三観点評価・一年経った。

昨年度から中学校が三観点評価に変更になり、今年度から高校も三観点評価になります。
1年経ってみて、評価の付け方、変化はあるように思ってます。まあ、、、基本的に「テストで頑張る」+「宿題ちゃんと出す」は変わらないですが(笑)。

評価の付け方に関してのブログはやたらと読んでいただけているようで、、、明らかに学校経由だろうなーというIPアドレスで読んでいただいていたりして、、、評価の付け方考えたりするのは面倒なんだろうなー、とも思っております(笑)。

三観点評価、こんな話を書いていました。

この中で、、

4観点→3観点ですので「1つの観点あたりの点数が大きくなる」わけです。
単純な話にすると、、、4観点だと1観点あたり25点だったのが3観点では1観点あたり33点にUPする。→1.32倍の点数になるわけです。

特に「関心・意欲・態度」=「提出物系」=「主体的に学習に取り組む態度」は内容がほぼ変わらず、点数だけが大きくなっているわけです。

昨年度までは「ノート提出とかは大体20点(〜25点)くらい」で計算してました(し、事実そのくらいで成績評価されていました)。それが「ノート提出とかは大体30点(〜34点)くらい」ということになる、、、んじゃないかと思っています。

結果として今と大きく変わらないです(後述)。ただ「ノート・ワークを提出しないことでのマイナス分(20点→30点)は大きくなる」ので、「提出するのが当然」という流れになっていくように感じます。

「2021年観点別評価のお話」

という「提出物の比率が大きくなるんじゃないか」という話を書いていました。

実際に1年経ってみると、提出物=「主体的に…」の割合が低い学校が増えたように感じています。どちらかというと「定期テストの点数」の割合が増えたような感じ、、、「提出物・ノート・授業態度」(=普段の学習)よりも「テストの点数中心の評価に移行」した感じです。

だからといって、提出物が軽んじられている感じはなくて、、、

ある中学校は各教科ごと「知識・技能200点+思考・判断・表現200点+主体的に100点=500点満点」で評価、となっていました。

「2021年観点別評価のお話」

という中学校があったように、シラバスではっきりと提出物(主体的にの部分)の点数割合が出ていて、提出していないことで明らかに成績が落とされている(定期テスト60点くらいで評定2)生徒さんもいたりします。

定期テストなど、テストの点数(小テスト・章末テストを含む学校も多い)が割合高くなった
というのがこの1年で見えてきたところかな、と思います。同時に、これも書いていたのですが、、、

現時点で「提出物を出すのはほぼ全ての生徒が当たり前にしている」(一部提出できていない生徒さんが居るのはわかってますが、一般論として、ですm(_ _)m)という状況になってきてるので「大きく変わらない」です。
出さないヤツは点数が落ちる(出してれば上がりやすい)という流れも当然の方向かなー、と思います。

「2021年観点別評価のお話」

という面。

「提出するのは当然で、提出していないから『減点』」のような感じがあるような気がします。また、ノート・ワークを提出させるのではなく「授業の中で確認」する先生が増えているように思います。テストごとに集めるではなく、月に一回,2ヶ月一回くらいのペースでチェックする先生が増えているように思います。

結局どうなった?

結局「定期テストでそれなり点数をとること」+「提出物をしっかり出す(≒平常点をとる)」=成績が上がる、は未だ変わりません

ただ、一つずつ細かく見ていくと、、、提出物の出し方が「定期テスト前に一括」ではなく「毎授業・月一回・2ヶ月に一回」になっていたり、定期テストだけでなく「章末テスト」が章ごとに必ずあって、「小テスト」が区切りごとあってそれが評価に加わっていて、、、。

「細かく区切って見る」形になっているので、毎日の学習の積み重ねのある/なしが成績に直結しやすくなっている、と言えるわけです。
苦手なタイプの勉強だ、、、という人が多いんじゃ無いかなー、と思うわけです。

明らかに「生徒の状況を細かく時期を区切って見ていく」ようになっています。

ちょっと嫌な言い方すれば「細かく見てるんだから、成績悪い理由はすぐに説明できますよ」というアリバイづくりのようにも見えるわけです(笑)。元教員だとそーゆーこと考えてしまって、、、よくないですな(笑)。

→ 結局大きな意味で、変わってないです

昔と今、成績の評価の仕方の大きな部分の変更は無い、と言えると思います。

「普段の授業」と「テスト」を頑張る必要があるわけです。
昔と基本的に何も変わってません。

変わったことは「細かく時期を区切ってチェックされる」ことだったり「評価の仕方が三観点評価になった」ことだったり、、、諸々の評価技術の部分で、どちらかと言えば「教える側(=学校側)が変わった」だけです。

評価の付け方を逆手に取って「点数を取ってやろう」と考えない限り、特に困ることはないでしょう(笑)。

→ 逆手に取るには?

今の評価の形で、点数を落としやすそうなところは「小テスト」と「章末テスト」です。特に小テスト
毎回「10点満点中8点」取っていると安心してしまうんですが、それって評価4の基準(8割)かもしれません。評価基準、しっかり見ておく必要ありますし、、、小テストは「9点が最低ライン」と思って頑張れると、5段階評価になるところでプラスに働いてくれると思います。

提出物は各教科で「何を出せと言っているのか」はチェック。
提出物では、最近流行りの「振り返りシート」(=毎回授業の後に記入するプリント)がダメなこと多いですね。
「わかったこと・わからなかったところ」を毎授業記入→先生がチェックしてくれて、、、「3行以上書いてあったらOK、以下だとダメ」みたいな感じで、これも評価に入っていること多いようです(ホントにちゃんとチェックしてる先生はどのくらいいるんだろうなー、生徒ごとコメントに返事はくれているけれど、それを「成績評価」に繋げれるだけのものにできているかは疑問あり)。
保護者の皆様、振り返りシート見たことありますか??結構テキトーに書いてますよ(笑)。大したもんじゃないんですが、、、それで5→4になってたり、4→3という話もよく聞きます。バカバカしいですが、、、「ちゃんと毎日(毎回)自分がどうだったか振り返る練習」という意味ではとても大事です。繰り返しの作業、増えています。

各学校、4月の各教科の最初の授業で「シラバス」だったり「評価の仕方」だったりを配ってくれているはずです。上記の話が書いてあります(直接的には書いていないですね、読み取る必要あります)、要熟読!

まとめ

結局、することは変わりませんが、「何をするか」ちゃんと理解して点数を取りに行くと楽ができます。特に中2(高2)の時期に頑張っておくと、最終学年の1年間少し楽ができると思います。

5月のこの時期だから、、、、評価の仕方もう一回シラバス見て「再確認」しておくといいかもしれないです。定期テスト、5月末〜6月中旬にありますよね?そこに向けて「評価どうされるのか」から逆算した(逆手に取った)学習をするというのも一つの方法だと思います。
ついでに「今の実力を確認」して「進学先」を考えるって時間も取れるといいなー、と思います。

おわり。

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個々人ごとにやるべきことが違うので、一般論だとわかりにくくなる気がしています。
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この記事を書いた人
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