2020年版・入試のための勉強方法のお話

細かく考えてみる

評定平均を上げる

評定平均(内申点・ランク)を上げるために必要なことは

  1. 定期テストの点数を上げる
  2. 提出物の評価を上げる

が大事です。この2つは「学校の授業をしっかり受けて、その内容を覚えている・書くことができる」ということです。細かく見ていくと、

1. 定期テストの点数を上げる
・テスト範囲の教科書を何回も読みましょう。「読みたくない」のであればスゲー点数を上げることはちょっと諦めましょう。「テストはほぼ教科書から出る」ので読みたくないと、点数取りにくいです。

・読みながら「大事な言葉」をアンダーライン(ラインマーカー)する
か、ノートを教科ごとに1冊作ってそこに「大事な言葉・その意味」を書くとさらに点数は取りやすくなるかも。・学校で使っているワーク(問題集)とかを使って「繰り返し、問題を解く」ことをしましょう「1回やったから大丈夫」ではなく、何度も問題を解いて「絶対に間違えない」くらいまでやっておきましょう。学校のワークから問題がよく出ると思います。やっておくと「あ、この問題だ」と思い出せるくらい楽にテストが受けられます。・テスト用に問題集を買う。
テスト前だけ使う問題集を買うと「最後に確認テスト」として使えますココまでを全ての教科でやるとだいたい3週間はかかります。テスト前、早めに取り組まないと、、、ヤバいです。
2. 提出物の評価を上げる
・ノート
授業のノートは提出するものになります。キレイに黒板と同様に書けていることを評価されることが多いので黒板に書かれたものは確実に全て同じ様に書き写しましょう。(高校生からは)できるなら「授業を聞いて取るノート」と「提出するために清書したノート」の2つを作るとよいです。授業中に書いたノートを家に帰ってから清書する作業で「今日何をやったのか、どんなことを覚えなきゃダメなのか」が整理されるのでおすすめです。提出した後の評価が悪いときには「もう一回提出してもいいですか?」攻撃です。キレイに書き直したり、抜けていたところを書くことで評価を上げてもらえることがあるのでオススメです。

・プリント
授業がプリントで進んでいく教科の場合、ノートと同じ扱いで提出があります。それ以外にも授業や実験・実習で使ったプリントを評価に加える先生も多いです。
「キレイな字で書く・書いていないところが無い」はノート提出と同じです。
「終わったから捨てる」ではなく「テストまでは取っておく」ことが大事です。その実験・実習がテストに出ることも多いですよ!・実習、実験
実習や実験はプリントで提出するものもあれば、「パソコンで直接提出(情報の授業)」や「作品提出(美術)」「演奏・合唱(音楽)」「100mのタイム」「走り高跳びの記録」なんてのもありますよね?
各授業の中で「こういうところを評価するから」という説明が必ずあります(無いのはダメなんです)。その評価の基準に合わせて点数を取っていこう
「〜が嫌い、〜は苦手、〜は下手だから、点数が低い」とはならないように評価の基準ができてることが多いです。例えば「走り高跳び」はどう考えても背が高い人の方が有利です。評価の方法として「『記録ー身長』を点数にする」といった形でそういった有利/不利が無いように決められていることが多いです。自分なりにやったことを評価してもらえるようになっているので「全力でやる」ことが大事です。音痴でも力いっぱい歌うことで評価してもらえることあると思いますし、運動が苦手でも体育が5になることよくあるわけで、、、しっかり(うまいこと)やることが大事です。
・小テスト
漢字テスト・英単語テスト・計算問題・都道府県名、、、、あらゆる小テストがありますよね。
「春はあけぼの、暗唱」「平家物語、暗唱」とかもあるんじゃないかと思います。
小テストは定期テストまでの間に何回かあって平均点が評価に加えられること多いようです。できるだけ毎回満点を目指しましょう。・ワーク(問題集)
提出物四天王の最終関門、ワーク・問題集です(全然四天王じゃないけど)。
学校で使ってるワーク・問題集は定期テスト前(後)に集めて評価されることが多いです。最近では、授業中に細々とチェックされて、テスト後に「チェックが全部ついているとA評価・1個無いとB評価・2個以上無いとC評価」みたいな先生も多いようです。テスト前だけやってなんとかなる、、、ではなく「毎日コツコツとやっておかないとダメ」が今の定番になっています。

それ以外にも資格試験・部活動・委員会活動、、、も評価点上げることがあります。

大学入試では明確に「点数になる事柄」が募集要項に記載されています。資格・ボランティア経験など、点数化してもらえることが決まっているので狙いの大学がありその資格に興味がある(ボランティアをやっていた)等の場合は「ラッキー」という感じだと思います。

高校入試の場合は「英検などの資格」・「部活動での入賞」・「生徒会役員、部活動の部長、委員長」などを「学校ごとの基準で点数化」して内申点(ランク点数)に加えることが多いので、そういったものも率先して取る(やる)ことが評定を上げることになります。

大学入試では「狙って点数上げる」は難しいですが、高校入試の場合は「委員長・部長」や「英検・漢字検定」は確実に点数化されるので、狙って上げること可能です。十分狙う価値あると思います。

戦闘力を上げる(=入試問題を解けるようにする)

戦闘力を上げるためには

  1. 定期テスト・基本レベルの問題が解けること
  2. 定期テスト・発展レベルが理解できること・公式や定義が使いこなせること
  3. 読解力を上げること

が大事です。それぞれ細かく見ていくと、

1. 定期テスト・基本レベルの問題が解けること
基本レベルの問題、教科書に出ている「問1」とかを絶対に間違えないくらいまで何度も解いておくこと。そのパターンの問題が出てきたら脊髄反射くらいのスピードで解き方がわかる、、、というのが必要です。英語であれば単語・熟語・文法の穴抜き問題で困ることがない状況、、、と「入試問題前半で出題される簡単な問題をほぼ間違えない状態」にしていく=「基本レベルの問題が解ける」=「繰り返し簡単な問題をやって間違えない」ことが第一段階。
簡単な問題の反復練習を怠ると、発展レベルの問題を解くとき、例えば数学では「計算間違い」や「解き方間違える」で「式がちゃんと出来ているのに間違える」が起きます。繰り返し・反復、は必ずしましょう。

2. 定期テスト・発展レベルが理解できること・公式や定義が使いこなせること基本レベルがほぼ間違えないようになったら、発展レベルを解いてみましょう。
「何がどうなっているのかが全く分からない」時は公式・定義(・ルール・文法などなど)をもう一度しっかり読んで覚え直しましょう。
それでもわからない時は「基本レベルの問題をもう少し解いてみる」+「質問して解き方・考え方を聞く」といいでしょう。
公式や定義は一方向ではなく両方向で使いこなすことが大事です。
・細胞の一番外側にある膜をなんとよぶか → 細胞膜
・細胞膜とは何か → 細胞の一番外側にある膜・二重膜になっていて選択的透過性を持つ
片側から、一方向だけでなく、逆からでも答えられることが大事です。
「使いこなす」ために、両方向から答えられる+公式・定義の意味を理解することをしておくと発展レベルの問題を解くことは難しくないと思われます。3. 読解力を上げること
最近の入試の傾向として「問題の題意を読み取り、それを表現する」という問題が多く出題されています。センター入試が変更になって「記述が増えるけど、今年はナシ」の部分だけがクローズアップされがちですが、出題のされ方が「読解力を重視する方向」に舵を切っているように感じます。
高校入試・大学入試ともに、数学で「対話している2人の生徒が問題の解き方を議論している」というシチュエーションの問題がよく見られますし、英語・国語では「チラシを作るときにどうするか」といった、内容を考える・記載する内容を選ばせる(書かせる)問題がよく見られます。
どちらの問題も「問題文を表面的に読んだだけでは解けず、何を言おうとしているのか考える必要がある」→「読解力を必要とする問題」になっています。
単純な一問一答的な問題ではなく「何故そうなっているのか理解をした上で解答する問題」が主流となってきているため「読解力は必須の能力」です。

どの項目も「毎日の授業以外に問題集なり何か取り組む」ことが求められること、、、ですね。つまり「学校の授業以外での学習」=「定期テストの延長線には無い学習」になります。

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