれぞれ独立して分離の法則が働く(AとBの間に何か関係性はなく独立している)。これを独立の法則という。

定期テストに向けて、しっかり学習しましょう!!!

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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