逆算して考えるお話。

大学受験を考える→高校生→高校受験の時

教育課程表を見る

さて、高校受験で高校を選ぶ時に「教育課程表」というものを見る人は居ますか?居ないですね(笑)

道内(札幌)で塾してますので道内高校を例にお話しますが、、、

札幌北高校・令和2年度入学制の教育課程表

ホームページより一部転載

教育課程表は高校3年間、どの教科・科目を勉強するかが書かれている表です。
上の表で数字が入っていない教科・科目はこの高校で授業を受けることはありません。つまり「その教科・科目で受験する大学へ行くことは難しい」と言えます。
あ、札幌北高校の場合、ほとんどの一般入試に対応した教育課程になっていますので受験できない大学は無いと思います(特殊な大学を除く)。

例えば、工業高校の教育課程を見ると「理科の基礎科目はやるけれど上位科目(物理・化学・生物)はやらない」という高校が多いです。それは専門科目(工業に関係する科目)をする関係で「理科は基本的なことしかやらない」と決めているからです。ですので「物理が必要な大学受験は無理(≒工業系の大学への進学が意外と難しいこともある)」ということが高校入学前にわかるわけです。

これ、工業高校だと「そりゃそういうこともあるだろう」と言われるのですが、、、。
「全日制・普通科高校でも同じことがある」と言うとビックリされたりするわけです。

例えば、道内の某普通科高校の教育課程を見ると理科は「物理基礎・化学基礎・生物基礎」と「生物」の授業があります(物理・化学はない)。生物は3年生の選択科目に入っていますんで「基礎の科目3つで卒業」という教育課程になっています(法律的には正しいので何も問題ないです)。

この高校では「受験に物理を使うことはない」し「受験に化学を使うことはない」という判断をした教育課程が組まれている、ということです。もし「大学に行きたい・一般入試で受験するつもりだ」と考えているなら、この高校に行くことはもう一度しっかり考えてから、、、のほうが良いですよね(笑)。

教育課程表からわかること

  • 高校によっては「大学受験に必要な授業が無いことがある」
  • 特に工業高校や商業高校に行く時には受験科目がちゃんと取れるか注意が必要

また、大学入学後に「当然やってきている前提で授業が進む教科・科目」があったりします。
工業系に進学した時の「物理」生物系に進学した時の「生物」といったところがよく話で出てきます。自分が行きたい学部学科に向けて、授業があるのか選択科目で取れるのか、チェックしておく必要あるかもしれないです。

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