大学入学共通テストのお話 推薦も変わります! 

大学入学共通テストのお話 推薦も変わります!

平成29年度・中学3年生から大学入試方法が大きくかわります。
具体的な内容は文部科学省HPにある資料に詳しく書いてあります。

ここでは「推薦・AO入試」についての変更部分について、読み解いてみます。

今回の内容

  • AO入試 → 総合型選抜 に名称変更(名称以外もいくつか変更)
  • 推薦入試 → 学校推薦型選抜 に名称変更(同上)
  • 入試の諸問題の解決を考えて入試日程・方法の変更をする

というお話です。詳しくは続きを。

学力の三要素

大学入試において(おそらく高校入試においても)合否判定の基準とするものは「学力の三要素」であるとされています。

学力の三要素 … 「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」

どんな入試の形であっても「この3つを適切に評価すべし」というのが文部科学省の考えです。

AO入試で、前2つを使ってない(知識、思考・判断・表現)大学は結構あるわけです。そして学力ないならAO入試を上手く利用して大学にまず入ってしまえ!と私は言っていたわけですが、それができなくなるのかもしれないです。

変更点まとめ

新名称(旧名称)受験日程変更点
一般選抜(一般入試)2/1〜3/25テスト/〜3/31まで合否発表テスト以外(調査書・志望書)の活用
総合型選抜(AO入試)9月スタート/11月以降合否発表テスト形式必須(?:大学ごとのもの/大学入試共通テストの選択はありそう)
学校推薦型選抜(推薦)11月スタート/12月以降合否発表テスト形式必須・推薦書内に学力の三要素について記載が必須

つまり、、、

  • 総合型選抜(新AO入試)「面談以外に何らかの形でテストを受けてもらって『知識』とかを点数化するぜ!」
  • 学校推薦型選抜(新推薦)「面談以外に何らかの形でテストを受けてもらって『知識』とかを点数化するぜ!」「推薦書に学力の三要素の評価を記載してね、それで合否決めるよ!」
  • 一般選抜は「調査書の記載内容変えるから!」

という話です。

AO入試が「ザル入試」となっていたものを「テスト形式を導入する」ことで一定レベルを保とうとするのは大事なことだと思います。
テスト導入に反対する意見もあります:脳科学者・茂木先生
個人的には、、、『大学に入る前後でとても学力(と思考する力)が伸びるけれど、一般入試で合格できるほどの「基礎力」を持たない生徒』を多く見ているので、現状のAO入試の形(学力ではなくこの先を面談で見て合否判定)はとても必要だと感じているのですが(茂木先生の言う「学力は多様性の中で判断すればいい」に部分的に賛成です)、「大学が授業時間外に呼び出して、分数を教える補習授業をする」事が正しいとも思っていません。色々天秤にかけて、私としては「賛成」です。「総合型・推薦型」ともに「ある一定程度の学力が必要である受験方法」になることは大事なことだと思います。

学力ない、勉強苦手、でも大学行きたい、、、はどうするか?

調査書の記載内容も大きく変わります。そこに道(抜け道)が見えます。

入試は随分先(H29年度中3が高校3年まで)ですが、調査書は高1からですので、このあたりをしっかり見ておく必要あるかと思います。結局のところ「提出物をしっかり出す」「テストに向かう姿勢(と取れるべき点数は取る)を見せる」こと(≒マジメに頑張る姿勢を見せておくこと)が勉強苦手(キライ)な人にとって「最も楽に大学に進学する方法」だと思います。

1人でマジメなフリして勉強できない人は是非一緒にやりましょう!
問い合わせからご連絡お待ちしております。

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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