大学入試のお話
大学の一般入試において「評定平均」は全く利用されず当日のテスト点のみで合否が判定されます(ので、共通テスト+各大学での二次試験という二段階が多い)。つまり「戦闘力のみで受験」することになります。
他方、学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)では評定平均が重視され、当日のテストはそこまでの重みが無い、とされています。
高校入試のお話
道内公立高校・一般入試は「評定」を「ランク」に変換して点数化(学習点)、それに当日の点数(学力点)を合算した点数で合否判定となります。つまり「ランク(評定平均的なもの)」と「戦闘力」ともに必要になるわけです(実は嘘です、後述)。
推薦入試の場合はランクでほぼ合否が決まるのは、大学入試と同じです。
つまり、どっちかで十分かもしれない。
大学入試の場合、評定平均か戦闘力のどちらかの点数がちゃんとあれば「大学入試で困ることはない」のです。
両方の点数を取るための学習時間を考えると、とても大変です。両方やらず、片方だけやることで時間は倍取れるわけで、、、単純に「評定平均」を取りやすくなります。その結果として推薦入試で大学に入ることが可能なわけです(その後、大学の授業についていけるかは全く考慮に入れていませんm(_ _)m)
逆に、評定平均はまあ最低ラインで十分(留年しないくらい)だと割り切って、戦闘力だけ高くするように時間をつかえば一般入試で大学に行くことは十分可能です(そこに高校に通う意味があるかどうかは全く考慮に入れていません)。
道立高校入試の場合、ランク+当日点(学習点+学力点)で合否が決まるので、どちらもある程度無いとダメに見えますが、極端なことを言えば「当日点が満点」か「ランクが最上位」であればほとんどの高校で合格になります。
また「学習点:学力点」の比(1:9とか)で合格決定していくので、「どんなランクであっても学力点が飛び抜けている」or「どんな当日点であっても学習点で飛び抜けている」生徒は合格範囲に入りやすいです。(トップ校以外ですが)。
つまり、高校受験でも大学受験でもどちらかをしっかり頑張っておけば合格しやすいわけです。
両方をしっかりやっていくための時間や集中力、一人で勉強するスタンスなどを作っていくことを考えると、、、どちらかにエネルギーを注いで、行きたい学校に入れるだけの力をつけてしまう方が良いんじゃないかなー、と感じたりします。
しょせん、受験という「あるルールの中で点数を取るゲーム」で、、、「仕事ができる」や「頭の良さ」に直結しない入試問題が多いわけです(笑)。だからこそ、割り切って「このゲームでいい点取る」とか「この科目は受験に使うから定期テストでいい点を取れば、ステージクリアだ」とゲーム感覚で評価やテスト点を取ることを考えていくと、、、「提出物での点数(評定平均)やそれを利用した入試(推薦)」が実はとてもお得だとわかるんじゃないかなー、、、と思っています。
あ、もちろん一般受験がとてもお得なことも多々あります。が、外的な要因が大きい(受験者数が多い/少ないなど)ので、、、ちょっと大変だなー、と考えています。
まとまらないまとめ
入試に必要なのは
- 評定平均
- 戦闘力
です。
それぞれを伸ばす勉強方法のアウトラインを書いたつもりですが、、、これを読んだから「誰でも勉強できるようになる」ということではありません。一般的な方法論をその生徒さんごとの方法論にしていく、というところが「教える人」の役割ですし、その方法を自分で体得していく時期が「小学校高学年〜中学校〜高校」のことが多いと思います。その時期に大人側(保護者側)がどういう関わり方をするのか、大事な部分ですよねー。
実は入試のお話と言いつつ実は進路を考えるお話を書いたつもりでおります。
進路、特に受験方法を考えていないと「大量の時間を不必要な勉強に費やすことがある」のです。推薦を考えているのであれば赤チャートをやる必要は無いかもしれませんし、一般入試で行くつもりなら小テストの勉強は最小限で良いかもしれません。
両方の勉強をできるほど器用ではない、と感じているなら「受験方法から逆算する」ことで毎日の学習が楽になること多いと思いますし、結果として「成績が伸びる」ことが多いような気がします。
まずは、今の勉強が無駄になっていないか、、、確認してみることオススメします。
まとまらず。終わり。
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『「定期テストの点数を上げる」と「入試で合格する」は別なんです』というお話を書きたかっただけなのにとても長くなりました(笑)。
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