29年度北海道高校入試
平成29年度公立高校の学級数が「増えます」。
公立高等学校配置計画(29年度〜31年度)より
札幌西陵高校 1学級 増
札幌白石高校 1学級 増
札幌厚別高校 1学級 増
北広島西高校 1学級 増
下3つ(+平岡・真栄)が今回の話題の中心です。
参考資料:
高校入試ボーダー ランク・素点地図
公立高等学校入学者選抜実施状況報告書(ページ下部に各年度あり)
平成28年度公立高等学校入学者選抜の出願状況
平岡高校と真栄高校と白石高校と厚別高校と北広島西高校
27年度に札幌西陵高校(1学級減)、札幌真栄高校(2学級減)、札幌平岡高校(2学級減)、札幌開成高校(8学級減:中高一貫へ変更)となっていました。
地図を見れば一目瞭然なんですが、、、
地域的に見ると白石区東側から厚別区を挟んで北側に「白石・厚別高校」南側に「平岡・真栄高校」が、そしてその東側に「北広島高校」があります。また、どの高校もおおよそですが「E〜Hランク」の生徒が入ることが可能だと言われています(白石高校が頭一つ上で「〜Fランク(Gランク?)」ですが)。
つまり、この地区における『「中位層」の入る場所が増える』と捉えることができるわけです。特に「Gランク周辺」の生徒さんに取っては朗報になると考えられます。
起きたこと、起きるであろうこと
起きたこと
真栄高校ボーダーラインの変化
平成26年度
Eランク・113点 Fランク・133点 Gランク・149点 Hランク・163点
平成28年度
Eランク・145点 Fランク・155点(それ以下での合格があったのか未確認です)
平岡高校ボーダーラインの変化
平成26年度
Dランク・152点 Eランク・176点 Fランク・184点 Gランク・186点
平成28年度
Eランク・165点 Fランク・175点(それ以下での合格があったのか未確認です)
単純に比較して、真栄だと2ランク上の点数(26年度は149点あればGランク以上は合格だったが、28年度だとEランクないと合格しない)、平岡だと1ランク上点数を取らないと合格してない事がわかります。これが、2学級減(合計4学級減)で起きたことでした。
単純に同じ事が起きるとは言い切れませんが(笑)数字だけで処理すると、、、「2学級増」ですので、起きる影響が半分で逆だと考えられますので、、、
「1ランク下の点数で合格することが可能」になるかもしれない、わけです。
起きるであろうこと
厚別高校ボーダーライン
平成28年度
Eランク・140点 Fランク・150点 → 平成29年度はFランク・140点、Gランク・150点??
北広島西高校ボーダーライン
平成28年度
Fランク・115点 Gランク・125点 → 平成29年度はGランク・115点??(Hランク以下はダメ、という高校が多いので、Hランクは入れていません)
白石高校ボーダーライン
平成28年度
Dランク・165点 Eランク・175点 → 平成29年度はEランク・165点、Fランク・175点、Gランクもありか??
もう一つの指標「倍率」
倍率も大事な指標となります。受験生が多いのか少ないのか、、、だけではないのです。
1.0倍を切った時点で「全入」=「全員合格」がほぼ決まると言われています。
(全て、最終発表時の倍率です)
平成26年度から平成27年度、平成28年度の倍率は
真栄高校 1.1倍→1.4倍→1.3倍
平岡高校 1.2倍→1.4倍→1.3倍
と変化しています。影響が半分で逆だとして0.1ポイント程度増える事が予測されます。
平成28年度から平成29年度(予測)の倍率は
厚別高校 1.1倍→1.0倍
白石高校 1.4倍→1.3倍
北広島西高校 1.0倍→0.9倍
となり、厚別高校や北広島西高校はかなり狙い目になるのではないかと思われます。
おわりに
同じことをたくさんの人が考えているに決まっています(笑)
ですから、倍率に関しては全くあてにならないと思います。
ただ、ボーダーラインに関しては比較的近い結果が出るんじゃないかと思っています。『受験する層は大きく変化しないけれど「受験者数」が増えることで「受験者の幅」は大きくなり、結果として合格点が下がる』という現象は普通に起きることかな、と。
何にしても、合格するために「ランクを上げて」「当日の点数を取れるようにする」ことに違いはありません(笑)毎日の勉強をしっかり!は変わらないのです。
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