2018年度入試・小論文で合格でました〜小論文の書き方〜

推薦入試に向けて・作文と小論文の話

9月中旬に今年度受験・合格第一号がでました。
AO入試での合格でした。おめでとう!!!!

塾で7月末から「小論文対策」をはじめて、一ヶ月。ギリギリで間に合いました。
「短期間で何をして書けるようになったか」が、今回のお話です。

短期間で何をして書けるようになったか

特別なことはしていません。おそらく学校でされる「小論文指導」と大きく違いはありません。違いがあるとすれば「その生徒にピッタリあった進度と深度」だけです。
、、、それが学校だと難しい状況なんですよね。

実際に何をした(させた)か

  1. 作文を書かせる(例題:「その学校を受ける理由」=志望動機)
  2. 作文で起承転結を意識して書けているか、確認(内容については気にしない)
  3. 起承転結・序破急、など文の基本の型を教える
  4. 小論文と作文の違いを小論過去問をやらせながら指導
  5. 小論文過去問を繰り返し書く+添削を繰り返す

週1回授業+宿題の形で約1ヶ月間やりました。

第5段階まで進みましたが、実際に書けるようになったのは「ほぼ作文、ほんの少しだけ小論文」のレベルでした。
ところが合格しました(笑)。「小論文としてしっかりしたものが書けるようになった」とは思っていませんでしたが、上で書いたように「ギリギリ間に合った」と思っていました

何故、「ギリギリ間に合った」と思ったか

過去問を取り寄せて確認してみると、AO入試・推薦入試ともに、「小論文じゃなくて作文+α」くらいを聞いてくる問題でした。しかも例年、同じ様な設問、「何故、うちに入りたいのか(自分の志望動機を書け)」か「何故、その学科の仕事は存在するのか(世の中でどう考えられているのかを書け)」のどちらかの設問だけでした。

という分析の結果、「志望動機+α」が書けて、「その学科の特徴」と「その学科の社会的な意味」が書けるように訓練すればなんとかなるはず、、、、でなんとかなった(=合格した)わけです。

しっかり対策すると、小論文は「ギリギリだけど、なんとかなる」こと多いようです(経験的に)。

「いや、元々文章書ける生徒さんだったんでしょ?」

いえ、ヤバかったです。、、、というか、教員時代を含め、まともに作文を書ける生徒って、ほぼ見ていないです。「それなり書ける」という生徒で「です、ます、で書ける」くらいのレベルで、、、敬語や起承転結が書ける生徒はほぼいませんし、「何故かとゆうと」と書いてくる、、、ってのが高校3年でも普通のレベルです。

そういう意味で「普通の高校生な文章能力」(=「小学3年生〜5年生くらいの文章能力」)からスタートして、、、で詰め込みで1ヶ月でなんとか、作文は書けるようになります。 それほど、書いていないんだなー、と教員時代から思っていました。

書けなくても書けるようになる。

ほとんどの生徒さんは「文章を書く」ことをしてきていません。
学校の授業で作文を書いていますが「ただ書くだけ」で「相手に伝えること」を意識した文を書く訓練にはなっていないことが多いです。小学校〜中学校で「作文・手紙・感想文」など自分の思うことを書くことをしてきているはずですが「ただ書いただけ」で終わっていて、その文に対して「こう変えるともっとわかりやすい表現になる」といった技術論を教えることをあまりしてきていないように思います。そういった意味で「文章を書く」までいかない指導しかされていない人が多くいると考えています。

ですので、まずは書いて見ることが大事。特に、技術的な部分は「繰り返して何度も書く」ことで身につきます。「癖付ける」と言ってもいいものだと思っています。それを嫌がっても無理です、走ることを覚えるために走らないことは無いのです。文を書くために「文を書かない」って、、、無いでしょう?(笑)

そんなわけで、高校などの小論文指導は「まず書いてこい、それから話をするから」と言われること多いです。、、、書かないことには「何が書けないのか、何が書けるのかはわからない」ですし、書くことで「自分が書けないことを理解する」ので素直に指導を聞いてくれるようになりますし、、、。ただ、「書いてこいと言われても書けない」という話もよく聞きます。

今回、合格した生徒さんも「書いてこいと言われたけれど、何していいかわからない」からスタートでした。ウチでやったのは「うっさい、書け」です(笑)。ただ、理由は説明しました。書かないと書けるようにならないこと、語尾に注意すること、自分が読むのではなく他人が読むことを意識すること、、、30分説明したかな、、、で、書かせました。その後、宿題で常に「原稿用紙2枚」渡して書いてくるを繰り返しました。

細かいやり取り・状況は割愛(笑)。出した課題も生徒ごとで大きく変わるものなので、それもここでは書けません。ただ、持ってきた課題は当初半分以上に赤ペン入って、語尾を直す、文の順番を入れ替える、ココは使える、、、を書いて、その説明+討論に1時間かけました。時間をかけるべきは「文を書くこと」ではなく「何を書くか、どう伝えるか」です。「何を書いてどう伝えるかを意識付けする」ことが小論文・作文の指導で大事なことだと考えています。

まとめ

書けるようになります。作文でも小論文でも。ただ、書けないのに「書きたくない」と言っている間は書けません、当然ですね(笑)。
作文や小論文は「やっただけレベルが上がる」ものです。しかも目に見えて変わります。しっかり時間をかけてやることをオススメします。

2年後、大学入試が変わります。推薦やAO入試も変わっていくと思われます。その中で「自分の意志を相手に伝える能力」は重視されているように感じています。推薦入試において、作文・プレゼン、色々な形で自分の考えを伝えることが求められるようになっていくと思われますし、一般入試(テスト形式)でも記述が増え自らの考えをどう書くか、という技術は必要になると思われます。そういった部分を見据えて、作文や小論文の指導をしています。今(2018年度)高校1年生のみなさま、「文を書く力」は絶対に必要になります、授業内だけでなく、自分で取り組んでみることをおすすめします。

ちなみに、高校入試(推薦)でも作文があるところ、あります。作文と言っても書く内容は決まりきったモノです。これも少しの訓練(勉強と言わないです、、、)で書けるようになります。繰り返し、書いてみると良いと思います。

毎度のことですが「一人でそんなのやれない/やりたくない」時は、一緒にやりましょ。本気でやれば1ヶ月。頑張ってみません??

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この記事を書いた人
すぎやま

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名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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