元北海道高校教員の入試面接講座

面接講座というほどでもないです。ただ、こんな準備すると楽ですよー、というお話です。
一度削除していたのですが、入試面接の練習が始まる前に、出しておこうと思います。(一般入試に面接がある場合向けのお話ですm(_ _)m)

面接は練習しっかりしましょうという話と、面接の質問、こんなのあるんじゃないかな、というお話を書いておきました。私がこう思っている、というお話であって「北海道の高校全部がこうしているよ」という話ではありません。そこだけ、よろしくお願いします(笑)

そんなわけで、北海道高校入試・面接のお話です。

基本ルール

北海道の高校入試で面接を行っている学校が「何を見るのか」、、、

学校ごとに異なります。ただ、間違いなく同じなのは「落とすために面接をする高校はない」ということです。どちらかというと「どんな生徒が入ってくるのだろう?」という部分が大きいと思います。

もちろん当日点もランクも同じ受験生が居た場合「面接を点数化したもの」が最終的な合否に関係します。当日点・ランク・面接まで同点の場合は??学校によって判断が異なると思いますが、両方合格になるんじゃないかと思います(合格者数が1人2人多い時ありますよね?)

当日焦らないために

準備は万端にしておく必要があります。
急に聞かれてテンパってしまって「何を答えていたかわからなくなった」という話はよく聞きますよね?
たくさん話す内容を考えて覚えていきましょう。1回しかない高校入試です。後悔しないように準備を!!

練習

きっと、中学校の先生が基本的な「出入り」や「話し方」を教えてくださると思います。でも実は丁寧に普通にしているなら問題になることはないです。
もちろん、姿勢良く立って姿勢よく座っていると面接をしている時に「スゲーなあ」と思うことはありました。そういった受験生は面接も非常にいいことが多いです。きっと練習をたくさんしたんだろうなあ、と思います。

是非たくさん練習してください。学校でみんなと練習するのが一番です。1人でやってもなかなか上手くはならないです。恥ずかしがらず、積極的に!!

準備するもの

  1. 質問への回答
  2. 制服
  3. 面接練習をしてくれる相手
  4. その他

1.質問への回答

色々な質問が来ると思います。
必ず聞かれるのは「志望動機」
次に「長所と短所」「高校に入って何をしたいか」
「得意教科、不得意教科(とその理由)」あたりを準備しておきましょう。

(中学校によっては「テンプレート」があって学校名とか部活とかを入れると自分用の志望動機ができるようなところもあるようです。しかし同じのばかり聞かされるとお経を聞いている気分です。自分らしさを少し加えるといいと思いますよ)

2.制服

準備も何も、、、と思うかもしれないですが、意外と大事です。

その制服、綺麗ですか?腰パンしすぎて裾が破れていませんか?****スカートを巻きすぎて跡がついていませんか?、、、見てますよ、そこまで。持っていった上靴に落書きが入っていませんよね?
試験の巡視をしていた時に、英語の落書きが入った上靴があってスリッパに変えてもらった、なんて笑い話を聞いたことあります(I love ###(人名が入ってました)とか、、、恥ずかしい)。

身だしなみ、気をつけましょう。見ている先生は見ていますよ、アタマの先からつま先まで。香水をつけてきた受験生も居ます。それは必要???と真剣に考えればわかることですね。保護者の方も当日是非見てチェックをしてあげてください。

3.面接練習をしてくれる相手

まずは、中学校の先生。大事です。できるだけ「怖い先生」にお願いしよう。当日怖い面接官にあたることもあるんです。慣れておかないと本当に話せなくなりますよ。

あとは家に帰ってからも練習できるように保護者の方にお願いしてみましょう。面接の形になっていなくても「志望動機」を言うのを聞いてもらうだけでも練習になります。毎日家で練習するだけで言葉がスラスラっと出てくるようになります。大事です!!

4.その他

「調査票」というやつがあります。中学校が作って受験する高校へ送ってくれているものですが、そこには「各学年での欠席・遅刻・早退回数、主な理由」なんかが書いてあります。

「欠席回数、遅刻・早退の回数」や「その理由」をなんと書いているのかは聞いておくといいです。それ意外にも「何書いてあるのか?」聞いておくことをオススメしています。あなたの書類です。その内容もわからずに面接を受けるのは怖くないですか?それを元に面接されるというのに。

内容を全てみることはできないと思いますが、欠席日数とかは聞くことできるはずです。自分でちゃんと聞いてメモっておきましょう。

高校入試面接の質問内容

質問を大雑把に分けると、

  1. 基本的なこと
  2. 志望動機
  3. 就学の意思の確認
  4. 生活について

の4つの質問を聞かれます。

1. 基本的な事

「受験番号と出身中学校、お名前を教えて下さい」というやつです。一番初めの質問です。細かいことを言えば「人定質問」ということです。本人が受験に来ていることを確認して進めないとダメですから。面接官(その高校の先生)の手元には写真と個人調査票があります。

2. 志望動機

「何故本校を受験しましたか?」というのが一番ストレートな聞き方ですね。

「札幌市内にはたくさんの高校がありますが、その中で本校を選んでいただけたのは何故ですか?」というちょっと嫌らしい聞き方もありえます。

何にしても、「なんでウチの高校に来たいの?」ということは聞きます。

理由は簡単です。

「本当は高校なんか来たくなかった」「ココの高校に来るつもりはない」「何でそんなことはなさなければいけないんですか?」という回答が無いかの確認です。
この回答は「絶対にアウト」です。次の質問にも繋がるのですが「就学の意思が無い」回答はかなり厳しい評価が付きます。義務教育ではありませんので、「学校に行きたくない」のなら「行きたい人」を優先して入れます、という話です。

もちろん、普通に答えていればそんなことにはならないですね(笑)

それ以外には「高校進学するのに相談した人は居ますか?」というのは結構聞かれると思います。そこで「先輩に相談しました」と回答すると「本校の生徒ですか?名前を教えてもらえますか?」と聞かれることもあるかもしれません。

3. 就学の意思の確認

ここでは「高校生活をどう過ごしていこうと考えていますか?」という聞き方をします。

部活を中心に考えているのか、進学・就職の為なのか、、、という部分を現在どう考えているのかを聞きます。

その流れで

「得意な教科・不得意な教科は?」「中学校にやっていた委員会やクラスの役はありますか?」「部活動は何をされていましたか?」

などを聞きます。

4. 生活について

「ご自分の長所と短所を教えて下さい」「おやすみの日は何をしていますか?」
といった人となり、生活の話を聞きます。

あとは、、、、

「中学校の校則はどんなものがありましたか?(守れていましたか?)」「※※高校には$$$という校則がありますが、ご存じですか?」といった「校則を守ること出来ますか?」という確認をされることがあります。

中学校時代「染髪」している受験生が受験時に黒染めしてきても100%わかります。高校では染髪自体が校則でダメになっていることが多いですので、その確認と、本人がどう考えているのか、を聞きます。ピアスを開けている場合も100%わかっています。男子・女子共に受験の写真はかなりの数の教職員が見ます。学校によってはメモを書いて貼ったりします。「茶髪?」「ピアス跡??」「###の弟」といったメモです。それをみて面接をするわけです。ちなみに、5教科の試験監督の時に茶髪+ピアス跡の確認をして回ってました、私は。入学時に必ず指導される内容です。どこでデータを集めるか、、、一番は試験の最中です。髪の毛の根本まで見えます、頭皮も見えますよ(笑)。

それぞれについて、どう答えるかを考えて準備しておきましょう。

評価の方法

評価の方法も学校ごとに異なります。学校ごとに基準がありますので「これを知っていれば間違いない」という話はありません。

「良い・普通・悪い」くらいの評価をしているようですね、大雑把に言えば(守秘義務が発動中、細かくは言えません、、ゲフンゲフン)。

「悪い」がつくのはよっぽどの事(上記質問内容参考)を言っているか、、、、

「思いっきり香水を付けてピアス付けて茶髪で腰パン(スカート巻いて短く)して、ちゃんと座らず、答えが丁寧でない」とかじゃないかなあ(個人的な幻想です)。

ここは守秘義務違反になりかねないので、このくらいで。

まとめ

やることは簡単です。

  • 「志望動機」など面接で聞かれそうな事を書いて覚える(自分で作らないと覚えるの大変ですよ)
  • 面接練習をたくさんする

これでOKです。

細かい部分知りたい方はお問い合わせよりご連絡いただければと思います。

この記事を書いた人
すぎやま

札幌の家庭教師屋さん・家庭教師がつくる塾BASEの人
名古屋出身・富山大学卒・富山で小学校講師・北海道で公立高校教員・家庭教師をしていたら塾ができていました。

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