学習指導要領、読んだことあります?

学習指導要領、読んだことあります?

実は難しいこと書いてません。各教科・科目で何を教えるのかだけが書いてある「ガイドライン」です。先生によっては学習指導要領を読まずに教科書だけ読んで教えています。教科書は「学習指導要領に則って作ってある」ので、それをしっかり読みこめば問題はないのですが、、、(笑)。

で、保護者の方々にはぜひ一度目を通してもらいたいなあ、と思うのです。

例えば、、、中学校の学習指導要領・外国語を見てみましょう。

第2章 各教科 第9節 外国語

第2 各言語の目標及び内容等 

英語

2 内容

(3) 言語材料

ウ 語,連語及び慣用表現

(ア) 1,200語程度の語

(イ) in front of,a lot of,get up,look forなどの連語

(ウ) excuse me,I see,I’m sorry,thank you,you’re welcome,for exampleなどの慣用表現

と明確に「1200語程度の語(単語)」と3年間で教えられる単語数を書いているわけです。(これを元にしてるので中学生用の単語本が1200が多いわけです)

もちろん、これ以外にも、文の構造などの「教える内容」指導するための「内容の取り扱い方」なども書かれています。

私が学校のお勉強関係で何かわからないことがあった時、とりあえず見ることにしています。これが全てにおいてルールブックですので、これを見ればほぼ解答がでてきます。「解説」というものもありますので、文部科学省の意図を詳しく知りたい場合はそっちを見れば間違いなくわかります。

私自身の利用の仕方は「何を教えるべきなのか」ではなく「何を教えなくていいのか?」に悩んだ時に見るようにしています。難しい内容はどれだけでもありますが、この学年この段階でどこまで教えるようにガイドラインが引かれているのか、を確認するのは大事だったりします。勉強が苦手な子の場合は「どこまで教えておくか」というのは家庭教師をする上で非常に大事なことだと考えています。

保護者の方から「最近の教科書は難しくなって私たちの時とは随分変わっていて、、、」という話や「成績の付け方が変わったので(相対評価から絶対評価、観点別評価、などなど)わからない」というお話をいただくことがあります。

確かに、ずいぶん変わりました。ただ、何が変わったのか「教科書」を見ればわかります。もっというと、「学習指導要領」を少しだけ読めばわかります。

いや、面倒なのはよくわかります。でも、学校の先生がホントにお子さんを正確に評価しているかどうか悩まれる状況があるなら、ぜひ一度確認してみてください、もしかすると、指導要領にない話を教えていたりして(それ自体はダメではないです)、そこに大きな評価ポイントが置かれているのなら、、、問題かもしれないです(ケースバイケースです)。

(また、観点別評価も分かりにくくなっている原因かなと思います。

時間がある方は是非一度目を通されることをオススメします。

この5校種について、各教科・科目などがあります。

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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